主力だった選手たちは、より競争力の高いステージへと上がっていく
再びフベニールの若手が中心となり、ガルシア・ピミエンタの挑戦は続く
今回、惜しくもあと一歩のところでセグンダ・ディビシオン昇格に届かなかったバルサB。彼らは2年前にUEFAユースリーグ優勝メンバーを中心に編成されたチームでした。セグンダB・グループ3で最も若いスカッドながら、昇格に王手をかけたんですから大したものです。しかしビッグクラブのフィリアルの宿命で、この世代のサイクルはもう終わりと。来季はスカッドの大半が刷新される見込みです。
もう1年、セグンダBで
知らなかったのですが、2021/22シーズンより、事実上の3部リーグであるセグンダ・ディビシオンBは、装いも新たに「セグンダ・ディビシオンB プロ」として生まれ変わるそうです。正しくは、セグンダBプロという新カテゴリが創設される。
その準備として、次の2020/21シーズンのセグンダBはこれまでとは異なるフォーマットとなって行われていきます。まだ詳細が発表されていないのですが、バルサBとしては出来ればセグンダへの昇格、無理ならそのセグンダBプロ入りが目標となります。
そしてそのバルサBは、この夏でメンバーが刷新される予定と。主立った選手はほぼ移籍となり、再びフベニール昇格組を中心にして若返る模様です。
多くの選手にとっては、先日のCEサバデイ戦がバルセロナでのラストマッチとなったわけです(ポテンシャルの高い世代だっただけに、昇格を達成したかったのが正直なところ)。
Bでの時期が終わった選手たち
理由はやはり、セグンダBにあります。
さらにもう1シーズン、3部リーグでプレーすることを選手たちが好まなかったり、ステップアップのためには上位カテゴリーに行く必要があったり。セグンダBの器はもう彼らには小さい、というやつです。
今季の主力だった選手たちはトップチームへと昇格、それが叶わない選手はプリメーラの移籍先を探していきます。バルサでの未来を期待されている数名が、帰りのチケット付きとなるでしょう。
バルサBを去ると目されている有名どころは次のとおりです。活躍できなかった選手は言わずもがな。
- ●イニャキ・ペーニャ(GK)昇格もありえる
- ●アラウホ(CB)昇格♪♪♪
- ●ホルヘ・クエンカ(CB)
- ●アキエメ(右SB)
- ●コリャド(MF)武者修行?
- ●モンチュ(MF)武者修行?
- ●リキ・プッチ(MF)昇格♪♪♪
イニャキ・ペーニャは昇格濃厚と思っていましたが、コロナウイルスで弱った市場ではネトに買い手が付かないだろうからレンタル移籍だろうとのこと。
あとはやはり、(副)カピタンとしてバルサBを引っ張った実力派モンチュと、男前アレックス・コリャドがどうなるかですよね。どちらも折り紙付きのクラック候補なので、完全移籍はないと信じたい。資金調達のために買い戻しオプション付きで売りそうなのが怖いです。
フベニールからの昇格+補強
彼らが去った穴はフベニールの期待株たち(イライシュ・モリバ、ニコ・ゴンサレス、コンラッド etc)や近日中に獲得が発表されるであろうグスタボ・マイアが埋めていくのですが、安部裕葵(とラビノー)が「新たなバルサBで重要な役割を担うだろう」(SPORT)と評価されているのが嬉しいです。
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