バルサで成長したい選手たちをサポートしていくが・・・
エリック・アビダルの強化技術部長プレゼンテーションに出席したペップ・セグラ(スポーツマネージャー)が、カンテラからタレントが流出し続ける状況について見解を述べています。
「クラブが若い選手たちの育成を止めたことはない」というセグラが指摘したのは、昨今の狂乱市場が若者たちも巻き込んでいるという点でした。
「フットボールが信じられないほどにインフレを起こしていることに気付かねばならない。ヨーロッパのビッグクラブと競い、選手たちの経済的希望を満足できるように、クラブはこの3年間で2度、サラリー体系を修正してきたんだ」
努力はしているというわけです。
早々にクラブを去って行く逸材たち
バルサで頑張ろうとする選手たちを満足させるよう取り組んできたクラブとはいえ、彼らを使って金儲けをしようとする代理人を肥やす考えはないとスポーツマネージャーは言います。
「ここにいたいと望む選手たちを、私たちは常にサポートしていくだろう。しかし、私たちの選手を他クラブに提案し、彼らが残留するために100万ユーロ、200万ユーロを求める代理人、競りにかける代理人に通行料を支払うことは拒否させてもらう」
「私たちが育ててきた選手との契約更新のために、代理人へと支払いを拒むこと、それを私たちのソシオは理解してくれるだろう」
500万ユーロならともかく、100万ユーロで宝石を保てるなら良いじゃないか、と思ったりもしますが、残る代わりに1億円よこせと言われるわけですからね。セグラはこの金額を「わいせつな額」(直訳)と表現してます。
ただ、去る者は追わずとする以上、クラブはトップチーム昇格へと夢の描きにくい現状をどうにかしなければならない。
エリック・ガルシア、セルジ・ゴメス、パブロ・モレノ、ロベルト・ナバーロといった逸材が、バルサBへ上がるのも待つことなく他クラブへと去って行く。いずれもトップ昇格だって見込まれる若手が去るわけですから。
この残念な現状を変えるためには、少なくともカンテラーノに控え選手としてのチャンスを積極的に与えていく、そんな政策が必要でしょう。カンプノウという夢があれば残留を選んでくれる、と期待するのはロマンティストすぎる?
このニュースのまとめ
- ・バルサにいることを望む若手をサポートするとスポーツマネージャー
- ・しかし金儲けしようとする代理人への支払いは拒むと宣言
- ・金銭面だけでなく、スポーツ面での要求をどう叶えるか
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