決断をする前に、バルベルデの仕事内容を分析 バルトメウは監督を信頼し、何度も表明している
エルネスト・バルベルデの去就をめぐり、バルサ系メディアが賑やかになっています。コパ決勝で敗れた直後、バルトメウ会長による承認発言があったにもかかわらず、新聞各紙はクラブ内外で監督への風当たりが強まっていると報道。昨日28日には、バルサによるバルベルデ解任発表があるとのニュースも流れました。
しかしクラブはその解任報道を即座に否定。
バルトメウはこれまでに何度もチングリへの信頼を強調しているわけですから、あっさりと彼の首を切らないのはもっともなことです。
報告書を分析してのち、決断
ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長はここ最近、エルネスト・バルベルデへの支持を三度表明しています。
5月16日に行われたラディスラオ・クバラ本の復刊発表会、25日のコパデルレイ決勝でバレンシアに敗れた直後、そしてよく分からないけれどクラブのなにかでもう一回。
それだけバルベルデを「中長期的なプロジェクト」だと強調しておきながら、内外の圧力で容易く解任するとなると、逆にバルトの言葉が軽くなる。もっと守り続けるのが筋でしょう。
これはバルトメウがバルベルデを解任しないということではありません。絶対留任では理事会内や執行役員に納得のいかない幹部がでる。
だから決定はチングリのシーズン全体の仕事内容を(良いことも悪いことも)徹底分析したレポートを見てからにしようじゃないか、という話です。それが終わるまでは、バルトメウにもペップ・セグラにもバルベルデを解任する考えはないと。
そしてレポートはセグラが作成中と。
バルトメウのことだから、ロッカールームの重鎮たちの意見も考慮しそう。そういうことで選手たちのパワーが増している気もしますが。ちなみにSPORT紙は、ロッカールームはバルベルデに迷いを抱き始めている、と報じてもいます。
バルベルデ自身に辞意はない
もしエルネスト・バルベルデ自身(バケーション中)が熟考の末に辞任を決意した場合は、クラブはそれを受け入れることでしょう。
しかしながら、この可能性は低い。
チングリはアンフィールドの惨敗後も、セビージャでの敗北後も「自分には続けていくためのパワーがある」と続投に意欲を示しており、それをここにきて翻すとは考えにくいからです。
ラ・リーガでは連覇も達成しているし。やらかしてしまった全責任が自分にあるわけでもないし。
ということで、バルベルデから契約を解除しようという提案が出ることはないでしょう。決断を下すのはジュゼップ・マリア・バルトメウ会長、となります。
ってことで、バルベルデ報告書が仕上がってくるのを今しばらく待て、です。
このニュースのまとめ
- ・バルトメウ会長にバルベルデを即刻解任する考えはない
- ・功績と問題点を分析したレポートを見て判断
- ・バルベルデ自身は辞任しないだろう
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