躍動のデンベレ、バルサで輝くべき未来のクラック

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ビジャレアル戦での2ゴール1アシストの大活躍。この才能をバルサでもっと開花させたい

ビジャレアル戦はウスマン・デンベレの良さが非常に良く発揮された試合でした。際立ったのはコウチーニョの先制点を生んだ仕掛けと、自分一人で決めてしまった5点目の個人突破。そのダイナミズム溢れる攻撃を見たかったんだよ、と思わずヒザを叩いたクレが世界中にいたでしょう。私もその一人です。

爆発的なスピード

各メディアで、先制点の場面でのウスマン・デンベレのスピードが話題となっています。

11分。彼はまずゴールに背を向けてボールを拾うと、相手選手に寄せられながらも倒れず前を向き、リズムを変化させる両足ドリブルで4人を抜き去って強力なシュートをアセンホに向けて放っています。そのこぼれ球をコウチーニョが押し込んだ。

このプレーでデンベレの最高速度は、時速28.6kmになっていたのだそうです。
100mを12.5秒くらいで走るスピード。
トラックをただ走るのなら「速い!」のは11秒台ですけど、我らの“モスキート”はドリブルしてボールをコントロールしながらの時速28.6kmですから並ではない。一度でいいから、あんな動きを体験してみたいです。

5点目の単独突破も並外れていました。

相手コーナーキックだったので自陣に戻っていて、相手選手のシュートがジェリー・ミナに当たって跳ね返ったボールを拾うところからプレー開始。一気に加速し、あれよあれよとペナルティエリアに到達すると、最後は1対1になったアセンホをバセリーナで料理しています。

右にレオ・メッシがいたけれど、我を通して自分で決めきった。時にはそんなエゴも必要です。

デンベレの魅力は自由に大胆にピッチを駆け上がっていくところで、広いスペースがある展開の方がより活きる。5-1の得点はまさにその例です。

とはいえ殴り合いの状況でないと活きないわけでなく、1-0の場面ではプレスにはめようとする相手をターンで剥がし、推進したことで自らスペースを作り出している。もっと閉じた場面でもオプションになりそうです。

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バルベルデ「デンベレは来季も私たちといる」

これまで期待されたパフォーマンスを示していなかったデンベレに関しては、夏にレンタルされるであるとか、リバポーのクロップが関心を示しているとか、移籍の可能性がささやかれていました。

グリースマン獲得のウワサが、それを助長した。

エルネスト・バルベルデはビジャレアル戦終了後、デンベレ移籍を否定しています。「そんなことを誰が言ったのか知らないけれど、デンベレは来季もチームにいると私たちは考えている」「デンベレは大きな才能ある選手だ。技術があり、両足を使え、突破力がある。彼の前には、多くの時間があるんだ」

このビジャレアル戦のパフォーマンスにより、今日のメディアはデンベレ賛美で溢れていますし、監督のコメントで移籍話は下火になるでしょう。

守備がまだ不安定

エルネスト・バルベルデは来季、あの躍動感の塊であるデンベレのフットボールを、どうシステムに組み込んでいくのか。ポジショニングで優位を作るフットボールにどう適応させ、どう活かしていくのか。

課題を挙げるなら、第一に浮かぶのが守備です。

デンベレは自ら守備が課題であることを認めていますし、バルベルデが構築した手堅い守備組織にスムーズに加わっていくにはまだ少し時間がかかるでしょう。

あとは安易にボールを失わないこと。母国フランスのフットボール雑誌 ONZE MONDIAL のなかで、デンベレは改善点として「ボールをしょうもない失い方をするところ。バルサではボールを失うとすぐに目立つし、許されない。出来るかぎり早く、そこを直さないといけないんだ」と言っています。

デンベレ「僕がフェラーリ?盛りすぎ。製造中のフェラーリだよ」
カンプノウでのチェルシー戦でバルサ初ゴールを決めるなど、徐々にクレの期待に応え始めているウスマン・デンベレ。バルサで主力となるためには、まだまだ改善が必要なことを認めつつ、「良い選手ではなく偉大な選手になりたい」と意欲を燃やすフランス人デランテロです。

“完成品”である仏国の先輩グリースマンはここらで一日の長がある。

オランダ TELEFOOT では「すぐに疲れてしまう。心肺を鍛えないと」と言っていますが、ビジャレアル戦は後半追加タイムに45m以上走ってゴラッソを決めているので、これはだいぶ鍛えられてそうです。

4-3-3が活きる

デンベレの攻撃特性を活かすのであれば、3トップの方が活きますし、チングリには来季是非、バルサのDNAをふまえる意味でも伝統の4-3-3に挑戦してほしいと思います。

グリースマンを獲得するとして、どんな布陣を描くのかは不明ですが、バルセロナは巨大な可能性を秘めたデンベレという才能を磨き、未来の柱にしなければならない。この人、2年ほど磨けばたいへんなクラックになっていると期待するのですが、どうですかね。

5月11日付のMDは、デンベレは先発した過去9試合では8試合でゴールかアシストを決めている、とのデータを紹介しています(合計4点ですが)。

銀河系補強をせずとも、このデンベレコウチーニョを磨くことでチャンピオンズ獲得を目指せるようなスカッドにならないもんでしょうか。でもグリースマンは便利で計算できるからなぁ。

このニュースのまとめ

  • ・ビジャレアル戦で才能をきらめかせたデンベレ
  • ・バルベルデは移籍のウワサを否定
  • ・ならば来季はデンベレの持ち味をどう活かし、伸ばすか
  • ・4-3-3が見たい

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