Champions League | jornada 2
スアレスのドブレーテでインテルに逆転勝利。
ビダル登場で流れが変わり、メッシの破壊力が増し増した。
FCバルセロナがカンプノウにてインテルを破り、今季のチャンピオンズで初白星(2-1)。前半はイタリアーノにいきなり先制点を許し、彼らのカウンターに苦しんだが、後半のアルトゥロ・ビダル登場からは一転してバルサのペース。メッシの動きが活発化し、ルイス・スアレスの2ゴールで逆転に成功した。
試合のポイント
●またも開始直後の失点:バルサの悪い癖が直っていない。キックオフからわずか2分と経たずしてラウタロ・マルティネスにDFラインの裏を取られた後、あっさりとシュートを決められ0-1。まんまと先制に成功したことで、インテルがカウンター戦術を存分に実行する環境が整った。
●脅威インテルのカウンター:バルサのハイプレッシングが効いている時間帯(20分頃)もあったが、前半はインテルのカウンターがバルサのポジショニングを上回っていた。少ないタッチ数で易々とバルサ陣内深く侵入し、テル・ステーゲンを脅かしたインテル。36分にはラウタロのヘッド弾を守護神がスペクタクルにパラドンし、追加点を阻止している。バルセロニスタをやきもきさせる前半だった。
●アルトゥロ・ビダルが入り、状況一変:後半に入ってもシナリオに大きな変化はなかった。メッシが相手ゴールから遠く、脅威を作り出せない。そんなもやもやの試合を一変させたのが、セルヒオ・ブスケツに替えてアルトゥロ・ビダルを入れる一手だった。アルトゥールとデ・ヨングが位置を下げてCB前のスペースを埋め、ダイナモ・ビダルが前線とのつなぎ役になるこの采配。チームは見違えるように活気付き、試合はバルサの支配下に置かれた。
●スアレスのゴラッソ同点弾:ビダル登場から5分後、同点弾は生まれる。メッシが右サイドをえぐり、ボールを受けたビダルの正確なセンタリングをPエリア外のルイス・スアレスがボレーで仕留めて1-1。キラーの一撃によってバルサの士気は浮上し、インテルは自陣で防戦一方となった。デンベレの登場により(グリーズマンと交代)、バルサは攻勢を強める。
●メッシ&スアレスで逆転:試合終盤はレオ・メッシの存在感が際立っていた。レオがボールを持てば、何かが起きる、そんな様子。84分の逆転弾はそんなメッシのドリブル突破から始まり、スアレスの巧みなボールコントロールとシュートで完成している。なんだかんだ言っても、この二人の破壊力はえぐい。インテルに反撃の余力はなく、苦しみながらもカンプノウで必須の勝点3を手に入れたバルサだった。
トピックス
●更新中:
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FC Barcelona | Internazionale |
2 | 1 |
2 de Octubre 2019 – Miercoles 21:00 h Camp Nou:86.141 |
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Goles | |
Martínez (3) | |
Suárez (58) | |
Suárez (84) | |
Titular | |
Ter Stegen【8】 | Handanovic |
Sergi Roberto【5】 | Godin |
Piqué【5】 | De Vriji |
Lenglet【5】 | Skiriniar |
Semedo【6】 | Candreva |
Busquets【5】 | Barella |
De Jong【6】 | Brozovic |
Arthur【5】 | Sensi |
Messi (c)【8】 | Asamoah |
Griezmann【6】 | Alexis Sánchez |
Suárez【8】 | Lautaro Martínez |
Cambios | |
Busquets→ Arturo Vidal【8】(53) |
Alexis Sánchez→ Gagliardini (66) |
Griezmann→ Dembélé【6】(66) |
Candreva→ D’Ambrosio (71) |
→ 【】() |
Sensi→ Politano (79) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【7】 | Antonio Conte |
Arbitro | |
Damir Skomina (eslovenia) | |
Tarjetas | |
Griezmann (9) | Barella (6) |
Piqué (22) | Alexis Sánchez (77) |
Sergi Roberto (52) | Antonio Conte (82) |
Arturo Vidal (76) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 2 | 2 |
Goles |
1 | 0 | 1 |
