スコアを考えてプレーすると良くないことになる、とセルヒオ
チャンピオンズでの生き残りを賭けた大一番、チェルシーをカンプノウに迎えての1/8ファイナル・ブエルタ(第2戦)前日会見にバルサ選手代表として登場したのはセルヒオ・ブスケツでした。
オレたちのブスケツがここで示したのは、スコアを見てプレーしないことの重要性です。
バルサはスタンフォード・ブリッジでのイダ(第1戦)を1-1で引き分けており、アウェイゴールを取れた分だけ有利ではあるんだけれども、スコアを守ろうとするとワナに落ちる状況にあります。
いつものことですが、そういうのはバルサの柄ではない。
セルヒオはバルサはあくまでも勝ちにいく、と(いつものように)強調します。
「簡単にはいかないよ。チェルシーはしっかりと自陣で守るチームだからね。僕らはスコアを見ることなく、試合に勝ちにいく。0-0でもポジティブだけど、1点奪われると苦しいことになるし、引き分けると僕らの負けだから」
「僕らとしては0-0でも価値があるとはいえ、僕らはスコアを見るチームじゃない。むしろその逆だよ。それに考えを巡らせると、プレー内容が悪くなるしね」
勝ちにいく、と宣言しながら塩っぱい試合になるのはそう珍しくもないですが、バルサがバルサらしく勝ちにいくのであれば、ウスマン・デンベレを頭から使って2点目・3点目を奪いにいくのが吉です。
適応途中のデンベレを起用するのは少々賭けでもあるとはいえ、舞台はカンプノウですから。
4-3-3でワイドに開き、チェルシーを2点以上必要な状況に追い込んでほしいです。
●チェルシー戦招集リスト
テル・ステーゲン、シレセン
ピケ、ラキティッチ、ブスケツ、イニエスタ(復帰!)、スアレス、メッシ、デンベレ、パウリーニョ、アルカセル、ジョルディ・アルバ、ディニェ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメス、アレイシ、ウンティティ、ベルマーレン
コウチーニョ(出場登録不可)、ジェリー・ミナ(監督判断)、セメドとデニス(負傷中)が招集外。
アンドレ・ゴメスについては
セルヒオ・ブスケツはまた、苦しい心境を明かしたアンドレ・ゴメスについてもコメントをしています。
伝わるのは、ゴメスが苦労しているのは彼らも気付いていたけれど、深くは立ち入っていなかったこと。まあ普通はそうですよね。
「みんなが感じ取れる程度のことは知っていたけど、個人的なことだからね。それぞれに対処の仕方がある。僕らはいつも彼を手助けしてきたし、チームメイトとして僕らはいつも彼の味方だよ。でも最終的に家に持ち帰るのはアンドレだから」
「ファンももう一歩踏み出さないといけない。それはもっと肯定的になることだよ。ファンと選手、理事の全員が団結しないといけないんだ」
「観客席のざわつきは誰も助けないからね。トレーニングの彼を見て、準備ができていると僕は確信してるよ。僕らは彼を手助けしていくし、ファンもまたそうすることだろう。僕らが求めることは同じだからね」
そしてセルヒオは、バルサ選手とて悩みや苦しみがあると言います。
「多くのことが影響するんだけど、それは僕らも人間だという証明さ。僕らが別世界の存在のように見えるかもしれないけどね。僕らにも僕らの問題や心配事があるし、プレッシャーを感じている選手もいる。成功するためには、それらの組み合わせが重要なんだ。(ゴメスが)ここにいるってことは、それが出来るからだよ」
セルジ・ロベルトとアンドレス・イニエスタが万全ではないことと、コウチーニョを起用できないことで、今夜のチェルシー戦はアンドレ・ゴメスに出番が回ってくる可能性は高いと思います。
カンプノウはそこでざわつかず、サポーターとしてサポートしてほしい。良いシーンが見られますように。
このニュースのまとめ
- ・バルサらしく勝ちにいく、とセルヒオ・ブスケツ
- ・アンドレ・ゴメスに関し、ファンも肯定的になることを要求
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