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クライシスの気配を消したい・・・ リアクションが求められるビジャレアル戦

もしここでダメな試合をすると、9月にしてクライシスムード本格化
まず求められるのは、カンプノウでビジャレアルに快勝し反発力を示すこと

FCバルセロナは今宵、カンプノウにビジャレアルを迎えてのラ・リーガ第6節をプレーします。カタルーニャの守護聖人を祝うラ・マルセー祭りを締める夜ですし、3日前のグラナダ戦で完敗し8位に停滞する状況だけに、良いイメージを残す勝利が義務づけられた試合です。9月末にして切迫感のあるバルサなんて、いつ以来でしょう。

アンフィールドから続く危機の根

祭りの夜ですから、入場するチームを迎えるカンプノウの雰囲気は温かいと予想します。
アウェイ戦での脆く壊れやすい印象とは異なり、地元での2試合ではいずれもマニータと良好な結果を残しているバルサ。イエローサブマリンにも快勝し、悪いムードを消し飛ばしてくれるに違いないー。

もしここでも不甲斐ない内容と結果になれば、一気にクライシスモードになりかねないことを選手たちは知っているでしょう。

第6節でクライシスだと騒ぐのもなんですが、そのチーム/バルベルデ不信の根っこは今季の不安定さに加えて、昨季のアンフィールドにあるからです。

進路を見出せず迷走の感

今季のバルセロナは、まずはあのショックから立ち直ることを目指して、大型補強なりを敢行してきました。1月時点で内定していたとはいえ、フレンキー・デ・ヨング加入はバルセロニスタの希望。物議を醸したグリーズマンも、入団した以上は希望になってほしいと期待してます。

しかし今のところ、特にカンプノウ外でのバルセロナの様子は、リバポー戦の悪夢から立ち上がっているような印象を与えない。アウェイでの様子を見るに、それは深まってきます。

エルネスト・バルベルデがカンテラーノや能力主義に賭け、バルサ哲学への復帰を目論んでいそうな点は見守っていきたいところです。
不慣れな選手の起用に慎重な監督なのにフレンキーを連続起用しているところとか、メッシスアレスの負傷を受けてアンス・ファティカルラス・ペレスにチャンスを与えたところとか。

けれども、例えばフレンキーの起用方法(ある日はピボーテ、またある日はインテリオール)は彼の頭脳を混乱させ、適応を遅らせはしないか。資質は違うとして、かつてのアンドレ・ゴメスを思い出させます。どちらのポジションが最適解かまだ見出せず、試しているのでしょうが・・・

アルトゥールも使ったり使わなかったりと、進路を見出せずに迷走している感もあり。ラ・リーガ5試合で勝点7と、この四半世紀で最悪のスタートを切ってしまったことで、チングリの立場は厳しくなりました。

グラナダで敗れた後の、ゴール前でガツンといけてないのがチームに足りないものだとの見解も、バルベルデへの信頼を損なう一因。敗因分析は納得のいくものであってほしいのです。

メッシ復帰に期待するけれど

とまあ、心配だらけのバルベルデチームの現状ですが、レオ・メッシの先発復帰に伴って好転していくことを期待します。まだ本調子には遠いD10Sとはいえ、中心軸がハッキリすることで向かう方向も明確になるのではないか。
しかし周囲がメッシ様頼みに陥ってしまうと、彼が孤軍奮闘するだけに終わってしまいそうで怖いです。

チームの全員が能動的に動いていくというか、オレが責任を引き受けてやるぜと前に進み出るというか、ギラギラしたものがないと逆境は跳ね返せないのではないか。
そういったこととは縁遠いように見える、バルベルデの物静かなキャラクターが不安なんですよね。クロップの狂気がちょっとばかり欲しいというかね。

ぐだぐだと書きましたが、ラ・マルセーの夜のカンプノウでの試合、スッキリ勝って「さあ次のアルフォンソ・ペレスも乗り越えていくぞ」と明るく語れていることに期待します。

 

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