モスキートとの契約交渉がついに前進したとか、してないとか。
選手本人はバルサ残留を望んでおり、代理人に交渉を促したと言われる。
ウスマン・デンベレとの契約更新が、ようやく前進しそうな様子です。メディアによっては合意目前、いやまだだとの見解の差はありますが、これまでのような停滞状態からは抜け出したのは事実か。交渉合意となれば夏に無料で退団する事態は回避され、また減給も受け入れられることにより、クラブとしてはスポーツ面・経済面ともに明るい結末となります。
選手本人から代理人へ強く意志が示されたという
ウスマン・デンベレとFCバルセロナが契約更新で合意し、来週にもサインが行われるだろう、と報じているのはSPORTです(MDは合意なんてなく、選手側の回答待ちだと反論。こちらではSPORTの話がそこそこ正しいことを前提に進めていきます)。
この何ヶ月間も停滞していた交渉が、ここへきて進展を見せたのは、デンベレ自身の強い意志によるものだと伝えられています。彼はチャビの信頼を受けてやる気になっており、バルセロナ生活も気に入っている。
チャビが監督就任早々にデンベレへの大きな信頼を示したことが、交渉にどう影響するか気になっていましたが、この感じだとプラスに働いたことになります。
言葉だけでなく、実際に試合で重用している点も大きいでしょう。
彼の代理人たちは移籍を支持する立場にあるとされ、他クラブに行くことでもっと稼げてビッグタイトル獲得にも近くなるぞとウスマンを説得していたと言われます。しかしここへきて選手が、自分のバルサ残留の意志は固いので契約延長に向けて話し合うように代理人たちに求めたことで、局面に変化が生まれた。クラブはそれを待っていました。
本当に大きな進展があるのなら、他クラブとの自由交渉が解禁される1月を迎える前の新契約が見えてきます。年内の成立を目指しアクセルを吹かすバルサです。
財政面で大きなプラスとなる
バルサがデンベレとの契約更新を重視するのは、第一には来年夏の契約終了に伴う自由移籍を回避するためであり、第二には在籍期間が増えることによって1年あたりの減価償却費を減らせるからです(たぶん)。それによって今季計上するスポーツ経費が減り、ラ・リーガのFFPに余裕が生まれ、冬マーケットでの選手の新規登録につながるとなるという。
逆にもし1月中にデンベレとの契約が成立しないのであれば、バルサは構想外選手数名の放出を急がねばならなくなります。せっかくフェラン・トーレス(とカバーニ?)を獲得しても、登録できませんでしたでは笑いものです。
いずれにせよ、冬マーケットで放出作戦が行われるのは確実ではある。
新契約では、デンベレの給与はクラブの現状に合わせ、成果給が中心になると見られています。固定給は減り、目標達成度に応じて手取りが多くなる。過去4シーズンのように怪我だらけだと、手取りはかなり減るようです。
逆に安定して試合に出場し、成果を残せば、市場価値も報酬も上がる。高給はピッチで勝ち取るものであり、試合に数多く出場し、得点やアシストを決め、チームのタイトル獲得に貢献する選手が報われることが健全なので。
これまでに姿勢に対して批判を受けてきたデンベレなので、新契約を契機に新たなるデンベレとなり、チャビプロジェクトの重要な存在になってくれれば喜ばしいことです。
コメント
成果給になるのはバルセロナとしてはメリットが大きいですね。
稼働率が悪く年俸が高いのは納得できませんが、出場機会によって評価されるなら多少は納得できますね。
エストレーモが足りないバルサですから、デンベレの残留は好材料と言えるでしょう。
きっとこれもチャビ効果です。
しかし、ギリギリまでハッキリしませんね(笑)。
バルセロナに愛着をもってくれる選手の理由のひとつにバルセロナの気候、街の雰囲気があるといつも思います。
今までのようにメッシのブランド力が無くなってもそこはバルサの強みです。(おかげで出ていきたくない選手も多い?)