勝負だったドルトムントとアトレティコの連戦を勝利で乗りきったバルベルデチーム
昨季のフットボールに戻り、干されていたラキティッチも起用されていくか
一時はどうなることやらと思っていたバルサが、ドルトムントとアトレティコに連勝したことで息を吹き返しました。その2試合に先発出場したのが、シーズン開幕からずっと干されていたイバン・ラキティッチ。ドルトムント戦は右インテリオールとして、アトレティコ戦は出場停止のセルヒオの代役としてピボーテを務めています。
それが表しているのは何か・・・ おそらくはエルネスト・バルベルデがクラブ上層部とのあれこれの末、戦い方を昨シーズンまでのものに戻し、本当は一番使いたかった選手を使うようになったんじゃないかと。無理してたのを止めたわけです。
原点回帰改め、バルベルデ流に
シーズン序盤のバルベルデは、バルサ監督3年目を迎え、いよいよ原点回帰への取り組みを開始したように見えました。2年目のアルトゥールと目玉補強のフレンキー・デ・ヨングを先発起用し、クレが喜ぶフットボールを目指した。
イバン・ラキティッチも起用しながら新たな方法を模索していけば良かったと思いますが、頑なに彼を使わなかったのは、クラブ上層部の圧力があったからだと推察します。理事会にはラキティッチを売りたくて仕方ない一派が存在しています。
しかし残念なことに、どうやらチングリにはバルサ流のパスフットボールを仕込む素養がなく、試みは早々に頓挫した。10月末からアルトゥールが招集外になることが2度ありましたが、勝つには勝っていたけれどフットボールが塩っぱくなっていた頃です。
そこで妄想ですが、レガネス戦で突如やらかした4-2-4はうるさい理事会へのやけくその反抗じゃないか。
それで盛大に失敗し、MSGDカルテットなんてのは最下位チーム相手にも機能しないことを示した。次からのドルトムント戦とアトレティコ戦がバルベルデ流に戻ったあたり、案外あるんじゃないですかね。
そして本当は使いたくて仕方がなかったイバン・ラキティッチも先発起用するようになった。ラキティッチはメッシやセルジ・ロベルトと抜群の親和性を見せた。
脳内ファンタジーなので、次からの戦いぶりを見ていくことにしましょう。
でも昨季までのバルベルデ流だと、結局ヨーロッパでは勝てそうにないのがなんとも。ドルトムント戦では3-0でボールを譲り渡してますし、それで1点返されたら慌てて変則5バックにしてますし、なんだかなぁと。
ラキさんが起用されるのは嬉しいんですよ。。。
やたらとアンス・ファティを使っているのも、上層部の指図じゃないですかね。
「もしプレーできるなら、バルサ以上の場所はない」
さてそのイバン・ラキティッチは昨日、DEXというスポーツ賞の授与式典に出席しています。スポーツが持つ価値によってより良い社会を作る手助けをしようというこの賞。ラキさんも受賞者となったようです。
そこで冬のマーケットでの移籍について訊ねられたセントロカンピスタは、扉を閉ざすわけでもなく、でも一番の選択肢はバルサ残留だと改めて強調をしています。
「先のことは決して分からないけれど、僕の考えはもちろん、バルサで続けることだよ。自分はかなり多くのことを与えられると思うし、もしプレーできるのであれば、僕にとってバルサ以上の場所はないから」
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