左大腿・大腿二頭筋の腱裂傷と・・・
昨日9月17日、バルセロニズモが唖然とするニュースが流れました。精密検査の結果、判明したウスマン・デンベレの怪我の度合いが予想よりもずっと深刻だったのです。ヘタフェ戦の途中でプレーを止めた様子からは、太ももの裏を痛めたのは明らかでしたが、まさか手術が必要になるなんて―。クラブ医療部の発表ではデランテロは左腿・大腿二頭筋の腱裂傷を負っており、回復には3ヶ月半から4ヶ月を要するというのです・・・。
全治3ヶ月半~4ヶ月
FCバルセロナ日本語公式によるウスマン・デンベレの医療レポートはこうです。「検査の結果、トップチームの選手、ウスマン・デンベレは、左太腿の大腿二頭筋の腱の切断が認められた。同選手は、来週、フィンランドのサカリ・オラバ医師の元、手術を受けることになる。完治までの離脱期間は、約3ヶ月半から4ヶ月と見られている」
なにかの悪いご冗談でしょ、と言いたくなる内容。切断、というとブチッと切れてる印象なので、裂傷なのかなとも思いますが、どちらにせよ期待の新戦力が年内は出場できない。歩いてベンチに戻り、試合観戦もしていたのにそんな重傷だったとは・・・。
怪我の予兆?
貴重な適応期間を失うのはチームにとっても大きな打撃ですが、なによりも辛いのはデンベレ本人でしょう。入団会見では「プレッシャーは感じてない」と言っていましたが、注目度の高さゆえの気負いは多少あったはずで、気付かぬところでムリをしていたのかもしれません。
よく見つけたもので、18日付のSPORT紙は、10日前のトレーニングにてデンベレが左腿の裏に手をやっている動画があるぞ、と伝えています。その後、選手はエスパニョール戦とユベントス戦を問題なくプレーしているのですが、ひょっとしたら身体はシグナルを出していたかもしれないね・・・という話です。
SPORT紙によると、デンベレは昨季は大きな怪我をすることなく、ドルトムントでほとんど全試合にフル稼働だったようです。欠場したのは控えになったバイエルン戦(11月)と出場停止だった Ingolstadt戦の2つのみ。レンヌ時代も全く怪我はなく、そのツケがここで回ってきたにせよ、ちょっと利子が付きすぎでっせ。
フィンランド人の権威、オラバ医師
デンベレの手術を担当するサカリ・オラバ医師は、腱と筋肉の負傷に関する世界的な権威だそうです。これまで彼の手にかかった有名アスリートは数多く、フットボリスタではベッカム、バン・バステン、デシャン、ウッドゲート、カランカ、ウラゲル、それにペップ・グアルディオラも。近年はバルサと提携しているらしく、トーマス・ベルマーレンがオラバ医師の患者となっています。
MD紙によるとデンベレは今日、クラブドクターのリカルド・プルーナ医師に付き添われ、ヘルシンキへと向かうそうです。そしてプルーナさんはオラバ医師の優秀な弟子ラッセ・ランパイネン医師とともに手術にも加わると。
回復に4ヶ月かかるとすれば、おおよそ25試合を欠場することになるデンベレ。リーガの前半戦は完全にアウトになりそうですし、もちろんのことながら12月23日のベルナベウクラシコにも間に合わない。フットボルの神様は時々、辛い試練を与えはります。アニモ、ウスマン!今は落ち込んでると思うけど、前を向いてしっかり治していこう。苦しみを乗り越えればきっと、大きなご褒美が待っているから・・・
コメント
本当に最悪のニュースですね。
年内だけでなく、適応の期間を含めたら今季はほとんど期待できない・・
無理を押して出場していたのだとしたらいかにも多額の移籍金がプレッシャーとなっていた形で痛ましいです。
これで怪我がちになってしまったら元も子もないのでしっかり治してもらいましょう。
しかし、ここまでローテーションなしで来ただけに今後のシーズンのプランが見えないのはやはり不安ですね。
控えは活躍しましたが、シーズン終盤を見越した出場時間の調整が出来るのか・・・
特に今のチームはメッシとスアレスとアルバへの負担が大きいので早急に彼らの負担を軽減するシステムを考案して欲しいです。
Thank you very much for your blog.
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