9 | 6 | 17 (7) |
Tiros a puerta |
11 (3) | 5 | 6 |
0 | 4 | 4 |
Ocasiones de Gol |
3 | 0 | 3 |
0 | 3 | 3 |
Corners |
3 | 0 | 3 |
0 | 2 | 2 |
Fueras de juegos |
4 | 2 | 2 |
404 | 391 | 795 |
pases |
433 | 221 | 212 |
64% | 63% | Posesion del Balon | 37% | 36% | ||
8 | 9 | 17 |
Faltas |
18 | 10 | 8 |
2 | 2 | 4 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ジュニオル、ジョルディ・アルバ、ウンティティ、アンス・ファティが怪我で欠場。 セルジ・ロベルトが右ラテラルで起用され、セメドは左ラテラル。 試合を支配し切れていなかったところ、アルトゥロ・ビダル登場で状況が一変。アルトゥールとデ・ヨングをドブレピボーテとし、ビダルをその前に配置したのが効いた(メッシがゴールに近い位置から攻撃に専念可能に)。 |
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Titular | Final |
2019年10月03日(木)、インテル・ミラノ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「血と汗とスアレス」
- ■血と汗とスアレス
- → ウルグアイ人の2ゴールで、インテルが前半を良いように支配していた試合をひっくり返す
- → 後半アルトゥロ・ビダルを入れたことがバルサに翼を与えた。バルサはドルトムントと共にグループの首位に
- ■チャンピオンズ/バレンシア 0-3 アヤックス
メスタージャでのオランダ祭り
パレホが0-1でのPKを外し、ビジターのパンチ力が勝負を決めた
SPORT「2つ決めた」
- ■2つ決めた!
- → ルイス・スアレスの2ゴールでバルサが大逆転、メッシの好プレーからの2点目は試合が難しくなっている中で決めた
- → 自分たちが元気であると示した気迫のリアクションによって、後半に出来るかぎりのことをやったバルサ選手たち
- ■バレンシア 0-3 アヤックス
バレンシアにおさらいをするアヤックス
コメント
さすがイタリアで優勝を争うチーム。
ソリッドでタイトな守備をする。
少し後ろが重たい感じがするがカウンターの切れ味は鋭い。
リーガで例えるならバレンシアあたりか。
対するバルサはメッシの帰還で彼がブロックを崩せるかどうかにかかっている。
セルジ、フレンキーで動かしながら探っていくがメッシへのコースは塞がれる。
すかさずメッシはブロックの外に出て展開し始める。
19分のブスケツのミドルあたりから少し崩し始める。
ただ36分のラウタロのヘッドとか横からの放り込みにやられそうになる。
カウンターの起点も押さえられてない。
もう少し幅を使った方がカンプノウらしいが、インテルの出足の鋭いカウンターにドキッとさせられた以外はそんなに悪い感じもしない前半に思えた。
後半は開始から両サイドを丹念に突き+アルトゥールの展開力で攻勢に出る。
カウンターの起点潰しもより確実になった。
そして良い流れになり始めた52分にビダル投入+天底逆転の中盤になる。
明確な狙いはバルベルデに聞かないと分からないが、
見た感じでは相手2トップに対する確実なカウンター潰し+扇の要を2枚にして縦に(メッシ、グリジに)ダイレクトに入れられるようにする、
という事ではないか?
いずれにせよフラットなドブレピボーテはバルサではあまり見られないもの。
同点の起点となった57分のフレンキー→メッシは普段のウノ・ピボーテだと届かないので攻撃での効果も確実にあった。
しまいにはラウタロの1枚残しになったりでカウンターをほぼ受けなくなった。
後ろが重たくなるというより、前が軽くなる感じはバルサならでは、とても不思議。
いずれはフラットなドブレ・ピボーテをスタート陣形としてフレンキーかアルトゥールが上下動してくものと思われる。
あとビダルの先端のポジションをより攻撃的にするとグリジが入るオプションとなる。
メッシ・スアレス・グリジ・デンベレのクアトロフゴネスでスクランブル出来うる。
デンベレ投入以降は(インテルは)攻撃に人数かけられなくなりカンプノウらしい一方的展開に。
デンベレの横パス失敗からのカウンターにも前半の迫力を感じられない。
そのカウンター返しから逆転するオマケ付き。
バルベルデという監督は試合を読めている時は完璧な試合をする。
チャンピオンズ制覇にはプラスアルファが必要だが、クロップやシメオネにしろ時間かかっているのでイタズラに攻めるのは酷だろ。
与えられた選手の能力は確実に出させている印象。
彼の戦術云々より選手次第という事だろう。
前半はさすがイタリアで優勝を争うチーム、後半はカンプノウならではのバルサという試合だった。