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アンスに賭ける時が来た:悪い流れを変えるための起爆剤

ベルナベウでのプレーが、他とは違う選手であることを示した
控え中心の起用法から、先発へと変わっていくか。気になるのはフィジカル

日曜日のベルナベウでは、チャビチームの残念な現状が際立ちました。悲しいかな、ほぼ全ての点でマドリーに引けを取り、要改善ポイントがてんこ盛り。チャンピオンズでの事実上敗退もあり、希望より疑念が膨らんだ1週間でした。そんな中での数少ない光が、アンス・ファティの輝き。ここまで慎重起用されてきた10番の復活こそがバルサの希望を育てていきます。

状況解決への期待

出来ることならあんまり思い出したくない試合リストに登録された日曜日のベルナベウクラシコにおいて、あれは好かったと頬が緩むのがアンス・ファティによるバルベルデ突破でした。
カマビンガの寄せを受けながらも、瞬間のフェイントでバルベルデを置き去りにし、フェランの一発をお膳立てしたアンス。わずか一つのプレーとはいえ、やっぱり彼は違うものを持っていると思わせるには十分でした。
それにもう一つ、2-2に出来かけた惜しいシュートもあり、アンス起用が今の惨状から脱却するための解決策の一つになり得るでしょう。

チャビはここまで、デンベレラフィーニャの両翼に賭けてきました。デンボウズは公式戦13試合のうち先発が11。ラフィーニャは9試合で先発起用されています。
一方でアンスはと言えば先発はラ・リーガのマジョルカ戦(67分で交代)とチャンピオンズのプルゼニ戦(同65分)のみで、あとは残り30分あたりとなってからの登場ばかり。大腿二頭筋の怪我が繰り返されたことで慎重になっていたわけですが・・・

リアクションが求められる木曜日のビジャレアル戦@カンプノウでは、いよいよアンスフェランの両翼を先発から使ってみるんじゃないかとの見方が強まっている。
この両選手にはそろそろ上昇に転じてほしいですよね。

まだ万全ではないが

SPORTによると、医療データ的にはアンス・ファティの身体はまだ怪我以前の状態に戻っていないそうです。力と持久力はだいぶ戻っているものの、スピードは改善の余地があると。
先のエル・クラシコのように少しずつ爆発力を見せている段階とのことで、彼自身としても試し試しなんでしょう。全力で行き続けるのはまだ厳しい。スプリントを使う選手の回復には忍耐が必要。怪我への怖さもまた乗り越えていかねばなりません。

そんなアンス・ファティにまだ全面的に頼ることはできない、、のですが、ベルナベウでの唯一の明るい話題だった彼には、この苦境を脱するための起爆剤になってほしいとのクラブ内外からの期待があります。今こそアンスの時だ、と。
チームの事情ではなく、アンス自身の調子によって起用法は変化させてほしいとは思いますが、そうも言っていられない状況なのも確かです。

シーズン開幕当初の活躍がなくなっているデンベレラフィーニャを一旦先発から外し、アンスフェラン、そしてレバンドフスキのトリデンテにするプチ変革。
物事を変えなければならない、との見解は現場のテクニコ陣も同じでしょうから、その姿勢を示すべきビジャレアル戦でのチャビの判断が気になるところです。

アンスと同様に良好な30分間によって評価されているジョルディ・アルバ。第4カピタンはファティとの関係性も好く、左ラテラルでの序列を上げるかもしれない。元々、起用されなかったことが謎すぎる。

チャビの戦術に個性があっていないブスケツの出来が振るわないなか、フレンキー・デジョンもまた機会を得ると見られている。持ち場を空けてボールを運びたがる彼にはいっそセントラルを任せてみたら、、と思うもその気配はなさそう。冬にピボーテを補強するのが既定路線

インテル戦とマドリー戦で立て続けに貧相なフットボルをしたチャビチームではあるが、理事会のチャビへの信頼は損なわれておらず、監督が窮状を打開し、再び勝てるチームに戻すと信じているという。チャビは中長期的なプロジェクトのリーダーとして理想的な人物、なので望まれた結果を出すために必要な時間を働かせなければならないのだと(MD)。

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