アルダ・トゥラン「バルサは夢だった」

世界最高のクラブに行くんだと胸弾ませるセントロカンピスタ。

新入団となる選手が決まった時、バルセロニスタとしてより嬉しくなるのは、その選手が“バルサに来ることが自分にとって一番の夢だった”と語ってくれることです。ビッグクラブであれば他でも良い、という選手よりも、バルサのオファーを知ってからは他の申し出を全部断ったという選手のほうが断然良い。むしろそんな選手だけ獲得するのでも良いと思うくらい。今回、会長選挙期間中のすったもんだを経てバルサ入りが決まったアルダ・トゥランもまたバルサに来ることをずっと夢見ていたと宣言する選手で、それだけで最初の印象はベリーグーです。

入団が決まるまで眠れなかった

この7月8日のSPORT紙とMUNDO DEPORTIVO紙はどちらも、ぴっかぴかの新入団選手アルダ・トゥランをメイン記事に持ってきています。表紙はどちらも同じ写真を用い、見出しはSPORTが「チャンピオンズを獲りにここへ来た」、MDが「バルサは僕の夢だった」。アルダは今現在イスタンブールにて夏休みの最後の日を過ごしていて(木曜にバルセロナを訪れ、金曜日にプレゼンテーション)、両紙が電話によるインタビューを行ったのでした。入団会見前にこういうメディア取材に応じる例は、以前はあまりなかったような。いずれにせよ、その記事へのリンクを自らのフェイスブックページに張っていることからも、彼の幸せ気分が伝わりますな。

MD紙のインタビューでトゥランは、バルサ入団を「信じられない」と表しています。どうやら電話口のアルダは興奮冷めやらないといった様子だったらしく、「バルサに関心を持たれていると知ってから、正式に獲得が発表された昨日まで眠れなかったよ。僕はバケーション中だったんだけど、移籍は完了したのかと毎日代理人に電話をかけていた。頭からバルサのことが離れなかった」と、その入団が決まるまでの状態を説明。それだけ熱望していたと知ると、ファンとしましても歓迎の気持ちが大盛りとなります。

バルセロナが会長選挙期間中だったことで、他のケースではないようなドタバタのあった数日間でしたが、彼の獲得を巡っての議論については、「全ての会長候補者を尊重するし、僕はただ自分の夢だったバルサでのプレーのことだけを考えているんだ。バルサが僕を欲しがってくれるなら、僕はバルサへと行きたかった。それ以上に話すことはないさ」とコメント。そしてアルダは先日さっそくルイス・エンリケから電話があったと明かし、「歓迎してもらった。その心配りをとても嬉しく思う」と述べています。

来週13日からはいよいよ、ルーチョバルサのプレシーズンが開始です。「僕はこれまでいつも、メッシやネイマール、スアレス、イニエスタといった選手たち(への対応)に苦しめられてきた、、それがこれからは彼らの隣りでプレーするんだから光栄なことだよ。メッシは世界最高。イニエスタは僕のアイドルなんだ」。いいですね、その言葉の端々から感じられるバルサ入団の喜び。彼が公式戦のピッチに立てるのは来年1月からですが、その時を楽しみに待ちたいと思います。

バルサが好きで好きで

一方、SPORT紙のインタビューですが、こちらからもバルセロナで始まる新シーズンへの期待感が伝わってきます。ちなみにアルダはスペインですでに4年暮らしていますがスペイン語は習得してないとのことで、英語での取材でいいかな?と求められたのだとか。途中からは両言語が混ざった“SPANGLISH”になったと記されています。

インタビューの冒頭の話題はやはり、移籍合意に達するまでのあれこれについてでした。これはデリケートな問題なので、アルダは言葉を選び、「契約のことはなにも知らないし、知りたいとも思わない。僕が考えているのはバルサでプレーすることだけさ。このクラブのために働いて、来季から全てのタイトルを勝ち取っていきたい」とのみコメント。「僕にとってバルサは世界最高のクラブだし、カンプノウは信じられないほどのスタジアムだよ。バルサは僕の夢。とてつもなく幸せだ」と語っています。もちろん、「アトレティコのようなチームの一員となれて幸運だったし、彼らのことはいつだって僕の心の中にある」と前クラブへの感謝も忘れてはいません(その後も数度、アトレティへの感謝を口にしている)。

そして「キャリア最高の瞬間でのバルサ入団だと思う。同時に、これからの5年感がより良いものになることを期待してるけれどね」と語ったセントロカンピスタは、「バルサの試合は何年も前からずっとチェックしてきたんだ」、「バルサのプレースタイルは大好きだよ。実際、彼らは僕のアイドルだし、バルサには唯一無二のスタイルがある。彼らのプレーを見るのは楽しいね」と前々からバルサ好きだったと告白。バルサとの試合ではスパイクを投げたりするから、そんなふうには思えませんでしたよ、と突っ込まれると、「バルサ相手にプレーするのはすごく難しいんだよ(笑)」と返しています。

ちなみにアルダ・トゥラン、「マドリーの試合は見ない」そうです^^。その理由は、「前にも言ったように、バルサのプレースタイルが大好きだから」。これからは当事者として存分に楽しめますね。

イニエスタがアイドル

バルサはFIFAの制裁によって新加入選手を1月まで出場登録できません。その点は問題ないのか。アルダ・トゥランは言います。「バルサから電話がかかってくるなら、そんなことは見もしないし、考えもしないよ。難しい状況であろうことは間違いないけど、僕はバルサでプレーすると決めたわけで、初日からハードに働いていくさ。状況は理解しているし、1月からはきっと全てがファンタスティックになるだろう。僕は半年間プレーするためじゃなく、タイトルを獲りに来たんだ

なんとも前向きな考え方。そのポジティブさについて訊ねられた彼の答えは、「これからバルサでプレーするのに、どうすればポジティブに考えずにいられるの?僕は世界最高のクラブに行き、タイトルを獲得する。僕にとってはそれが夢なんだ」とのことで、すばらしき哉。アルダはそして、自分の履歴書に欠けているクラブタイトルがチャンピオンズだけだと語り、その足りないタイトルをバルサで獲りたい、チャンピオンズを連覇したチームがないことは知っているけれど、「どんなことだって初となる人がいるわけで、それがバルサになること期待している」と野望を燃やしています。

SPORT紙のインタビューでアルダはその後も、自分が如何にバルサを好きかということを語り続けていきます。そこで特に強調したのはイニエスタが好きだということでした。曰く、「イニエスタは僕のアイドル。一緒にプレーできることをすごく嬉しく思う」。曰く、「メッシはこの世界の選手じゃないよ。クリスティアノはとても良い選手だけど、メッシは別のレベルにある。アイドルはイニエスタだけど」。曰く、「イニエスタはとても賢い選手で、信じられない才能もある。どんな状況もなんとか出来る選手だからね」など。ポジションではドンと重なるんじゃないか?と予想されるアルダですが、この感じであれば常に先発でなくとも不満を漏らさず戦ってくれそうです。大いに期待してるので、これから5年間どうぞよろしく!

あと背番号については、「何番を付けるのか知らないけど、それは全然重要じゃないよ。僕にとって大事なのはバルサでプレーすることであって、6番を付けろと言われるのならそれはOKだけど、望むのは6番じゃなく、何番であろうとバルサでプレーすることなんだ」とのことです。模範的!

 

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