ティト「続投する意欲と力を感じている」

 

来シーズンもチームを率いることへの強い意欲を語った監督。

1月20日のレアル・ソシエダ戦終了後、ニューヨークへと渡り、耳下腺腫瘍の治療を受けてきたティト・ビラノバ。3月26日にバルセロナへと戻った後も、体調が万全ではないことを理由に、試合前後の記者会見は第二監督のジョルディ・ロウラが担当していました。しかしバイエルン・ミュンヘン戦での大敗を受け、報道陣の前に現れることを決断。アスレチック・ビルバオ戦の前日会見として、記者たちの各種質問に答えています。そして来季もバルサ監督を続投する強さと意欲を感じていると、宣言したミスターでありました。

 

来季もバルサを率いていきたい

この会見はほぼ予定されていた通り、26日の現地15時33分より始まっています。およそ40分に及んだこの会見で、記者たちの様々な質問に応じたティト。100人以上の報道陣が駆けつけたシウター・エスポルティーバ内のプレスルームに登場した指揮官の表情は柔らかく、リラックスしたものでした。ティトはまず、次のように語っています。「私の体調はとても良いよ。これまで会見に出てこなかったのは、声といった、二次的な影響によるものだった。けれどもこの場にいたいとの気持ちは日ごとに大きくなっていたんだ」

「ニューヨークでの生活は良いものだった。私は最新テクノロジーのおかげで、あちらでも自分の出来る範囲で仕事をしていたよ。唯一の不便は距離だった。もしここかロンドンで治療を受けられていたなら、私は毎日仕事に来て、トレーニングや試合にも臨めただろう」

以下、各テーマに関するティト・ビラノバのコメントです。

来季について 「健康であるならば、私は(バルサ監督を)続けていきたいと強く思っているし、別のことを考えたことは一瞬たりともなかった。私は自分の体に力を感じているし、続けていくための意欲も感じている」

「監督業は私の人生であり、楽しいんだ。休日が2日あって自宅にいると、私は退屈してしまう。私にとってこの仕事は負担ではない。それにここやニューヨークのドクターたちからも、私が出来る最善の行為は働き続けることだと言われているしね」

“自主管理”と、チームへの感謝 「たしかに”自主管理”はあったよ。彼らはそれをとても上手くやっていた。何故なら先発や交代に関して、私たちの意見は一致していたからね。私はニューヨークから、彼らを助けようとしたんだけれど、ここで決断をしていたのはロウラとアルティミラだった」

「ロウラとアルティミラ、それにスタッフ全員がすばらしい仕事をしてくれた。もしこれが他のクラブであれば、監督なしのチームがなりたったかどうかは分からないんだ。ここに私がいたとしても、もっと酷いことになっていたかもしれないしね^^」

「クラブの理事たちにも感謝をしたい。どんな決断であっても、それが良いか悪いかは人によって異なっていた。もし誰か代理の監督が来たとして、どこかの試合で負ければ、酷く叩かれていただろう。クラブがもし自分を解任していたなら、私はそれを受け入れていたよ。何故ならそれは、完全にプロフェッショナルな決断だったであろうからね。リーガで首位を守り、チャンピオンズの準決勝へと勝ち進んでくれた選手たちには満足しなければならない。彼らのコミットメントもまたすばらしいものだった」

 

可能性を信じ、逆転を目指して戦っていく

バイエルン戦について 「バルサが間違いなく逆転するだろうと私が言ったとして、それは信じられないだろう。けれども私たちはバルセロナであり、ブエルタはカサでプレーする。バイエルンと競えることを証明する義務が、私たちにはあるんだ。かつて3点差をひっくり返したチームは存在しないし、4点差となればさらに難易度は増すからね。私たちが勝ち進めるかどうかは分からない。けれども自分たちにその力がないとも、私たちは言うことはできない。それに偉大な2チームが対戦するんだ。彼らはミュンヘンで最高の雰囲気を作り出していた。水曜日には私たちが同じ雰囲気を作ることを期待してるよ。もし敗退となったら、分析は行っていく。けれども私は、このタイトルを投げたくはない」

