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デニス・スアレスは“我が家”へ帰る

来季のチームメンバーとしての呼び戻し。

FCバルセロナが2016/17シーズンに新加入させる1人目の選手はデニス・スアレスとなるだろう-。冬のマーケットでも動向が注目され、夏には確実にバルサが戻び戻すとされていたセントロカンピスタゆえに驚きはないですが、シーズンが終了に近付き具体的な話が出始めるのは嬉しいものです。デニスは現在ビジャレアルに所属し、バルサが買取オプション(325万ユーロ)を保有。シーズン終了後の買戻しへと向けてこの火曜日、バルサからオプションを行使する意向であるがビジャレアルに伝えたとされています。レンタルに出すためではなく、来季のスカッドに入れることを目的とした呼び戻しです。

ビジャレアルへと買取オプション行使を伝達?

バルセロナがビジャレアルに対して、デニス・スアレスの買取オプションを行使する旨を伝えた、と報じるのは12日付のSPORT紙です。

ライバルのMUNDO DEPORTIVO紙ウェブは、クラブ筋からの情報として“バルサはシーズン終了まではいかなる選手加入/放出に関する合意は行わない”、“デニス・スアレスの呼び戻しもまたこれに該当する(ただし発表は時間の問題)”と現時点での動きはないと反論していますが、SPORT紙が言うには、“書面上、期間内にこちらの意向を伝える必要があったので、そうした”とのこと。事務的な意思通達だったのでしょう。ビジャレアル選手ではバルサはムサッキオバイリーらにも関心を示しているとされますが、今回はデニスの件のみ話されたようです。

デニス・スアレスとバルセロナの新契約は4年間になるとされます。SPORT紙によると、選手側とはすでに契約期間や年俸、契約解除金で合意に達しているとのこと。バルサからビジャレアルに支払われる金額は325万ユーロだそうです。

また、同紙曰く、昨年夏にバルセロナとビジャレアルが結んだ契約には特徴があり、もしバルサがこの夏にデニスを他クラブに売る場合、イエローサブマリンがその移籍金の50%を手にするのだとか。そして来季の場合は25%。かなり大きな割合が設定されていますが、武者修行で育ったクレ期待の星をクラブが1年内に手放すとは考えにくいので、そんな条項もあるという程度でしょう。

公式戦が終わり次第

正式なオペレーション完了がいつになるかは、バルセロナのシーズンが終わり次第、つまりは22日の国王杯決勝(対セビージャ)のすぐ後になると考えられます。ビジャレアルは今週末のリーガ最終節をもってシーズンの公式戦を全て終えるので、デニスくんはそこから1週間の待機。バルサ入団会見を済ませてからのバケーション入りという流れでしょうか。彼にとっては、楽しくもじれったい夏休み。それはファンもまた同じですけれど。

 

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