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バルサも代表チームも、スアレスの手術を望まない

11月に手術を受けるとの情報が流れたが・・・

この3連休でニュース更新を休んでいる間に、ルイス・スアレスの手術について続報がありましたので、少し遅くなりましたが確認をしておきます。右ヒザにできている滑膜嚢胞(かつまくのうほう。Synovial Cyst)を除去するために11月頭のFIFAウィークに手術を受けると報じられたスアレスでしたが、バルサと代表のドクターたちがこれに反対しているらしい件です。

滑膜嚢胞って?

まず滑膜とは、関節腔の内面を多く膜のことで、ここから粘りけのある関節液が産出されるそうです。関節液の成分は、ヒアルロン酸とかコンドロイチン硫酸とかいうやつ。液の役割はクッションとなって関節周辺の摩擦を軽減することです。

この滑膜が炎症を起こすことで関節液が過剰に生産され、関節周辺がぷっくりと膨らんでしまうのが、滑膜嚢胞らしく。前回はガングリオンと書きましたが、溜まる内容物によって違い、スアレスは滑液嚢胞のようです。外傷がその発生要因となり、スアレスの場合はスーペルコパで負った全治4週間と診断された怪我から、2週間で戻ったことがマズかったとされます。

これがひどくなると、関節の動きに影響が現れたり、痛んだりします。初期であれば安静にしていれば治るそうですが、大きくなったり違和感があったりすると針を刺して液を抜く。切除手術はあまり行われないみたいです。

ルイス・スアレスが11月手術?
FCバルセロナのゴールハンター、ルイス・スアレスが11月に右ヒザにある腫瘤(ガングリオン)を除去する手術を受けることになるだろう、とカタルーニャラジオが報じています。今季のスアレスが本領を発揮できていない要員の一つに、この腫瘤があるというのです。

ウルグアイ代表ドクターは手術反対

一部メディアで報じられた、ルイス・スアレスが11月6日からのFIFAウィークでこの滑液嚢胞の手術を受ける件に関して、ウルグアイ代表医療部の責任者、アルベルト・パン医師はオペは彼らの選択肢に入っていない、と断言しています。

「問題が存在していない時には、問題を生じさせないほうがよい。関節内の嚢胞は治療を受けなければ痛みを生み出すものだけれど、通常は許容度を測るために様子を見、そこからいくつかの治療法を詰めていくものだ」

「もし滑液嚢胞があることで痛みが生じるのであれば、決断を下すことになるだろうが、現時点ではその必要はない

8日付のSPORT紙はこのドクターの言葉に対し、「もし違和感が続くのであればバルセロナとしては手術が最良の治療だと考えている」と伝えているのですが、同じ日のMD紙は「リカルド・プルーナ医師(トップチームドクター)もこれに賛成している、バルサも手術に賛成していない」との見解で割れています。さあどっちだ。

いずれにしても経過次第となりますが、治すには安静にするのが一番ということで・・・ ウルグアイ代表でもちょっと控えめに使ってください・・・ バルサではレオ・メッシへの負担が大きくなりますので不安。

※追記。10月10日のウェブ紙面でSPORTが、「FCバルセロナはここ数日間の状況を検討した後、保存治療へと方針変更」と、状況は手術回避へと動いている旨を伝えています。

 

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