監督業については完全否定せず。
日本でも発売されている男性誌GQのスペイン版1月号にバルサの前カピタン、カルラス・プジョルのインタビューが掲載されています。昨シーズンで現 役を引退し、現在はクラブの強化部でアンドニ・スビサレッタの補佐役として新たな挑戦をしているプジが、その新生活やバルサでの思い出、そして今後などに ついて語っているのですが、そのなかで興味深いコメントが幾つかありましたので紹介してみましょう。主にSPORTの記事を参考にしています。
ベストゴールは2-6ベルナベウのヘッド
そのインタビューの中で、プジョルはバルサのことを「人間として育ててくれた場所で、僕にとっての全て」だと表現しています。それゆえに「クラブ史上最高のバルサの一員となれたことは、とても誇り」だという前主将は、選手時代のベストゴールは「2-6でマドリーに勝ったあのベルナベウでの得点」だと説明。ラ・ロハでのお気に入りのゴールは、「ドイツとのムンディアル準決勝でのゴール」だと述べています。
そしてマークをするのが一番難しかった相手を訊ねられると、「メッシだね。彼とはトレーニングで何度も対決したよ。彼は世界最高の選手だ」と元チームメイトのギガクラックを挙げたプジ。
現在のスポーツディレクター補佐のオファーを受けた件に関しましては、「20年間フットボルをプレーしてきた後だったから、少し立ち止まって休養しようかと考えてたのは確かだよ。でもクラブがこの機会を提供してくれて、僕にはそれがすごく興味深いものに映ったんだ」と、クラブスタッフとなった理由を説明したプジョルでした。
引退を喜んだ母心
永遠のカピタンはさらに、彼のトレードマークだった全力プレーについても言及しています。プジョルといえば、怪我のリスクを厭うことなく相手選手やボールへと体当たりをしていったセントラル。実際、それで負傷することも少なくはありませんでした。「他のやり方でプレーするってことを僕は知らないんだ。全てのプレーに僕は全力で臨んだよ。それで時々はそういう問題が起こったりもしたね。僕が現役を引退してから、母親はより穏やかに暮らしてるよ。僕がシューズを脱いだことに、母はとても喜んでいる」
これからのプジョルの前には、フロントとしての仕事の他にも、コーチ業やコメンテーター業など、大きな地平が広がっています。そのなかでもファンが見てみたいのは、ピッチサイドで吠える炎のプジ監督。しかし現時点ではその考えはないんだ、と彼は明かします。「監督になる気はないって、僕はいつも言い切ってきた。監督は24時間専念することを求められる仕事だし、長年フットボルをプレーしてきた僕には、ちょっとばかりの気ままな時間を必要だからね。ただ(コーチ)講座は受けると思うし、将来僕の考えが変わるかどうかはまた見てみようよ」
プジョルといえば誰もが思い浮かべるあの髪形については。「若い頃から長髪なんだ。フットボルから離れる時には髪を切るだろうと言ったりもしたけど、今も僕はこういう形でフットボルとつながり続けているわけで、だから今のところはこの髪型を続けていくよ」
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