ジェラール・ピケ、指笛ではなく拍手をもらったカルタヘナ戦

36分の交代時、カルタヘナファンから盛大な拍手を送られたセントラル
スタジアムでは政治的な事情は忘れられ、スポーツによる連帯が示された

カルタヘナで開催されたチャリティー親善試合において、ジェラール・ピケが地元ファンの拍手を受けたとニュースになっています。ムルシアの人々がジェリをどのように迎えるか。それもまた試合前の関心の一つだったからです。

スペイン代表戦ではひんぱんにブーイングの指笛を鳴らされてきたジェリ。ムルシアは右派が強い地方。その結果は彼の交代時の大きな拍手、でありました。

ピケはカルタヘナ戦にカピタンとして先発出場し、36分だけプレーしてベンチに退いています。
そしてチュミと交代でピッチを去る際には、スタジアム全体から盛大な拍手がピケに向けて送られた。スター選手たちが不在の中で“看板”としてムルシアを訪れ、試合に出てくれてありがとさんの拍手。
そしてピケを含めたFCバルセロナに対しての感謝の拍手です。

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バルサへの謝意

試合に先駆け、FCカルタヘナのパコ・ベルモンテ会長はラジオ取材のなかでこう語っていました。
私たちのファンにはバルセロナに指笛を鳴らしてほしくない。私たちは彼らにとても感謝をしているし、これはフットボールのフィエスタでなければならないんだ」

これがただの試合なら、指笛は不可避だったでしょう。
ムルシアは先日の総選挙で極右政党のVOXが第一党になったといいますから、カタルーニャに対しては風当たりの強い土地らしいこと。バルサは前日にカタルーニャ旗をあしらった第4ユニフォームを発表している。
普通ならピケは真っ先にブーイングの標的になることは、クラブ会長の言葉が暗示しています。
しかし今回の親善試合においてはそういった政治的な事情はきっちり封印されました。

試合の目的が、ムルシア州で9月に発生した大洪水の被害者を援助するための資金集めであり、洪水被害に対してアクションを起こしたクラブがFCバルセロナだけとなれば、ブーイングをする理由はないですよね。
FCバルセロナに対しては、一行がカルタヘナのホテルに到着した時、ウォームアップのためにピッチに登場した時、試合終了後と大きな拍手が送られています。

ピケに向けては、まず彼が交代でピッチを後にすると分かった時に拍手が起こり、ピケがそれに手を上げて応えると、さらに拍手が大きくなるというステキさでした。ありきたりな感想ですが、スポーツって良いものだなと。フットボールが人々の連帯に役立つことを示した親善試合でした。

試合ではリキ・プッチがきらめくパフォーマンスを披露。安部くんも“トップデビュー”してます。

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