レバンテは同じ戦術でくるだろうと予想。
リーガのレバンテ戦にて2ポイントを落としてから中2日。タタバルサはこの水曜日、同じ舞台シウタ・デ・バレンシアにて今度はコパ1/4ファイナルのイダをプレーします。日曜日の苦い後味を、スッキリ爽やかに打ち消しておきたい試合です。レバンテのホアキン・カパロス監督は今回、主力選手を5人招集リストから除外。「コパはまた別物」と語っているのですが、バルサには前回と同じ方法論で対してくるであろうというのがヘラルド・マルティーノ監督の読みです。タタは言います。「招集メンバーがだいぶ違うのは確かだけれど、彼らのやり方は同じだろうと思っているよ」
監督はまた、レバンテの守りをこじ開けるためにどうプレーすべきか、チームで話し合ったと語りました。「トレーニングに加えて、彼らの守備組織をどうすれば崩せるのかをみんなで話したよ。先日は特に前半、縦への突破に苦労していたからね。それでも後半はダメージを与えられたし、通常であれば、前回のような得点機を私たちは活かしている」
同じプレーを続けることが、勝つ可能性を増やす道
再び躓くことへの恐れはないか?との問いには、「前向きに考えたいし、この2つのエンパテの後も同じやり方でプレーをしていれば、再び引き分けるよりも勝つ可能性の方が多いと考えたいんだ。今の私は完璧にポジティブだよ」と答えたミスター。彼はまた、この2つの引き分けによって選手起用法に迷いは出ないかとの質問には、こう断言しています。「私が目指すのは、選手たちが良い状態でシーズン終盤を迎えること。如何なる結果によっても私の考えは修正されないだろう。その結果が内容の後退によるものではない時は尚更だよ」
そしてゴールについては、「精度の問題だけではないんだ。チャンスの数はレバンテ戦よりもアトレチコ戦の方が少なかった。私たちはいつも得点機を活かしているけれど、閉ざしてくるチームに対する時はより難しさが増すし、得点が遅くなるほどに難しくもなる」とコメント。セットプレーで何故もっと小技を使わないのか?との問いには、こう答えたタタさんです。
「私たちはストラテジー(セットプレー戦略)よりも(流れの中での)プレーに賭けなければいけない。プレーよりもストラテジーによって試合に勝つ可能性が増えると考えるなら、チャンスは減るだろうと私は思う」「シーズンの序盤は、私たちもエリア外から打っていたんだ。戦略プレーを得意とするチームは、それが上手な選手たちのいるところだよ」
相手チームのセットプレーには苦労をしている件に関しては、「私たちは身長が低いからね。けれどもコーナーキックでのマークの仕方を変えるつもりはない。苦労はしていくだろうけれど、出来るだけソリッド(堅い、堅実)であるよう努めていくよ」とのことです。
イニエスタとメッシの状態について
月曜にはグループ練習を再開したアンドレス・イニエスタでしたが、火曜日は再び別メニュー調整。復帰すると見られていたこのレバンテ戦の招集リストからも外れています。「彼は個別でのトレーニングを続けている。ここ数日のトレーニングではあまり状態が良くなく、安心できる状態となるにはまだ少し足りないなと思ったんだ。私たちは今、シーズンの大事な時期にいる。怪我によって事が難しくなるリスクは冒したくない」
2試合続けて90分間プレーしたレオ・メッシの状態については。「彼はここ2試合にフル出場し、良い感触を得ていた。今の彼はもう怪我明けの選手ではなく、他のメンバーと同じ。これからもプレーを続けていくだろうし、休ませる必要があると考えれば、休養を取らせることになるだろう」。ちなみにレオは現在バルサでの公式戦出場が399試合。おそらく今夜は、400試合記念祭りとなるでしょう!
一方、外野の一部方面ではネイマールの移籍金に関して話されていますが(こちら参照)、マルティーノ監督はそれには口を挿もうとはしていません。「もしチームが私と同じようにその件に対してくれるなら、私からは言うべきことはない。私にとって問題とはならないだろう。これは理事会の問題であり、会長はすでに返事を出している。私たちはフットボルをプレーすることに専念していくよ」
そして「私は会長の言葉を信じている」とするミスターは、この一件でネイマールが萎れたりはしないとの見解を示しています。「彼は20歳にしてサントスのようなクラブやブラジル代表で責任を引き受け、バルサでも良いプレーをしてきた。プレッシャーに慣れているし、そんな彼に影響が出るとは思わないよ」
話題となっているカンプノウのリフォームに関しては、「私には素晴らしいスタジアムに思えるけれど、私からソシオの決断に対して意見することはできない」とのみ語ったタタさんです。
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