敵地での第1戦を2-1で落とし、勝ち抜けるには逆転が求められるバルサ
FCバルセロナが国王杯での生き残りを賭けてレバンテ戦をプレーします。シウタ・デ・バレンシアにて行われた1/8 final(準準々決勝)イダを2-1で落とし、準々決勝へ進むためには条件付き勝利が必要なバルサ。イダ(第1戦)のメンバー選びでやらかしたバルベルデが、ブエルタ(第2戦)でどんな招集リストを出すか注目でしたが・・・
フィリアル(Bチーム)選手を一人も含まない、クラック全員招集のリストとなりました。トップチームからは、マルコムだけが監督判断で招集外。移籍もウワサされるデニスは選ばれてます。
実験失敗のイダ
1週間前のイダに、エルネスト・バルベルデは控え組+フィリアルのローテーションメンバーを送り出しています。これがバルサデビュー戦になるムリージョ、バルサBのチュミ、ミランダ、中盤にはアラニャー、前線にはマルコム。
くわえてセルヒオ・ブスケツをセントラルの間に置いたり、マルコムとデンベレの2トップにしたりと、実験的試みが多数見られた選手起用でした。
これがまあ失敗となり、初編成の守備ラインが特に序盤は機能せず18分間で2失点。
パコ・ロペスのレバンテ(さらにリーガでの大敗にお返ししようと意欲満点)を相手に実験をすると痛い目に遭う、そんなイダとなりました。
調整は必要、実験は危険
バルサがシーズンの優先目標とするのは、まずはリーガとチャンピオンズであり、コパの優先度はそれに次ぐものです。なので、主力の出場時間を調整するためのローテーションが必要。
控え選手を起用することで、彼らのフォームを上げることにもつながり、競争力の底上げも期待できます。
ここで重要になる、とイダで痛感したのは、
メンバー調整は必要だけれど、実験はあかんということ。
1/16 final(準準準々決勝)でセグンダBのチームと試合をするのであれば、カンプノウマジックでどうにかなりますが(それでも敵地では辛勝とか引き分けが多い)、プリメーラのチーム相手では実験は危険・・・。
レバンテとのイダではメンバー選びに加えてシステムもけっこうイジくりましたので、そりゃあ最初は機能せずとも不思議ではないし、後半に主力級を投入することで内容が改善するのも普通でしょう。
ルーチョの頃から、どうも変更し過ぎて失敗するきらいがあります。
その結果、ハーフタイムで交代することになったファン・ミランダや、58分でベンチに退いたチュミが「使えない」のシールを貼られてしまうとすれば残念。若手に出番を与えて育てるにしても、もっと適した方法がありますし、今回の招集リストを含め、カンテラ宛てに送られるメッセージは好ましくないと思います。
数名のローテーション
トップチーム選手ばかりで構成された、1/8 final ブエルタの招集リスト。
実験は封印されるとして、コパゆえにローテーションは実施されるでしょう。
おそらく、シーズン序盤にヒザ問題があったルイス・スアレスはベンチに控え、レオ・メッシの偽9番。出場過多のイバン・ラキティッチも休ませたい。そのあたりの調整を施されたメンバーにて、2-1をひっくり返しに行くと予想します。
ミランダあたり、後半に少しでも起用できればいろんな印象も違うんですが、残念。
このニュースのまとめ
- ・敵地での第1戦は、攻勢をいじりすぎて失敗し敗北
- ・逆転が必要となった第2戦に、バルサB選手は呼ばれなかった
- ・数名のローテーションになると予想
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