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【マッチレポート】国王杯決勝 アスレティック 0-4 バルサ

念願だった初タイトルを快勝で獲得!

前半は守るアスレティックを崩せなかったが、後半の12分間で4得点。
2得点のカピタンメッシがトロフィーを掲げる眼福。

FCバルセロナがアスレティック・クルブに0-4で勝利し、クーマン時代での初タイトルを獲得した。守り主体のバスクチームを崩すのに少々時間を要したが、一度栓をこじ開けてからは怒濤のラッシュにより12分間で4得点(グリーズマンデ・ヨングメッシ×2)。歴代最多となる31度目のコパ優勝を果たし、ラ・リーガ逆転優勝を目指すチームに勢いを注入した。メッシが優勝杯を掲げる姿には格別なものがある。

試合のポイント

バルサが支配:1週間前のエル・クラシコ後半で機能した4-4-2を再採用するのではないか、とも言われたクーマンだったが、必勝のコパ決勝に賭けたのは3-5-2だった。先発にはコパ準決勝の怪我で離脱していたピケが復帰し、統率力を発揮。バルサは立ち上がりから精力的にプレッシングを仕掛け、アスレティックを自陣深くへと押し込んだ。スーペルコパで惜敗したことによる“トゲ”を抜きたいバルサと、2週間前の前年度コパ決勝でラ・レアルに呆気なくやられたアスレティックの精神状況も表れているようだった。



●エストレーモと化した両ラテラルを有効に使い、サイドからサイドへと展開。ペドリとデ・ヨングのインテリオールも非常に良くボールに絡み、グリーズマンのディアゴナルな動きもビルバオを混乱させた。バルサのハイテンポなパス回しにアスレティックは徐々に慣れていくのだが、8割を超えるボール保持はボディブローのように効くことになる。守ってはピケがウィリアムスを封じ、ゴールに迫られたのはFKからの一度のみ。前半は得点なく終わったものの、後半のショーへの下準備は進んでいた。

トピックス

メッシに新たな記録:レオ・メッシがバルサ選手としてクラブ新記録となる35度目のタイトル獲得。2得点をあげ、MVPにも選出された。メッシの決勝戦での総得点は31となり、コパ決勝での9得点は大会歴代最多。

メッシ「人生のすべてであるこのチームで、カピタンとなるのはすごく特別なこと。コパを掲げられるのはとても特別だよ」
「アスレティックがいつも同じ方法、4-4-2のカウンターでプレーするのは分かっていた。僕らはボールを保持してスペースを作るために忍耐強くプレーした。前半にボールをかなり動かして、後半にアスレティックのリズムが落ちたところで多くの得点機を作り出せたよ」
「難しい一年になってる。僕らにとってコパを獲れること、ラ・リーガでの可能性が残っていることはすごく重要なんだ。これまでとは異なる一年、移行の年で、若い選手が多くいる。序盤は苦労して、経験不足からたくさん勝点を逃したけど、チームは強くなっていった。先日は良い結果を出せなかったけど、戦い続けていくよ。試合はまだ多く残っているんだ」

 




Copa del Rey | Final
17 de Abril 2021 – sabado 21:30 h
La Cartuja
:—
Athletic Club FC Barcelona
0 4
Goles
  Griezmann (60)
  De Jong (63)
  Messi (68)
  Messi (72)
Titular
Unai Simón 【】Ter Stegen
De Marcos 【】Mingueza
Yeray 【】Piqué
Iñigo Martínez 【】Lenglet
Balenziaga 【】Dest
Berenguer 【】Jordi Alba
Dani García 【】Busquets
Unai López 【】De Jong
Muniain 【】Pedri
Iñaki Williams 【】Messi (c)
Raúl García 【】Griezmann
Cambios
Muniain→
Lekue (46)
Dest→
【】Sergi Roberto (74)
Berenguer→
Vesga (54)
Pedri→
【】Ilaix (82)
Yeray→
Núñez (66)
Piqué→
【】Araujo (82)
Iñaki Williams→
Villalibre (66)
Griezmann→
【】Dembélé (87)
Unai López→
Yuri (66)
Mingueza→
【】Braithwaite (87)
Entrenadores
Marcelino 【】Ronald Koeman
Arbitro
Martínez Munuera (valenciano)
Tarjetas
Dani García (39)  
Yuri (90)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Golesredcard

4 4 0
1 6 7 (1)

Tiros a puertaredcard

14 (8) 7 7
1 1 2

Ocasiones de Golredcard

8 6 2
0 4 4

Cornersredcard

4 1 3
    1

Fueras de juegosredcard

2    
    234

pasesredcard

813    
16.5%   23.1% Posesion del Balon 76.9%   83.5%
    94 perdidas de balon 93    
    39 recuperaciones de balon 41    
    13

