スポンサーリンク

アンス・ファティ:選手生活が一変するきっかけとなった日

ミニゲームで“衝撃”を起こした8月21日の初トレーニング
その日以来トップチームから離れることなく、最年少記録を塗り替え、メディアの主役に

今日、16歳の若さにしてスペインU-21代表デビューを果たすだろう、と騒がれているのがバルサの新星アンス・ファティです。ちょっと騒ぎすぎじゃないかとも思いますが、そうしたくなる気持ちは分かる。メディアもファンも若い才能が大好きです。

そんなファティの選手生活が一変した日についての話です。

8月21日のトレーニングに初参加

アンス・ファティの生活は、この2ヶ月間で激変しました。毎日バルサニュースを隅々までチェックしているようなインチャのみが知っている若者だったのが、スポーツニュースの常連に。エル・クラシコも近いですし、祭りはもう少し続きそうです。

そんなアンスの日々が一変した日はどこだったか。
クラブ史上2番目の若さでトップデビューを飾ったラ・リーガ第2節のベティス戦や、ラ・リーガにおけるクラブ最年少得点記録を塗り替えたオサスナ戦もそうなのですが、実際にはその数日前、トップチームでの初トレーニングです。

アンス・ファティエルネスト・バルベルデからトレーニングに呼ばれたのは、8月21日のこと。ここで“衝撃”を起こしたことで、後のトップデビューへとつながっていくのです。

( そう、アンス・ファティはトップチームのプレシーズンに参加していません

ミニゲームで4得点の挨拶

8月のバルサは、前線の負傷者続出に悩まされていました。
8月21日といえば5日前のラ・リーガ開幕節、サン・マメスでルイス・スアレスデンボウズが負傷し、レオ・メッシのベティス戦出場も不確かな状況。バルベルデはトップチーム選手で奇策に出るか、フィリアル(Bチーム)の若手に賭けるかの選択を迫られていました。

そこでチングリはサン・マメスでデビューを飾ったカルラス・ペレスに加えて、アンス・ファティをトレーニングに呼ぶことにしたのですが・・・ この日の初トレーニングにてアンスは惜しみなく才能を見せつけた。10月14日のMDによると、ミニゲームでなんと驚きの4得点を決めたそうです。

以後はいつもトップチームで行動を共にするようになったファティですから、この衝撃がいかに大きかったかが推察できます。トレーニングでのワンチャンスを活かす重要性を教えてくれるエピソードです。

バルサ界隈がウスマン・デンベレによる“医療検査をブッチ(死語?)して旅行に行きました事件”で賑わったり、ネイマールのしつこいメロドラマにウンザリしたり、メッシが復帰間近だという報せに心弾ませたりしている陰で、そういう出来事があったんですなぁ。

あれよあれよとメディアの主役に

あとはもう全バルセロニスタの知るところです。
アンス・ファティアントワン・グリーズマンがバルサ初得点を決めて主役となったベティス戦でデビューを飾り、2試合目となるパンプローナでは後半から出場すると、すぐさま51分に試合の流れを変える同点ゴールを決めて見せた。
これは16歳と304日での得点で、ボージャンの持っていたラ・リーガでの最年少得点記録(17歳53日)を塗り替えるものでした 。

トレーニングでいくら出来が良くても本番で結果を出さなければチームに居場所は作れないですから、このアンス・ファティのチャンスを逃さない力は並外れています。
そして今日はU-21スペイン代表でデビューかというね。

才能ある若手の出現のなかでも、これだけいきなり飛び出すのは希有なケースでしょう。
その急激な変化ぶりは、嬉しいながらも、不安もあります。
あのメッシもバルサBを経ているのに、Bチームでの公式戦に1つも出場することなく、フベニールAからトップチームへ飛び級ですから。。

浮き足立たないよう、少しずつでいいので、メガクラックへの階段を上っていってほしい。目指すべきゴールはもっと遠くの方です。周りの大人も、もうちょっと落ち着いていかんとね。

このニュースのまとめ

  • ・8月21日に初めてトレーニングに呼ばれ、バルベルデに衝撃を与えたアンス・ファティ
  • ・以後は下のチームに下りることなくトップチームの一員に
  • ・2ヶ月経たぬ間に、激変したアンスの選手人生

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました