今度こそ、クライシスモードに落としたい。
2012/13シーズンのリーガクラシコ@カンプノウが近づいて参りました。序盤の第7節にして、8ポイントという驚くほどの勝点差がついての対決。まだまだ先は長く、いかなる結果になろうとも決定的ではないのは承知していますが、ここは確実に11ポイント差にすることで、白組さんを炎上させたいところであります。バルサは昨シーズンからここぞの対戦で彼らを仕留めることが出来ず、その後復調させるというパターンを繰り返してきました。なので今回こそは是非。ついでに開幕7連勝のクラブ記録も達成しちゃいましょう。
ピケ出場はかなり微妙そう
まず最初に、ジェラール・ピケについてです。クラシコまであと3日と迫ったこの木曜日、ワカ旦那は休日を返上してシウター・エスポルティーバを訪れ、リハビリ作業を急いでいます。しかしながらメディアの目撃情報によれば、リハビリのために訪れた練習場の駐車場で、乗ってきた車から降りるのも難儀しているということ。歩く際にもやや不自由そうにしているらしく、これが敵を欺くための演技でもないかぎり、間に合うことはどうもなさそうです。
これが例えばリーガ最終盤の天王山であれば、ムリをさせることもあるでしょう。しかしまだ10月に入ったところで、シーズンはこれから長~く続いていきます。再発することこそが最悪ですから、ソング(最有力)かブスケツ、バルトラに託すのがベターだと考えます。
ちなみにピケは昨日、ツイッターにて1枚の写真を添付してこんなツイートをしています。「これがFCBの未来だ」。写真に写っているのは、夕暮れのグラウンドに並ぶたくさんの人たち。遠景なのでハッキリしませんが、大多数がユニフォーム姿なのは判ります。実はこれ、フットボルバッセ(下部組織)のプレゼンテーション式なんですね。カンテラの各チームがみんな揃って写真を撮り(最年少7歳~最年長25歳)、ロセイ会長やクラブ幹部たちの挨拶を受けるという式典。シウター・エスポルティーバの第1グラウンドで行われていたその模様を、リハビリ終わりのジェリは観客席から眺めていたわけです。
MUNDO DEPORTIVO紙にはそのピケの写真が載っているのですが、いつものイタズラ少年のような表情ではなく、物思い気味なのが印象的です。
今度こそ好機を活かすべし
いずれにせよ、クラシコは日曜にやってきます。まさかのサボタージュが発生し、カンプノウの照明装置が破壊でもされないかぎりは、この日の現地19時50分にはボールは芝生を回り始める。誰が先発になろうとも(セントラル以外にも、セスクかイニエスタか?ビジャかアレクシスか?など悩みどころは幾つか)、その選手たちを力いっぱい応援するだけのことです。
一方でモウマドリーは、今どのような心境なのでしょうか。現時点で早くも8ポイント差がつき、絶対に勝たなければならない状況。負けて11ポイント差となれば、早々にチャンピオンズに的を絞るとも言われています。もし逆の立場だったらどうかと想像すれば、自分たちが勝てると信じながらも、半面で追い込まれていることでしょう。格下チームへの連勝で勢いを取り戻しつつありますが、危ういバランスだと推測します。
ティトチームはその白組の切羽詰った状況を活用せねばなりません。マドリーが勝てば、彼らは確実にオラオラモードに入ってきます。しかし敗れればモウは戦犯として大きく叩かれ、チーム内の不和話はさらに騒がしくなることでしょう。こんな好機はそうは訪れませんので、なんとか一撃を加えたいところ。バルサはこのところ、同様のチャンスを活かせずにいる。今度こそ、です。
そのためには小細工をする必要はないですし、ティトが奇策を用いることもないでしょう。思う存分に、自分たちのフットボルをすることこそが一番。怖いのは今季は頻繁に見られる中盤での不用意なボールロストですから、ここは集中してほしいところです。クラシコを中継・映像提供するメディアプロによれば、今回の試合は推定で4億人が生観戦するんじゃないか、とのこと。バルサのフットボルのすんばらしさを、改めて世界に示そうじゃないですか。
そういえばリーガクラシコは不思議と、そのシーズンの新加入選手が点を取るというジンクスがバルサにはあります。近いところでは08/09のピケ、09/10のイブラ、10/11のビジャ、11/12のセスクとアレクシスといった具合に。それに従っていきますと、今季はまさかのソング弾か^^。カピタンの無念を込めた必殺ヘッドなんてステキな話です。もちろんアルバでもオールOK。メッシのベイビーに捧げるゴールもあれば最高。まあそんな妄想が現実のものになるように願いつつ、バモス・バルサ!Vamos a dinamitar al Madrid!
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