FIFAウイルスに軽く感染するも、大したことなくてひと安心。
今回のFIFAウィークはバルサにダメージを与えるものとなりました。いわゆるFIFAウイルスによって、ジョルディ・アルバ、ペドロ・ロドリゲス、そしてチャビ・エルナンデスの3選手が戦線を一時離脱。いずれも症状が軽かったからまだ良かったものの、最悪級の事態もありえたわけで、この大事な時期に代表チームの真剣勝負を組み込むのは、本当になんとかならないものかと思います。クレとして心配なのは、負傷選手たちがパリでのPSG戦に間に合うのかどうか。チャビはその問いに対し、間に合わせる!と宣言しています。
右大腿二頭筋のオーバーワーク
28日(木)、現地メディアから歓迎されざるニュースが発せられました。火曜日のフランス戦でチャビが太ももを痛め、負傷しているかもしれないという知らせです。結局、「おいおい!」との声がクレの間を流れた少し後、クラブからの”筋肉に傷はなく、ただのオーバーロードである”との公式発表にホッとしたのですが、代表招集の際にクラブドクターのリカルド・プルーナさんが「チャビは万全ではない。怪我なく帰ってくることを祈る」と警告していただけに、出場の是非を巡る議論が各所で勃発することとなっています。
ちなみにSPORT紙によりますと・・・ チャビはフランスとの激闘を終えた後、いつものようにバルサの医療スタッフへと電話をし、身体の状態はいい感じだよ、と伝えているそうです。つまりはその時点で、第2カピタンは筋肉にトラブルが発生しているとは自覚していません。
しかしプレー許可を得ずに代表合宿へ向かったという経緯もありますし、怪我がないとハッキリ分かればそれで良しと、ドクターの要求にしたがってチャビは水曜日にシウター・エスポルティーバで精密検査を受けました。すると撮影されたCT画像からは問題が見付かったわけで、違和感も覚えてなかった本人としてもビックリだったことでしょう。クラブの発表では、チャビの右大腿二頭筋はオーバーロード(過負荷)を起こしていました。
オーバーロードですから、筋繊維に裂傷などはなく、過負荷でやや痛んでいる感じになります。適切に処置すれば、数日で回復する状態。なのでチャビはトレーニングが休みだった木曜もシウター・エスポルティーバを訪れ、トレーナーによる物理療法を受けています。そしてティト・ビラノバによる復帰後初トレーニングとなる金曜日のセッションにも、おそらくは参加できるだろうとのことです。
「PSG戦にはMAXの状態になってる」
ということで、幸い大事には至らず、パリでの大事な一戦に出場できるであろうチャビ・エルナンデス。29日のSPORT紙には彼の独占安心メッセージが掲載されています。久しぶりに関西弁でどうぞ。「僕の状態はばっちりやで。ビーゴでの試合は休むことになるけど、パリ・サンジェルマン戦にはMAXで臨めるやろう。問題も違和感も全然ないよ。パリでの試合では是非プレーしたい」
例えフランス戦で一切トラブルが発生していなくとも、PSG戦の重要性を考慮すれば、チャビはバライドスでは休むべきでしょう。つまり結果としては同じなのですが、この時期のFIFAウイルスはまったくもって精神衛生上よくない。なんとかならんもんですかね、ブラッターさん。
いずれにせよチャビは4月2日に万全の状態へと仕上げるため、この週末はあらゆる手を尽くして筋肉を回復させてきます。そしてその努力が実っているかどうかを、月曜日の検査で確認する流れです。
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