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メッシ 腎結石治療のため日帰り入院

水曜日にはトレーニングに復帰する見込み。

FCバルセロナの大エース、リオネル・メッシを巡って月曜日(8日)、ちょっとした出来事がありました。事の発端は昨日のチームトレーニングに彼の姿が無かったことです。ギガクラックがグラウンドに姿を見せない件をスルーしておけばまたメディアがうるさいですから、クラブはそれに関し“ジムに残って調整をした”との当たり障りのない情報を発表。ところがCadena SERがメッシはそもそも練習場を訪れていない、クラブとルイス・エンリケの許可を得て休んでいる、と報じたことで、事態は騒がしくなっていきます。クラック選手を廻る、よくあるパターン。情報を隠そうとしても、このご時世ですからそうは簡単にいきません。

負担の少ない体外衝撃波結石粉砕術

レオ・メッシがトレーニングを休んだ本当の理由を各メディアは競い合って探り、ある結論へと近付いていきます。そしてカタルーニャラジオ、SPORTウェブなどが、昨年末のムンディアリート期間中に患った尿管結石の問題解決のためにバルサの10番が市内のDexeus クリニックに入院する、と報道。こうなってしまうとクラブも理由を説明せざるを得なくなり、“メッシは昨年12月に患った腎臓問題の進展具合を調べるため、月曜火曜と各種検査を受ける。選手は水曜日にトップチームに復帰する見込み”との短い公式発表を行ったのでした。

その発表だけを見れば、経過観察のための病院通いと思わせる書き方ですが、実際は違うというのがメディアの見解です。スポーツ各紙は共通して、“メッシは火曜日、結石を取り除くための手術を受ける”と報道。手術といっても麻酔をしたりする必要はなく、身体的負担のごく少ない治療方法となります。

それはどうやら対外衝撃波結石破砕術といい、体外で発生させた衝撃波を、身体の組織を傷つけることなく体内の結石にだけ集中させ、石を細かく砕いていく画期的な治療法だとか。好きな音楽でも聴きながら台座に寝転んでいれば、1時間程度で楽々終わってしまうのだそうで、翌日からトレーニングに戻れるとクラブが発表していることからもその負担の少なさが分かります。術後は衝撃波で細かくなった石が、尿によって体外に出されるのを待つだけです。

消化試合を利用

これによって水曜日にメスタージャで行われるコパ準決勝ブエルタへのメッシの出場は消えたわけですが、幸いバルサは先週のカンプノウでのイダにて7-0で大勝していますから、エース不在でも全く問題ありません。むしろ、メッシが尿結石問題を解決するための期間を作ることも兼ねて、チームがフルスロットルでバレンシアにゴレアーダしたんじゃないか、とも思ったり。この機を逃せば、次に平日に試合がなく休めそうな週が来るのは3月第2週でしたから、ブエルタを消化試合に出来たのは価値がありました。日曜日のセルタ戦への出場は問題ないみたいです。

それにしてもメッシさん。まだ幾らか結石が残っている=時々は不快感発生=体調100%ではないにもかかわらず、欠場することなくあれだけのプレーをしてたってことですから恐れ入ります。

 

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