トゥスケツ、ラポルタ、フォン、フレイシャの4者会議により、日程の前倒しをしないと決定
カタルーニャ州議会選挙もバルサの投票日に影響する
昨日1月20日午後、FCバルセロナのオフィスにてある会議が行われました。会長選挙の投票日について候補者たちの意見を聞くために、カルラス・トゥスケツ(管理委員会長)がラポルタ、フォン、フレイシャを招集したのです。郵便投票が可能となったことで、1週間前倒しするや否やを決めるための会議でした。結論は、3月7日の維持。
郵便投票が州政府に認められ
3月7日(日)の投票実施は、先週金曜日の時点で彼らはすでに合意していました。
しかしカタルーニャ政府(ジャナラリター)が、スポーツクラブの会長選挙における郵便投票を認めるスポーツ法改正案をわずか2日でスピード可決したことで2月28日(日)への1週間の前倒しも可能となり、トゥスケツが候補者たちと再び話し合った次第。
しかしクラブ史上初となる郵便投票への準備期間がより長く取れることや、カタルーニャ州選挙と重なってしまうと郵便配達面で大変になることから、3月7日が維持されたのでした。
FCバルセロナの会長選挙を複雑にしているのは、カタルーニャ州議会選挙です。調べてみたところ、どうやらこちらも混乱している模様で・・・ 本来は2月14日(日)に投開票が行われるはずだったこの選挙・・・ 国の最高裁が延期を差し止めにしたとか、でもCOVID-19状況で本当に実施できるのかとか、5月30日だとか、もうよく分かりません(苦笑)
で、、、こちらの選挙でも郵便投票が認められているので、もし州議会が2月14日、バルサが2月28日となると、郵便局の人たちが死んでしまうので同時には出来ないと。いろいろあります。
電子投票にこだわるフォン
そういったことで、保健面でも郵便のロジスティック面でも最も好都合な手段である電子投票の実現にこだわり、強く要請しているのがビクトル・フォンです。バルサ側は電子投票の実施には時間が足りないとしていますが、フォンはそうは見ていない。「私たちには報告書があり、期限内に可能。これは政治的な意思の問題だ」とクラブの決断を促しているところです。
郵便投票があっという間に実現したのだから、電子投票もクラブ次第なんでしょう。クラブ規約とかの問題はあったと思います。
クラブ規約
クラブ規約でいうと、クラブ運営を理事会に代わって行っている管理代行委員会の任期は最大で3ヶ月です。つまり、1月28日(木)で法的な存在根拠を失う。24日に行われるはずだった投票が延期されたことで、このあたりもうやむやになって事は進んでいきます。
投票日が延期されたことは、選挙キャンペーン期間にも影響を及ぼします。
クラブ規約によると投票日前の8日間が候補者たちのプロジェクト説明期間になるのですが、フォンが明かすところによると「ソシオは2月16日から投票権を行使できるようになる」ので、キャンペーン期間も延長されるのだと。認知度ではラポルタに負けるフォン陣営にとってはプラス材料と言えます。
まだまだ不確定な要素は多いので、最終的にどう落ち着くのかはまだ見えない会長選挙です。
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