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技術強化部長ラモン・プラネスが退団へ:チャビが補強でも大きく関与する

クラブに辞意を伝えた強化技術部長
後任はすぐには探さず、チャビとジョルディ・クルイフが協力して対処する模様

FCバルセロナの強化部門を担当するセクレタリオ・テクニコのラモン・プラネスがクラブに対して辞意を示したことが、地味ながらもバルサ界隈の話題となっています。冬マーケットが近づく中、重要な位置にある彼が去ることは痛いですが、決意が堅いとなれば仕方ない。後任はすぐには呼ばず内部の人間で対処する方向といわれ、チャビが補強部門でもパワーを持つと見られています。

突然の辞意

FCバルセロナのセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)を務めるラモン・プラネスがクラブに対して辞意を伝えた、と現地メディアで報じられたのは11月10日夜のことでした。

辞任を望む理由は、SPORTによるとバルサでの自分のサイクルは終わり、次の挑戦へと臨みたいからだとのこと。
揺れた夏、監督交代の秋を経て、多少燃え尽きた感のあるところに魅力的なオファーが届いたのかもしれません。シーズン半ばながら、今後のことをじっくり検討する時間を持ちたいとの理由から半年先を待たずしての退団をクラブに求めたそうです。

プラネスバルトメウが連れてきた人物ですが(後述)、ラポルタは彼の仕事ぶりを高く評価し、引き続き強化部長の職を任せていた。冬マーケットも近いだけに突然の辞任要求に幹部たちは皆驚いたそうですが、理由に理解を示し、表門から見送ることになるようです。来週にも契約が解除される見込み。

セクレタリオ・テクニコスポーツディレクター
この二つは似ているけれども別の役職。スポーツディレクターの方が上位で執行部に近く、内外の選手との全交渉を担うことができる。一方でセクレタリオ・テクニコの主な任務はスカウティングや情報分析・修正などで、一つのクラブに両方がいる場合が多い。ただし現地でも割と混同される。
今のバルサなら、重要な交渉に出動するのはフットボールディレクターのマテウ・アレマニー

後任は?プジョルの名前もあるけれど

ではラモン・プラネスが退団した後、バルサのセクレタリオ・テクニコを誰かが担当することになるのか、もしくはならないのか。そこが問題です。フットボールディレクターのマテウ・アレマニーには情報を分析し上げてくる部下が必要でしょう。
でも必須ではない。チキ・べギリスタインなどは一人でやっていたように思います。

誰かと新規契約する場合、シーズン半ばにつき経験豊富で有能な人材がフリーでいるかといえば、難しそうです。
ならばラポルタがジョーカー役として呼んできたジョルディ・クルイフ(国際ディレクター。謎職)に臨時で強化部門に入ってもらい、良い人材を待つのが有力に見えます。
TV3が報じるところでは、チャビが補強・放出に関してアレマニーと話し合って決断に加わる。ジョルディがその助言役となる。チャビは元々、ジョルディが右腕となって手助けしてくれることを望んでいたそうですし。

そして少し先に正式な強化技術部長を呼ぶ場合、、クレとして期待してしまうのはやはり、カルラス・プジョルですかね。

2019年にペップ・セグラが解任された時、プジョルにも打診があったと当時報じられていました。
しかしスビサレッタの助手として“利用された”経験があり、かつ賢明なるプジバルトメウの誘いには乗らず、いずれ訪れるであろうもっと適した瞬間を待った。当時はチャビ監督となら、、と予想しています。
その状況は整った。しかし、より強い権限を持つアレマニーがいる状況をプジョルは好まないかもしれず、もう数年先になることも十分考えられます。

カルラス・プジョルの希望は、プリメール・エキポに影響を及ぶ決定ができる役職だと前々から言われています。名誉職とか、橋渡し役とかは望んでいない。どうなるでしょうか。

バルセロニスタとしてはプジョルの復帰もチャビ監督と並ぶ夢の一つですから、彼の適正と希望が両立される道が見つかることを願います。そして補強部門に一貫性ができ、ちゃんとしたスカッド作りが為されていきますように。

以上、プラネスが去るらしいよ、それでプジョルの復帰に繋がるかもしれないけどどうだろうね、というお話でした。

プラネス:アビダルの補佐から強化担当へ

ラモン・プラネスはまだバルトメウがクラブ会長だった2018年夏、ロベルト・フェルナンデス強化技術部長の退任に伴う部門再編でバルサに加わっています。当初はセクレタリオ・テクニコとなったエリック・アビダルの補佐でしたが、リスボンの悪夢の責任をとってアビさんが2020年8月に辞任。以後はプラネスが強化技術部長に昇格して補強計画などに携わってきました。

プラネスの最大の成果はぺドリ・ゴンサレス獲得です。ロナルド・アラウホもまた彼の手柄だ、、みたいにメディアでは紹介されていますが、2018年夏の獲得だしペップ・セグラ(スポーツマネージャー。2019年7月解任)が手当たり次第に連れてきた外国人若手選手の中にたまたま当たりがいただけではないか、、と思う。
選手代理人たちとの関係の築き方は上手い人のようです。

まだ退職は正式に決まっていませんが、これまで3年ちょっとお疲れ様でした。

コメント

  1. トム より:

    ちょっとしたニュースですね。
    普通に考えればチャビ就任による影響でしょうが、バルトメウの遺産に数えられる人だけに、何か居心地が悪い事があるのかもしれませんね。

    何にしろ、チャビがやりやすい人を連れてくる事になるのでしょう。
    プジョルであれば最高ですが、どうもプジョルがこういう職をやる姿が想像しづらいです。
    代理人やってる事も、結構な驚きなんですけどね(笑)。
    コーチや監督という現場をやるものと思ってました。

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