チャンピオンズでもうこれ以上失敗できないとギガクラック
ラ・リーガとコパの国内二冠を達成した2017/18シーズンのバルセロナですが、悔やんでも悔やみきれないのがチャンピオンズのASローマ戦です。カンプノウでのイダに4-1で勝利しておきながら、敵地でのブエルタを3-0で落とす大失態・・・
来季から第1カピタンとなるレオ・メッシ(ムンディアル準備のためにバルセロナ滞在中)がMDのインタビューに答え、あの失敗について痛烈な自己批判を行うと同時に来季への期待を語っています。
ローマでの大失敗
ローマに大逆転されたあの試合をどう説明するか、と訊ねられたレオはこう言いました。
「説明することはないよ。僕らは自信過剰になってて、うっかりしていて、相手にバカげたゴールを決められた。背後に一本のボールを入れられて、先制されてしまった・・・ ローマが自信を得た一方で、僕らはダメな流れに入っていた。彼らは地元ファンの後押しを受け、(逆転を)やれるんだとの希望をもっていたね。それが彼らを上げ、僕らを下げさせていたんだ。僕らはすごく苦労した。そして立ち上がることができなかった」
まさかの敗北、おまけにその負け方もまたサイアクだっただけに、バルベルデチームは多くの批判にさらされました。それが今も「心に強く残っている」と言うメッシ。そのトゲを抜くためには、チャンピオンズで雪辱するしかない・・・。
渇望するチャンピオンズのタイトル
国内では抜群の成績を残すバルサも欧州では振るわず、ここ3年は準々決勝止まりです。
1/8ファイナルを勝ち上がることを年間目標にしている小さなリーグ王者であるなら評価できる成績ですが、ヨーロッパ王者を目指すクラブとしては正直悲しく。
バルセロニスタとしては毎年準決勝以上に勝ち進んでほしいですし、勝者であるメッシの目標はもっと上にあります。
「僕らは3回続けてチャンピオンズの準々決勝で敗退してるし、それはもうこれ以上起こってはいけないことなんだ。ディティールやいくつかの理由によって、自分たちを上回っていないとされたチームに僕らは負けた。もうこれ以上こんなことにならないようトライしていくよ。準々決勝の壁を破りたいのは、誰よりも僕らだからね。このクラブが意味するところからいって、また一年チャンピオンズのないシーズンにすることはできない」
とはいえメッシは「一つのコンペティションをプレーすることだけ考えてはいけないし、チャンピオンズに全てを注いでもダメ。僕らはリーガとコパも欲しい」との意見。全てのタイトルを狙うこと、「それがこのクラブを偉大にする」と述べています。
グリースマン獲得支持派
そのチャンピオンズを獲るためにバルサはガラクティコ路線を突き進み、今夏はアントワン・グリースマンを獲得すると言われ続けています。まだどちらに転ぶかは分かりませんが、メッシはクラック獲得賛成派。それでチーム力が上がることを歓迎しています。
「いつも言ってることだよ。良い選手同士は簡単に理解し合えるものだし、グリースマンはキャリアの最盛期にある偉大な選手の一人だ。監督がすべてをどう上手く整えていくか見ることになるけど、明らかに彼はフガドラッソ(スゴイ選手)。僕らは理解し合えるだろう」
「ポジション競争?それは監督次第さ。グリースマンが来るかどうか、まだ100%じゃないけど、資質ある選手は多いほど良いから。僕らは世界で最高のチームになりたい。そしてそのためには最高の選手たちにきてほしい。そこからはミスターの問題だよ」
メッシ、ルイス・スアレス、デンベレ、コウチーニョ、グリースマンをまんべんなく起用してバランスの取れたチームを作れ、なんてバルベルデにしてみれば嬉しくも重たい悩みでしょうが、なんにせよD10Sはフランス人クラックよカモン、なんですよね。
もしレオが監督になったとしてもそんな路線かな・・・ なんて想像したり。
バルサの第一カピタン
話は変わり、アンドレス・イニエスタから引き継ぐバルサの第1カピタンについて。アルビセレステのカピタンを務める彼ですが、バルセロナとなると思いも格別でしょう。一番の心配は、と訊ねられたレオの答えはこうでした。
「心配はしていないし、このクラブのカピタンになるのは誇りだね。光栄なことだよ。僕にはプジョルやチャビ、アンドレスというすばらしい手本がいたから、多かれ少なかれ、どうにか上手くやれると思う」
このメッシのカピタン時代が一年でも長く続くよう願います。
バルセロナとメッシの契約は2021年までです。
コメント
現地サポーターもCL優勝は悲願のようですし、
グリーズマン獲得に関して向こうでは異論は無いみたいですね。
実現するかはまた別ですが。