好調デンベレがベルナベウ初見参 システム変更を含めた中盤の編成はいかに
2月27日(水)と3月2日(土)。わずか4日間のうちに同じチームとの対戦が、それも同じスタジアムである。これはフットボールにおいては珍しいケースです。今回はそれがエル・クラシコという。さてエルネスト・バルベルデはどのような白組料理法を用意してくるでしょうか。
必殺カード:デンベレ
ビッグマッチには鉄板イレブンをもって臨むチングリさんが、2つのクラシコで大きなローテーションを行うのは考えにくいです。
かといって2試合とも同じ面子でいくかといえば、体力の消耗と戦術的サプライズの点で考えにくい。まず最初のコパクラシコでちょっとした試みを行い、その結果を受けてリーガクラシコで新たな手を打つというところでしょう。
カギを握るのは、ウスマン・デンベレです。
そういえばそうなんですが、デンベレは今回がサンティアゴ・ベルナベウ初見参。昨季のベルナベウクラシコ(2017年12月23日)は太ももの負傷で長期離脱中につき、チャマルティンはまだモスキートのプレーを味わっていません。
デンベレはいま良いフォームにあり、広いベルナベウは相性が良いように思います。いつぞやのロナウジーニョのごとく白の守備網を破壊してくれるんじゃないかとの期待が高まる。週末のピスファンでは控えスタートだったことから、コパクラシコは先発起用されるでしょう。
キングメッシと、デンベレの槍。ベルナベウは震えて待っててほしい。
アルトゥールが戻ってくる
2つめのクラシコ、リーガ対決にはアルトゥール・メロが復帰するかもしれません。
アルトゥールは2月7日のコパクラシコ@カンプノウで大腿二頭筋を傷め、3-4週間の離脱となっていましたが、先週金曜からグループトレーニングに一部参加。さすがに明日の試合には間に合わないとはいえ、土曜日は途中出場なら可能性がありそうです。
中盤はセルヒオ・ブスケツとイバン・ラキティッチが起用されるのは間違いなく。
アルトゥロ・ビダルは最近ちょっと調子を落としている(ボール喪失多め)ので、いっちょカルラス・アラニャーに賭けてほしいなと期待します。
右ラテラルは、ビニシウス対策でネルソン・セメドが有力(特にコパ)。
そのため、セルジ・ロベルトがインテリオールになる選択肢もありそうです。
サンチェス・ピスファンの後半で見られた、ラキティッチとブスケツがドブレピボーテを組み、コウチーニョとデンベレを併用する4-2-3-1もどこかで使ってくるでしょう。智将チングリがどのカードをどこで切ってくるか。今季のバルサは選択肢が複数あるので、予想も楽しいです。
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