記録達成への一番のサポートは、自然にすること。
レオ・メッシが水曜日の消化試合たるベンフィカ戦に招集されました。あのメッシが招集されたのだから、先発でピッチに出てくるであろうことはきっと間違いない。チャンピオンズ生き残りの懸かったベンフィカとしては、ご勘弁というところでしょう。となるともう、世間の注目がレオのミュラー超え(越え?)に集まるのはどうしようもありません。カタルーニャのSPORT紙、MUNDO DEPORTIVO紙はいずれも表紙はメッシで、大記録達成への期待を熱気球のごとく膨らませています。
ベンフィカ戦前日のUEFA公式会見で、ティト・ビラノバはメッシ招集についてこう語りました。「彼は先週のアラベス戦ですでに休んでいるからね。それに今回はチャンピオンズの試合だし、彼がいつもプレーを希望する選手であるのは承知のとおりだ。記録のためではなく、彼は競うのが好きなんだ。彼にとってはピッチで競うのが最も自然なことであり、私たちは彼がピッチにいることでより強くなる」
先日のピケ、この日のアドリアーノと同様に、ティトもまたメッシの記録達成をより容易にするためには、騒ぎすぎないことが肝心だとの見解を示しています。「注目をしすぎないこと、無理強いをしないことだよ。目標についてみんなが意識してしまうと、全てはより困難になるんだ。自然体でいれば、物事はより簡単になるだろう。レオには記録を達成する可能性があるけれど、目標にすることはない。より重要なのは試合だからね・・・ レオはいつもどおりだよ。リズムは良いし、プレーもしたがっている。いつもとの違いは見られない。こういった状況に彼は慣れているんだと思う」
フットボルにおいてゴールは単独で決まるものではなく、チームメイトによる協力が必要です。それはメッシも常々強調しているところ。そしてベンフィカ戦はチャビ、イニエスタ、セスク、ペドロといったレオとのホットライン選手が揃ってお休みですから、いつものようにはいかないと予測されます。なのであまり期待はせず、それでもやってのけてしまった場合は、その偉大すぎる得点力を称えるスタンスがよろしいのではないでしょうか。もし次に先送りになっても、チャンスはまだ4回ありますし。
ピントとの休日
待望の第一子チアゴくんが誕生して1ヶ月が経ち、ピッチでも出場6試合連続ゴール。そんな公私共に最高級の時間を満喫しているレオ・メッシの、とある休日に関する記事が4日付のSPORT紙に掲載されていましたので、下世話であることは承知の上で紹介したいと思います。登場人物はメッシ一家と友人ピントです。
アスレチックにマニータで完勝した翌日の日曜日、選手たちはティト・ビラノバから休日を与えられています。そこでメッシはアントネージャさんを伴い、友人であるホセ・マヌエル・ピント宅を訪れることにしました。言うまでもなく、生後1ヶ月となるチアゴくんも一緒。どうやらこれが、レオたちにとって初となる、息子を連れての友人訪問のようです。
(ちなみに各メディアに報じられているところによると、メッシは金曜日の練習終了後、家族が彼をシウター・エスポルティーバに迎えにきた際、チアゴくんをロッカールームに初披露しています。母アントネージャさんに似てめちゃカワイイという、とある証言の正誤は抜きにしても、そりゃあカワイイのは間違いないでしょう)
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