スポンサーリンク

【マッチレポート】国王杯1/4 final グラナダ 3-5 バルサ

魂のぶつかり合いを制し、準決勝へ。

いろんなことがあった試合を延長戦で逆転勝ちしたクーマンチーム。
守備のエラーで2度先行を許したが、土壇場で追い付き、その勢いで押し切った。

劇的な逆転勝利だった。エラーで先行を許し、ゴール枠を3度叩き、グラナダのGKが止めまくり、残り2分の土壇場で追い付き、延長戦で勝ち越し、PKで追い付かれ、でも挫けることなく2得点を加えての勝利(3-5)―。何シーズンに一度であろう興奮の試合を制し、見事コパ準決勝への切符を手に入れたことはクーマンチームにとって大きな収穫となるだろう。なにがなんでも勝つんだという魂を感じられた好ゲーム。見る方も疲れたが、久々に叫んでしまう試合だった。グリーズマン、メッシ、アルバ、それ以外のみんなもグッジョブ。

試合のポイント

いろいろありすぎた120分:なにから書けばいいのやら、よく分からないほどにいろいろ起こった試合。バルサが上場のフットボールで試合を支配しているかと思いきや、調子を上げてきたと好評だったウンティティの失敗から2点を奪われ、ごり押しで得点を奪いに行き、ゴール枠を3度もボールが叩いて悶絶し、他のシュートはGKアーロンが全部止め、しかし88分から気合で同点に追い付いて延長戦、ついに先行するもPKで追い付かれ、でも最後は勢いがものを言って2点を追加して3-5勝ち・・・!大興奮だったが、疲れた^^



本気モードのメンバー:ネトではなくテル・ステーゲンがゴールを守り、その他のメンバーもずらりとレギュラー組を並べた先発イレブンから、この試合が重要であるとのクーマンのメッセージは伝わってきた。唯一の控え組は右エストレーモのトリンカオ。一方のグラナダ、ディエゴ・マルティネス監督がローテーションを行ってきたのとは対照的だった。しかしコパGKというアーロンがこの夜はバカ当たり。88分までは(ゴール枠と共に)バルサの決定的シュートを全部止めるのだった。

圧倒するが決められない:序盤のクーマンチームは上々だった。リズム良くボールを展開し、試合を支配。サイドを上手く使いながらボールを動かし、エリア内への侵入も容易かった。足りなかったのは、ありがちだけれど、最後のパスとフィニッシュの精度。この圧している時間帯に先制できなかったことで、状況がややこしくなるのはよくある話だ。19分、決まりはしなかったが速攻からのプエルタスのヘッド弾はグラナダからバルサへの最初の警告だった。そして33分、自ゴール前でのパス回し中にウンティティがボールを失い、先制されてしまうという残念な展開。今季の泣けるエラー集にまたひとつ例が追加されてしまった。

さらに点差は広がり:支配はしているのに肝心のゴールを奪えず、1-0で後半を迎えたバルサにさらなる一撃が加えられる。攻めをカットしたモントロからの長いパスが最前線に残っていたソルダードに渡り、不意を突かれたウンティティが置き去りに・・・ ベテランFWはテル・ステーゲンとの1対1にも勝ち、2-0弾を決めて見せた。枠内2シュート2本で2得点。なんと効率の良いことか。

悶絶、悶絶、悶絶^^:統制の取れた守備でカップ戦を勝ち上がるグラナダが2点をリード・・・ このピンチにバルサはハートで立ち向っていった。守備的な選手を減らし、アタッカーをどんどんつぎ込むクーマン。力尽くで突っ込んでいく選手たち。今回も絶好機でクロスバーを叩いてしまうトリンカオのゴール運のなさはどうだろう。もう永遠に決まらないんじゃないかとすら思える。82分、グリジのチレーナはアーロンがセーブ。87分にはデンベレもバー直撃弾。悶絶の連続だ。しかしバルサの頑張りは、報われる。それも幸運含みで。フットボールの神様が頑張りを認めてくれた感じだ。どんなゴールかは上の動画で ^^ 90分にはメッシのシュートがポストに弾かれ、再び悶絶。