Faltasredcard

13    
0 2 2

Tarjetas Amarillasredcard

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

ネト、コウチーニョ、アンス・ファティが負傷中。ピアニッチ、リキ・プッチ、マテウス、ジュニオルが監督判断で招集外。
イニャキ、アルナウ、アラウホ、ブライスウェイト、デンベレ、トリンカオ、セルジ・ロベルト、ウンティティ、イライシュがベンチスタート。

ジェラール・ピケが先発復帰し、3セントラルの中央へ。デ・ヨングとペドリがインテリオールに入った。フィジカルにトラブルが報じられたデンベレはベンチスタートとなり、グリーズマンがプンタ。

交代は0-4となり勝負の決着がついてから。1人目はデストに代えてのセルジ・ロベルト。
続いては82分、ペドリとピケが任務終了となってイライシュとアラウホに出番。
最後は87分、グリーズマンとミンゲサに代わってデンベレとブライスウェイト。

Titular Final
先発時 終了時
 

2021年4月18日(日)、アスレティック・クルブ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「カンペオンたち!」

  • カンペオンたち!
  • → 偉大なバルサが最初から終わりまでアスレティックを支配し、ゴールラッシュにより31度目となるコパを手にした
  • → グリーズマン、デ・ヨングそしてメッシのドブレーテがクーマンに最初のタイトルを与え、ラ・リーガ優勝争いへと士気を上げた

SPORT「カンペオンたち!」

  • カンペオンたち!
  • バルサのスペクタクルなコパ優勝
    アスレティック相手にフットボールのエキシビションをした青えんじチームが再びトロフィーを掲げた。レオ・メッシがドブレーテ
  • そして次は、ラ・リーガ優勝争い
    バルサとロナルド・クーマンはこの勝利によって強化され、目標はもうひとつのタイトルと共にシーズンを終えること
  • メッシ「このチームのカピタンであるのはとても特別」

コメント

  1. トム より:

    3-5-2は、ビルバオのような前線プレスで締めてくる相手をかわす為にあるような物ですし、特に4-4-2には最適の相性だと思います。
    結果、常にバルサが支配し、最終的には緩めたのにも関わらずボール支配率は80%近い数字を叩き出しました。
    最終ラインでイニャキに何もさせなかったピケの存在も大きかった。

    それだけのポゼッションを誇っていたにも関わらず、ファール数がビルバオ13バルサ12で、殆ど変わらないのも凄い。
    前半、審判がかなりビルバオのファール見逃して、バルサのファールだけを取り続けていたという印象を、裏付ける数字でした。

    ビルバオは、マドリと違ってやはり中盤の質が足りず、バルサのプレスを躱しきれなかったのが効いたと思います。
    メッシが代表ウィークをフルで休めて、一週間毎の試合になった事も大きかった。
    大差が付いた後も、クーマンは選手を休ませず、むしろ普段使ってるメンバーを投入していく事を選んでました。
    今後の試合も、今日使った選手たちを優先しそうな気もします。
    特にトリンカオを使わなかったのは印象的でした。

    メッシの本当に嬉しそうな顔が、何より嬉しい。
    セレブレーションでは、選手がみんなメッシと二人で写真を取りたがって、良い雰囲気でした。
    この先も、ずっとこういう光景を見ていたいですね。

  2. ぼこ より:

    ✌️✌️

  3. かえる より:

    まさか今シーズンのうちにタイトルを獲れると思っていなかったので嬉しさがひとしおです。
    セレブレーションを見るのはいいものですねぇ。

    リーガはまだ残っていますが、おめでとうバルサ!

  4. silver より:

     前半で80%の保持率を叩き出しながら点が入らなかったのはヤキモキしましたが(Unai Simon手強かった…)、1点こじ開けてからは気持ち良いくらいに破壊力がありました!

     2得点を挙げたMessiはもちろんのこと、De JongとPiqueはめちゃくちゃ輝いてたと思います。 特に3点目!!
    Messiの鮮やかなゴールもさることながら、ラストパスを出す直前にちょいっとボールを引いて相手の足を止めさせたDe Jongの小粋さにシビレました笑

    空中分解しかねない危うい状態で始まった今期にタイトルが獲れるとは正直思っていませんでしたが、(陳謝)
    良いゲームをしてタイトルが獲れて本当に良かったです!

  5. 批判房 より:

    今回のコパはこれまでのコパよりも重みが全然違うと思います。
    正直こんなにこんなに苦労して獲得したタイトルってないんじゃないかってぐらい重みがあります。
    何回も挫けそうな時がありましたね。
    初戦のコルネージャ戦でのまさかのPK2本失敗からの3部チームとの延長戦、グラナダ戦での87分から0-2を追いついたり、セビージャ戦での94分のピケの劇的同点弾とか。
    本当に本当に感慨深いです。
    決勝の4-0での快勝は、これまで挫けずに耐え抜いたチームへのサッカーの神様からのご褒美だと思ってます。
    本当におめでとう!

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