コパ準決勝進出を賭けた、カンプノウでのデルビー第二幕
FCバルセロナとRCDエスパニョールが今夜、国王杯準決勝への切符を巡ってカンプノウで激突します。バルサは1週間前の敵地コルネリャでのイダを1-0で落としており、このブエルタでは絶対に勝たねばならない。アウェイゴールを奪えなかったことで、2点差以上の勝利が勝ち抜けの条件です(PK戦もあるけれど)。
イニエスタ復帰、コウチーニョにデビューの可能性
コンペティションでの生き残りの懸かったエル・デルビへと臨むにあたって、エルネスト・バルベルデの元には朗報が届きました。
12月からリハビリを続けていたパコ・アルカセル、筋疲労で3試合を欠場したアンドレス・イニエスタ、それに筋肉のトラブルでバルサデビューがお預けになっていたフィリペ・コウチーニョが医療サービス部から完治診断を受けたのです。
コウチーニョはマスチェラーノから背番号14を引き継ぐことが公式発表され(7番はグリースマンのために空けてある、とのウワサ)、このデルビで初の招集リスト入り。
待望のデビューがあるとすれば、先発するであろうイニエスタとの途中交代でしょうか。
もし1点を奪われると、3点が必要になることを考慮すれば、バルサは早い段階で先制点が欲しいところです。
後半に強いバルベルデチームといっても、リーグ戦とは異なってコパの後半勝負はリスクがある。
1/8ファイナル・ブエルタのセルタ戦(5-0)のように30分で勝負を決めてしまえれば理想的ですが、キケ・サンチェス・フローレスはそうはさせじと策を練ってくるでしょう。
マドリーを他山の石に
昨夜、サンティアゴ・ベルナベウではレガネスが歴史を作りました。
本拠地ブタルケでのイダを0-1で落としていたにもかかわらず、ベルナベウで2ゴールを奪い、アウェイゴールの差で白組を葬った“ペピナッソ”(スーパーキュウリ)。
この愉快なニュースをよりいっそう美味しくいただくためにも、バルサはエスパニョールを破って準決勝へと勝ち進まなければなりません。
白い喜劇を、他山の石としなければならないバルセロナです。
リーガ優勝へと大きく前進しているバルベルデバルサが、これから華々しいシーズンを送っていくとしても、もし準々決勝でエスパニョールに負けてコパを失うとなれば、面白くないこと甚だしい。
ペリコを焼き鳥にして、準決勝ではキュウリを平らげようじゃありませんか。
準々決勝でレガネスに葬られたマドリーの敵討ちをしないとね。
バルベルデ「逆転必須なのはモチベーション」
前日会見のエルネスト・バルベルデは言います。
「私たちは不利なスコアにあり、勝つか負けるかの状況だけれど、本拠地のスタジアムでプレーするのは有利な要素だ。ファンの後押しを期待してるよ。逆転しなければならないし、このデルビにかける私たちのモチベーションは高い」
「準決勝へ勝ち進むことの褒美はとても輝かしいものだからね。リーガでの勢いをコパにも伸ばしていきたい。もし逆転に成功すれば、イダで負けたことはエピソードとなるだろう」
「ベティス戦の前にリーガが優先だと言ったのは、リーガの番だったからだよ。今の優先はコパになる。すべての対決に勝ち、トーナメントで勝ち進むことが私たちの目的。そのために全力で臨んでいく」
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