伊クラブからの関心に対し、優しく断りを入れたバルサの背番号8
もっと何年もカンプノウでプレーする自分を思い描いているという
移籍マーケットにおいて大きな影響力を持つのが、渦中の選手による意思表示です。獲得を狙うクラブとしては、選手本人の入団希望があれば、後の交渉が有利になる。一方で本人による残留希望が出れば、獲得はほぼ絶望的でしょう。今回インテル移籍のウワサ話に「NO」を言い渡したのが、ラウタロ作戦に名前を関連づけられていたアルトゥール・メロでした。
バルセロナのことだけを考えている
インテル・デ・ミラノがアルトゥール獲得に関心を示していることに対して、FCバルセロナからは彼が移籍不可である旨が伝えられた、とのニュースが少し前に流れました。そりゃあバルサとしてはラウタロ・マルティネス獲得のための資金は欲しいけれども、アルトゥールはフレンキー・デ・ヨングとともに中盤の主軸となることが期待される選手であり、放出の対象外であると。
自分が移籍対象外となったこと、つまりはクラブから大きな信頼が寄せられていることに、セントロカンピスタは満足したでしょう。アルトゥールはイタリアのLa Gazzetta dello Sport紙の取材に対し、インテルからの興味に礼を言いつつも今はバルサのことしか頭にないんだとの考えを示しました。
「僕に関心を持ってくれるのは名誉なことだけれど、僕のバルサ時代はまだ終わっていないよ」
「どんな選手にとっても、自分の名前がインテルのような世界的に名前が知られていて、偉大な監督や並外れたスカッドを擁するビッグクラブと結びつけられるのは誇らしいことだよ。でも僕の頭はただひとつ、バルセロナのことだけを考えているし、僕はクラブも街もすごく気に入っているからね。アスルグラナのユニフォームを何年も着ている自分を思い描いてるんだ」
模範的なる、扉の閉ざし方。思いを寄せる異性・・・ いやここでは獲得を熱望する選手ですが、にこう言われたらもう黙って引き下がるしかない。アルトゥールのことを非常に評価しているというアントニオ・コンテ監督は、別の選手をお探し下さいますよう。
コンペティション再開を望みながら
ブラジル代表セントロカンピスタはまた、コロナウイルス感染拡大による今の隔離生活をフィジカル向上に利用していると強調しています。
「自分が(セティエン流に)溶け込んでいると感じるし、フィジカルも良くなっていると感じているんだ。今は(この隔離生活を、怪我から)完璧に回復することに活用している。あらゆる挑戦へと全力で向かうためにコンペティションが再開することを待ち望みながらね。それだけを考えてるよ」
アルトゥールの課題の一つは、シーズンを通して怪我なくプレーすることを可能とするフィジカルです。歴代最多出場記録を打ち立てたチャビ・エルナンデスやレオ・メッシ、セルヒオ・ブスケツら主力は本当に怪我が少なくて丈夫。柱となるためには継続して試合に出られることが必須につき、彼が取り組む身体強化が功を奏するよう願います。
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