セティエン流への変更がもたらす心配「時間が足りるのか」

2月末のビッグマッチまでに、新たな試みが形になるのかとの不安
ここまで機能していない事柄を時間のない中でいかに修正していくか

当たり前のことなんですが、シーズン途中の監督交代は簡単ではないです。バルサは特に「攻撃的」なだけでなく、多彩なパスで美しく相手を崩すフットボールが求められる。キケ・セティエンはそれを1月からモノにするという、無理な注文に応えなければならず、選手たちも新たな試みを消化吸収せねばなりません。しかもチャンピオンズ再開までにという締め切り付きで。

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シーズン半ばでの大きなシステム変更

SPORTの1月27日号に「El vestuario, escéptico con el ‘metodo Setién’(ロッカールームはセティエンのメソッドに懐疑的)」という記事がありました。
大きな変更を伴うシステムへの適応が、2月のチャンピオンズ再開に間に合うのか選手たちが心配している、という内容の記事です(日本語版はだいぶ違ってる)。

この手の、ロッカールームは○△と思っている系の記事が、本当に選手たちの感想なのか、それとも記者さんの感想なのかは微妙なところですが、バルベルデ期とはがらりと変化したフットボールへの適応にチームが苦労中なのは外部からも見て取れます。

特にキケ・セティエンは、ここ数年“奇襲作戦”くらいでしか使っていなかった3バックを導入しようと取り組んでいますし、そのシステムに無理から当てはめようとして見える選手もいるわけで(セルジ・ロベルトとか)不慣れなポジションを担当し、かつエラーが失点に直結しかねない選手はしんどいでしょう。

相手守備陣を打ち破るための筋道が構築されない中で、得点する責任を担う前線も大変です。

時間に間に合うかという心配

SPORTによると、現時点でのキケ・セティエンの指示はポジショナルな事柄に集中しているそうです。トレーニングでは頻繁に配置を直し、場所を守ることが求められていると。バレンシア戦前半のフレンキー・デ・ヨングは、たしかにそんな様子でした。

指揮をして3試合目となるバレンシア戦は、さっそくポゼッションへの対策を練られてバルサの攻撃が停滞、セティエン自ら「選手たちもテクニコも好まない内容だった」と認める出来でしたが、それでも新監督の指示が時間とともに凝固し、バルサが戦闘力を持ったチームになることへの信頼はまだ誰も失っていないそうです。

ただし、その「時間とともに」の締め切りが厳しい。チャンピオンズが再開し、ベルナベウクラシコもある2月の最終週までにキケはチームを形にしていなければなりません。

で 果たしてそれまでにセティエンのコンセプトが吸収されないのではないかとの心配がチーム内には存在していてまたもチャンピオンズを逃すのではとの恐怖は監督交代によっても消えなかった、とSPORT。
要するに監督交代の時期が遅すぎたんですよね。。

バレンシア戦の失敗を認めるセティエン

そしてこれまたSPORTになるのですが、1月28日号によると、キケ・セティエンはバレンシア戦では選手起用も戦術プランも失敗したと考え、「自分が間違えた」と周囲の人々に認めているそうです。
中盤にボールプレーヤーを多く起用することでボールと試合をコントロールできるだろうと予想したのだけれど、全然そうは運ばなかったと。

効果的なポゼッションは一朝一夕では身につくものじゃないですから、トレーニングで積み重ねていくしかないですよね。
今はいわゆるバルサ対策も以前よりずっと浸透していますし、そのなかでそれを上回っていかねばならない。

気になるのは、その機能しなかったバレンシア戦の先発メンバーを修正するために、どのような変更を行ってくるのかです。「間違い」からどのような教訓を得たのか。目指す理想はあるとして、現実とどう折り合いを付けていくのか。

まずはコパのレガネス戦に注目してみましょう。

 

コメント

  1. ゼロ より:

    3バックにセルジ・ロベルトを置いてしまうと、彼のオーバーラップが無くなってしまい、攻撃の形が減ってしまうんですよね。
    この時期は変にフォーメーションをいじらずに、前線からのプレスを向上させることに集中するのが最善ですね。セティエンの戦術に選手を無理矢理合わせても、選手の個性が消えるだけになると思います。

  2. #6racies XAVI より:

    足りないだろうし、与えたくないです。
    時間が欲しいならシーズン終わりに就任すれば良かっただけのことです。
    監督にもフロントにもファンにも、内部昇格すら頓挫した結果だということを忘れて欲しくありません。

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