トゥールーズと移籍で合意。7月からの加入を前倒しで
2019年冬のマーケット最終日となった昨日、FCバルセロナが二つの発表を行いました。7月の加入予定だったジャンクレール・トディボ(19)を、もうチームに入れてしまうこと。そして来季からブラジルの若手エメルソン(20)が加入することです。
契約延長を拒み、トップチームから外される
ジャンクレール・トディボは、昨日までの所属クラブ・トゥールーズとひと悶着ありました。
今季限り(6月30日)でトゥールーズとの契約が切れるトディボは、1月からは自由に他クラブとの交渉をすることが認められます。そのために彼はトゥールーズとの契約延長交渉を拒否。仏クラブは制裁として11月以降はトップチームから外し、U-19でトレーニングさせていました。
クラブとの関係が壊れた選手が干されるのは、まあ特に珍しいことでもありません。
そしてバルサは1月がくるのを待って話をまとめ、8日にはトゥールーズをすっ飛ばして獲得の公式発表を行った。
トゥールーズのオリビエ・サドラン会長はこれが、ルールの範囲内だけれども無粋なやり方であるとして不快感を表していました。
複数のビッグクラブとの口説き合戦に勝利して契約した期待株が、半年間も試合に出られない状況が続く。
バルサにとって、それが好ましくないのは間違いないです。
セクレタリア・テクニカ(強化技術部)はトディボを救うべく行動を開始し、トゥールーズと選手移籍で合意。マーケットが閉じる2時間前、バルサへの正式入団が発表されたのでありました。
クラブによると、トディボとは2023年6月末までの4年半契約が結ばれるとのこと。
背番号は「6」になることも同時に発表されています(2月1日に入団プレゼンテーション)。
「6」です。ええ、あの「6」です。
バルサでの扱いは不明瞭
では、こうしてバルサ選手となったジャンクレール・トディボがどのような役割を担っていくかですが、まずはバルセロナのスタイルに慣れる、それくらいしか思いつきません。
とりあえずはバルサBに入ってプレー時間を確保するのではないか、と推測されていた件は、トップチーム契約を結んだことで消えた。
冬マーケットはもう閉じているので、今季後半に他クラブへレンタルされることもない。
エルネスト・バルベルデが19歳で実績もない選手をこれからの重要局面で起用するとも考えにくいですし、バルサとしては“干されている状況からとりあえずは脱出させた”、そういう意味合いの強い今回の動きです。
日頃から近くでトディボを見ることで、バルベルデとしては選手の評価を下すことはできます。
もしチングリが来季も続投するのであれば、使っていくかどうかをじっくり判断できる。トップチームはまだ早いとの結論になれば、プレシーズンを待たずしてレンタル先を探せます。
あとはそう、セントラル陣に負傷者が相次いだとしても、人がいない!どうしよう!とはならずに済む。ピケ、ラングレ、ベルマーレン、冬に加入したムリージョ、リハビリ中のウンティティ、それにこのトディボですから、一気に人員過多です。
今季のチュミやクエンカの出番は、消えた。元々なかったけれど。
このニュースのまとめ
- ・バルサがトディボ1(19)の前倒し入団を発表、背番号6
- ・トゥールーズではトップチームから外される状況が続いていた
- ・バルサでの役割は不明
コメント
トディボ練習してましたけど、なかなかデカいし、足元もしっかりしてそうなので、なかなかやれるやつかも知れませんね。。。