スポンサーリンク

セルジ・ロベルト:マドリディスタの“頭痛の種”

ここ3シーズンはマドリー戦でアシスト連発中

エル・クラシコといえば、ベルナベウを“お庭”にしているレオ・メッシや、マドリディスタからの指笛を「シンフォニー」と言ってのけるジェラール・ピケがまず浮かびますが、セルジ・ロベルトも控えめに白ファンの食事を不味くするお手伝いを続けています。

2011年4月27日にサンティアゴ・ベルナベウでチャンピオンズデビューを飾って以来(0-2で勝利。91分にダビ・ビジャと交代出場)、チャマルティンでは8試合をプレーして7勝を経験。さらにマドリー戦では6アシストを決めているというから、白いチームとは大変相性が良いセルジです。

(※元ネタを頂戴したのはMDですが、記者さんは公式戦デビューがベルナベウだと勘違い。正しくは国王杯セウタ戦です)

Embed from Getty Images

チャビに並ぶ6アシスト

MD紙によると、セルジ・ロベルトがチャマルティンのピッチに立ったのは土曜日のエル・クラシコが8回目となります。で、そのうちの7つで勝っている
ここ数年のマドリー戦では、毎回のようにセルジの活躍が見られるのも嬉しいです。セルジ・ロベルトは得点力のある選手ではないですが、白チーム相手には決定的なパスを量産しています。

  • ・2015年11月21日、0-4の試合でルイス・スアレスの先制点をアシスト
  • ・2017年12月23日、0-3の試合でルイス・スアレスの先制点をアシスト
  • ・2018年5月06日、2-2の試合でルイス・スアレスの先制点をアシスト
  • ・2018年10月28日、5-1の試合でルイス・スアレスの3-1弾をアシスト
  • ・2018年10月28日、5-1の試合でルイス・スアレスの4-1弾をアシスト
  • ・2019年3月02日、0-1の試合でイバン・ラキティッチの先制点をアシスト

ほぼスアレス(笑)
最初の2015/16シーズンはまだ右ラテラルにはダニ・アルベスがいて、レオ・メッシが怪我明けでベンチスタートするなかで偽エストレーモとして先発。ルイシートの先制点をお膳立てし、高次元ジョーカーぶりを披露しました。

アシストはしなかったものの、D10S降臨のきっかけとなった2016/17シーズンのリーガ第33節(2-3)も忘れてはならない。メッシが後半追加タイムに劇的ゴール(しかもバルサでの500得点目)をぶち込めたのもセルジのギャロップがあったからでした。

なんでも、エル・クラシコでの6アシストは、あのチャビ・エルナンデス師匠と並ぶクラブ2番目の記録だそうで。ちなみにクラシコにおけるバルサの最多アシスト王は、ゴール王でもあるレオ・メッシの9つです(データ企業OPTA調べ)。

守ってはビニシウスを封じ

先週2回目のベルナベウ・クラシコにおける、セルジ・ロベルトの活躍はラキティッチへのアシストだけではありません。ラキティッチやジェラール・ピケのサポートを受けながら、ビニシウスを封じた守備面での働きも大きかった。

3日前のコパでは、速さには速さで対抗、とネルソン・セメドを起用したものの苦しめられた教訓を活かし、エルネスト・バルベルデはセルジ+1でブラジレーニョに対抗する方式を考案。セルジが注意深くビニシウスを監視しつつ、彼が中央へと仕掛ける際はピッケンバウアー皇帝かラキティッチが援助するシステムを見事に機能させました。

(話は少々逸れますが、このビニシウス対策がラ・リーガの各クラブや、チャンピオンズで対戦するアヤックスに参考にさせることをマドリー方面は恐れているとか。大いに参考にし、マドリー悪夢の10日間としてほしいです)

少し前に、ネルソン・セメドが羽ばたき始めたので来季のセルジ・ロベルトはどうなるだろうか、と不安視する記事を書きましたが、使い分けによってこんなに効果が出ると改めて勉強になります。フットボールは奥が深いな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました