ライバルの欠場期間は、序列に変動を起こす機会
主力選手の負傷による離脱は、ポジション競争で劣勢に立っている選手にとっては、ヒエラルキーの序列に変化を起こさせるチャンスでもあります。
ウスマン・デンベレが先日のレガネス戦で左足首を捻挫し、2週間の欠場となったことで、復権の機会を得るのはフィリペ・コウチーニョ。今のところはデンボウズに分がある競争がもっと拮抗したものになる、それはバルセロナにとって有益なことです。
レガネス戦がブレーキに
フィリペ・コウチーニョは2月のチャンピオンズ再開時にトップフォームに到達するべく、牙を研いでいる。昨年末はそう期待していましたし、リーガ前節エイバル戦でルイス・スアレスとの絶妙なパス交換をみせ、得点に関与した際は、ついに来たかと小躍りもしました。
しかし先週末のレガネス戦は元気のないプレーとなり、表情も暗く。4試合連続となった先発出場なのに、急ブレーキをかけてしまった印象でした。
フィリペにはもっとギラギラした目が欲しいと常々思っていますが、彼はあるいはキャラクター(性格)面で弱いのかもしれない・・・ 昨シーズンは入団すぐに華々しい活躍をしたコウは、壁に当たると克服に時間を要するのかもしれない。
勝負の時
いずれにせよ、デンベレが不在の2週間は、コウチーニョにとっては今季の立ち位置に影響を及ぼす勝負の時です。
明日から始まるセビージャとの国王杯1/4 final は、先発確実。ラ・リーガ(対ジローナ、バレンシア)でも出番を得るでしょうから、この期間で成果を上げることが自らの価値を再証明することになります。
コウチーニョには今季何度か、一歩前に踏み出てクラック宣言するべき試合がありましたが、残念ながら期待に応えられなかった。
今回も同じようだと、チャンピオンズならびに残りシーズンでも現在のような途中出場が中心の起用に納得するしかありません。デンベレはパフォーマンスによって雑音を黙らせた。アルトゥロ・ビダルもそうです。
コウチーニョもまたここで前進することで、バルベルデに嬉しい頭痛を起こしてほしい。応援してます。
コメント
コウチーニョは入団当初はすんなり馴染んだように見えましたが
今は完全にチームから浮いてしまっていますね。
むしろクラック扱いを止め一からバルサに適応させ直すぐらい思い切らないと難しいのでは。