またも延長戦:88分のグリーズマンの反撃弾も、追加タイムのジョルディ・アルバ弾も、レオ・メッシからグリジへの深いパスによるものだった。左ポスト前に正確なボールを送り込み、走り込んだグリーズマンが合わせたり折り返したりする。この精度の高さがさすがのD10Sだ。さらにその後、グラナダのカウンターでヒヤリとしたが、シュートは枠を捉えず延長戦に突入。2021年に入って4度目の延長戦・・・ 試合に勝つのは、げに大変なり。

トピックス

更新中

 




Copa del Rey | 1/4 final
3 de febrero 2021 – miercoles 21:00 h
Nuevo Los Carmenes
:—
Granada FC Barcelona
3 5
Goles
Kenedy (33)  
Soldado (47)  
  Griezmann (88)
  Jordi Alba (90+2)
  Griezmann (100)
Fede Vico (103pk)  
  De Jong (108)
  Jordi Alba (113)
Titular
Aarón Escandell 【】Ter Stegen
Víctor Diaz 【】Sergi Roberto
Duarte 【】Araujo
Germán 【】Umtiti
Neva 【】Jordi Alba
Yan Eteki 【】Busquets
Montoro 【】De Jong
Puertas 【】Pedri
Soro 【】Trincao
Kenedy 【】Messi (c)
Soldado 【】Griezmann
Cambios
Víctor Diaz→
Foulquier (46)
Sergi Roberto→
【】Dest (57)
Kenedy→
Machis (46)
Trincao→
【】Dembélé (63)
Soro→
Fede Vico (58)
Umtiti→
【】Braithwaite (64)
Soldado→
Luis Suárez (66)
Busquets→
【】Riqui Puig (76)
Puertasi→
Vallejo (80)
Pedri→
【】Lenglet (105)
Yan Eteki→
Pérez (105)
 
Entrenadores
Diego Martínez 【】Ronald Koeman
Arbitro
Sáncehz Martínez (muriciano)
Tarjetas
Yan Eteki (29) Messi (25)
Germán (77) Jordi Alba (103)
Montoro (90+3)  
Soldado (90+5)  
Vallejo (119)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a pr Total Total pr 2a 1a
1 1 1 3

Golesredcard

5 3 2 0
      7 (4)

Tiros a puertaredcard

36 (20)      
1 2 1 4

Ocasiones de Golredcard

16 6 7 3
0 0 0 0

Cornersredcard

18 3 8 7
      5

Fueras de juegosredcard

2      
      294

pasesredcard

1061      
      21.3% Posesion del Balon 78.7%      
      135 perdidas de balon 186      
      77 recuperaciones de balon 67      
      14

Faltasredcard

6      
1 1 3 5

Tarjetas Amarillasredcard

2 1 0 1
0 0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0 0
Formación

ピケ、コウチーニョ、、アンス・ファティが負傷欠場。マテウス、ジュニオルが監督判断で招集外。
ネト、アルナウ・テナス、デスト、ピアニッチ、ブライスウェイト、デンベレ、リキ・プッチ、ラングレ、ミンゲサがベンチスタート。

コパではあるがテル・ステーゲンが先発出場。右ラテラルにはセルジ・ロベルトが起用された(復帰後の初先発)。左ラテラルもジョルディ・アルバの本気モード。左ラテラルは最近出番の増えているウンティティ。右エストレーモのトリンカオ以外は現状のベストメンバー。

グラナダによってジョルディ・アルバの攻め上がりが抑制され、右サイドも停滞。
最初の交代はアクシデントによるもので、57分、筋肉を傷めたセルジ・ロベルトに代わってデストが入った。
2点を追う状況を打開するべく、64分に2人同時交代。トリンカオとウンティティに代えてデンベレとブライスウェイトが投入された。これに伴いブスケツがセントラルに入り、デ・ヨング、ペドリ、メッシらが一段ずつ後ろへシフト。クロスを放り込める体制となる。
続いては76分、ブスケツに代えてリキ・プッチを入れて攻撃的選手を増強。ボール保持時はデ・ヨングが中盤に上がる。
最後は延長戦の105分、ペドリに代えてラングレを入れることで守備を補強。かつ前に出たデ・ヨングが勝ち越し点を決めている。