「バイエルンやドルトムントが、私たちやマドリーよりもハイレベルだとは私は思わない。けれどもトーナメント戦は小さなディティールが勝敗を決めるからね。もしバイエルンが私たちのリーガにいたとしたなら、大きな差は出ていなかっただろうと自信があるよ」

1人しか使わなかった交代枠 「3人交代させる義務はないし、後半の最中、もっと交代を行おうと私たちは話し合っていたよ。私はチーム全員を信頼しているし、出場時間を今年ほど分け合ったシーズンはちょっと記憶にないくらいだ。それに私は選手たちに対し、なにかを示す義務もない。例えば私がセスクに抱いている信頼を、彼へと示す必要もないと思う。今回の結果が4-0でなければ、キミたちはこの件について、さほど質問はしてなかっただろう」

 

チーム構想に変化なし

サイクルの終わりについて 「彼らはサイクルの終わりだとずっと言い続けているよ。ハイレベルなコンペティションで常に上位にいて、かつことはとても難しいことなんだ。それをバルサは達成している。けれども昨シーズンの私たちはもっと苦労をしたし、今年はもしリーガを制すれば、私たちはタイトルを1つ手にすることになる。1つのサイクルの中で上がり下がりはあると理解しているけれど、すでに言っているように、私たちの最初の3年間はバルサや他のどんなチームにとっても再現不可能であろうものなんだ。私はサイクルに変化があったとは思わないよ」

来季のチーム構想について 「今回の手痛い結果によって、現チームへの評価が変わることはない。現在いる選手たちや、加入し得る選手たちを考えたところ、私たちのチームに適応できる選手を私は多く見つけ出していない。この1年を通して、私たちはプランニングについて話し合ってきたよ。1つの試合に敗れた後、6人を連れてくる必要があると言うのは簡単だ。でも誰を?バルサにはイブラヒモビッチのような偉大な選手たちが何人もやってきたけれど、適応するのは簡単ではなかった。このチームのベースとなっているのは、世界チャンピオンの代表選手たちで、さらには世界最高の選手も擁しているんだ。この準決勝で、私たちがベストのレベルになかったのは確かだ。敗北は免れなかったとしても、4-0はなかった。私は今も、自分たちがすばらしいチームだと考え続けているよ」

「どの選手が加入し得るか、記者会見場で私たちがコメントしたことは一度もない。キミたちの仕事は理解しているけれど、あれこれ言われるのはチームにとって悪いことだからね。例えば、私たちがセントラルを1人必要としているとは言えるけれど、このチームにフィットできる選手はそう多くはないんだ」

 

アビダル、バルデス、そしてペップ

エリック・アビダルの去就 「アビダルの置かれている状況は特別だった。普通の怪我ではなかったからね。彼がどれだけ回復していくかは誰にも分からないんだ。彼は先日、並外れた試合をしたよ。最初は前半だけプレーすると思っていたのが、少し延び、最終的には90分間プレーし終えた。彼はバルセロナにとって最高の選手だ。けれどもかれがどう回復していくか、それは誰にも保証できない」

ビクトル・バルデスの今後 「ビクトルとはまだ話していないよ。彼は契約延長を望んでいないと言ったわけで、来季プレーしたくないとは言っていない。もし彼が他所からきた選手であれば、バルサやこの街のことを説明して納得するように試みれるだろうけれど、彼はこのクラブを私よりもよく知っているからね。来シーズンも彼がチームに残ることに、私はなんの問題もない。今はチームが重要な局面にあるから、もう少ししてから彼とは話すことになるだろう。確かなことは、彼が決断を発表して以降も、彼の出来は最高だったということだね」

ペップ・グアルディオラについて 「彼は小さな頃からの親友だ。ラ・マシアに入ってから、私たちは共に練習をし、そしてこのチームでもう二度と繰り返すことのできない時代を率いてきた。ただ距離というものが、関係を冷ますのもまた事実だね」

 

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