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メッシ温存で臨む、一発勝負の国王杯イビサ戦

2000年代前半、格下相手のコパ初戦で敗退を繰り返したバルセロナ
人工芝と番狂わせに燃えるイビサ選手たちに要警戒

さて、コパ・デル・レイ(国王杯)です。FCバルセロナにとってはコパ初戦となる 1/16 final(準々々々決勝)で、対戦チームはセグンダBディビシオンのUDイビサ。最大の話題はキケ・セティエンレオ・メッシジェラール・ピケセルヒオ・ブスケツの3人を温存し、遠征に連れて行かないことです。

下位チームにも勝機

コパ 1/16 でバルサが主力を温存するのは毎年のことですが、今年から準決勝までは相手スタジアムでの一発勝負に変更されてますゆえ、ルイス・スアレス欠場に加えてチームの中心軸たるメッシピケブスケツの不在はちょっとした冒険感があります。

イダ&ブエルタ(ホーム&アウェイ)の2試合勝負と違い、敵地での一発勝負は上位チームが敗退する可能性が高まる。2000年代のバルサは、一発勝負だったコパ初戦で敗退を繰り返しています
2001/02の対フィゲラス、2002/03の対ノベルダ、そして2004/05の対グラマネで敗退。2003/04の対グラマネも0-1の辛勝でした(83分のロナウジーニョ弾)。

当然、相手は大番狂わせを狙ってくるでしょう。
現役時代にキケ・セティエンのチームメイトだったというUDイビサ監督パブロ・アルファロは、前日会見にて「私たちの前には、歴史的なチャンスがある」と意気込みを語っています。
セグンダAのアルバセテを倒して手にしたバルサ戦の機会なので、気合十分ですよね。舞台となるカン・ミッセスは人工芝。慣れの点でも相手に分があり、要注意ってことです。

一発勝負になったことで、バルサB選手の出場機会は減少か。
今回フィリアルからは常連であるアンス・ファティカルラス・ペレスに加えて、週末のグラナダ戦で活躍したリキ・プッチ、それにアベル・ルイスチュミも招集リストに名を連ねました。
レギュレーションにより同時に出場できるフィリアル選手は4人まで。セティエンは若者たちをどのように起用するでしょうか。

強風の予想

今回のコパ 1/16 final では、主にスペイン東部を襲っている大型低気圧“グロリア”の影響が懸念されています。上のバルサ公式動画でも分かりますが、昨日はバルセロナ市内も結構強く雨風がきてまして。
幸いなことに試合当日(今日)のイビサ島の天気予報は曇り~小雨につき、試合開催には問題なし。ただし風速は10m/sほどの予報もあるので、ボールはけっこう流されるかもしれません。キャンプでタープを張るのはしんどいレベルの風です。

一発勝負、人工芝、強い風、ジャイアントキリングを期待する地元ファンの熱い応援イビサ選手たちの闘志。そしてセティエン体制になってまだ2試合目というバルサの状況。メッシたちを温存。
厄介な試合になる匂いはふんだんにあり、バルサ選手たちも高い集中で臨まないと、グラナダ戦でいくぶん改善した流れがまた折れかねません。

ちなみに夏のバケーションでイビサを訪れるのは定番のバルサ選手たちですが、試合での訪問は今回が初めてとのことです。

このニュースのまとめ

  • ・バルサのコパ初戦、セティエンはメッシ、ピケ、ブスケツを招集外
  • ・一発勝負で過去に何度も苦渋を飲んでいるバルセロナ
  • ・バルサに勝とうと燃えているイビサを甘く見ると危険

 

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