Titular Final
先発時 終了時
 

2021年2月04日(木)、グラナダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「ヒロイック!」

  • ヒロイック!(英雄的な、あっぱれな)
  • → 最高の試合において、ラスト4分間で2-0をひっくり返したバルサが延長戦で勝利
  • → グリーズマンとアルバの2得点とともに、枠を3度叩きながらもバルサは決して屈しなかった
  • ■レバンテ 1-0 ビジャレアル
    120分のゴールでレバンテが準決勝進出
  • ■アトレティコ・マドリー
    ジョアン・フェリックス、新たな陽性
    カラスコとエルモソに続き、COVID-19リストに加わったポルトガル人
  • レアル・マドリー
    アザールがまたKO、4-6週間

SPORT「ものすごい!」

  • ものすごい!
  • カンペオンの逆転劇
    → 延長戦で決着した興奮の試合にて、バルサが輝く勝ち方でコパ準決勝へのパスポートを獲得
  • → クーマンチームはKO寸前だったが、4得点で主役となったグリーズマンとアルバが反撃のカギとなった
  • クーマンがPSGを非難「あまりにもメッシについて話すのは敬意を欠いている」
  • バルサ/コンフィデンシャル
    メッシの契約を変えたルクセンブルグでの小切手
  • コパ・デル・レイ/レバンテ 1-0 バレンシア
    120分にレバンテを勝ち上がらせたルジェール
  • レアル・マドリー/ベルギー人がまたKO
    アザールが10回目の負傷!

コメント

  1. バルサ より:

    強いときのバルサは逆転を信じられるようなチームですから、近年の逆転されてしまうチームからメンタル的に大きく変わっていく転換点になって欲しいです。
    久しぶりに叫んでしまう試合でした!
    次のラウンドもタフな相手でしょうが、このまま頑張って欲しいです。

  2. トム より:

    いやー、凄い試合でした…

    スタメンにデンベレがおらず、崩しきれないいつものバルサに、不安定なウムティティのミスで、正直諦めかけてました。
    惜しい所までは行くんですけど、メッシが無理してチャンス作らないといけないのはきついです。運と相手GKの出来に左右されてしまう。

    デンベレが入って右の攻めに重心を移し、相手もデンベレ封じに人数をかけて来た所で、空いた逆サイにメッシのスーパー浮き球パスが、いい加減警戒されてきたアルバでなく、グリーズマンに入る。
    左がアルバだけでも結構な脅威でしたが、ここにグリーズマンも時間差で裏狙いに加わった。
    これはCBを一枚削ってブライスワイトを置いたからこそできる裏技かもですが、上手くやりくりすればバルサの新しい攻撃パターンにできるかも。
    さらに右の攻めにセルジがいれば、高い位置でのゲームメイクやメッシと連携まで出来るので、右の引きつけも崩しも脅威度がさらに上がるのですが…怪我が心配です。

    ウムティティは相当な期間怪我で出れなかったので、集中力や試合勘の欠如がそのままパスワークや守備に影を落としてます。スピードも無くなってしまった。たまにボール持って上がるけど、パス出せなくて困ってるだけなので、怖いです。
    ただラングレは、引いて守る守備に慣れきっているので、ミスが多いミンゲサとも甲乙付け難い存在になってしまっている。エリックを欲しがったのも分かります。
    トリンカオは頑張ってますが、まだメインタスクの崩しができる経験が足りない上に、デンベレのような天性の物も無いので、苦労してますね。もう少しレンタル修行が必要に思えます。パスワークの速いチームで。

    しかしクーマン、攻めなきゃいけない時に、CBを1枚にしてでも攻撃を厚くする度胸は、さすが貫禄と風貌がクマさんなだけはあります。
    怖いカウンターも、アラウホの強さとスピードなら、結構封じてしまうのも凄い。アラウホは今後も柱になりそう。
    クーマンになってDFも前に前にとプレス行くようになったので、アラウホのようなスピードに加え高さも強度もありパスワークもできるCBは貴重です。

    ハラハラさせられながらも結果大満足で、かつ見所の多い試合でした。

タイトルとURLをコピーしました