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夏マーケット最終日に動き:オーバが去り、ベジェリンが出戻り、マルコス•アロンソが・・・

オーバメヤンに感謝

2022年夏マーケット最終日のバルサ的一番の話題はやはり、オーバメヤンさんのチェルシー移籍でしょう。移籍金は1,200万ユーロ+マルコス・アロンソ。バルサ入団からわずか半シーズンでの退団となります。

その半年の間に、オーバにはいろいろと助けてもらいました。
アーセナルとの契約を解除しての、無料での加入だったこと。バルサで問題を抱えていたウスマン・デンベレの親友であり、彼の復調に一役買ってくれたであろうこと。火力不足だったチームにゴールをもたらし、半シーズンでチーム得点王となったこと(13ゴール)。一時は、オーバメヤンがいるなら夏の9番補強は不要では、との意見も見られていました。ベルナベウでの2得点は印象的でしたね。

そして最後に、喉から手が出るほどに移籍金が欲しいクラブの金庫に1,200万ユーロを残したこと。

クラブ間交渉の最中、いきなりプラット空港に降り立ち、バルサ移籍への強い意欲を示した時はその行動力に驚きましたし、背番号が17に“上がった”今季もチャビチームで戦うぞと燃えていたでしょうが、換金策を模索しているクラブの提案を受け入れロンドンへと去っていったところまで、爽快な選手だったなと思います。ありがとうオーバ。英国でも活躍あれ。

オーバ退団による不安と疑念

レバンドフスキの控えとして頼もしい存在だったオーバメヤンが去ってしまうことは、レバさんを休ませたい時、もしくは欠場時の9番はどうするのだろうかとの不安を否応なく生じさせます。

残留したメンフィスがその任務を受け持つのでしょうが、彼はいわゆる9番ではない。フェランアンスを偽9番で使うにしても上手く機能させられるのだろうか。チャビはそんなに戦術家か。
結局、次の冬マーケットで前線補強だとか言ってたら笑えません。

そもそもジュレス・クンデの登録ができているにもかかわらず、貴重なオーバメヤンを放出した理由はなんでしょうか。ポジション毎に一流選手を二人ずつ配置する、とかいう計画はどうなる。
ニコにはチームに残ってほしかったなぁ。。。)

メンフィスと合わせて放出することで、何か“サプライズ”を起こそうとしたという話もあるのですが、オーバ退団が濃厚となった時点でメンフィスは残留に傾くでしょう。彼からすれば、移籍する必要もない。責めるのはお門違い。
二人を売って一発逆転ベルナルド・シルバ、なんてアレマニは本当に画策していたのでしょうかね。それにベルナルドは31日時点でシティ残留宣言をしている。よく分かりません。

もう一人の出戻り息子ベジェリン

マーケット最終日となる1日には、エクトル・ベジェリンのバルサ復帰も決まりました。アーセナルとの契約を解除して、自由移籍でカサ(我が家)に戻ってくるという。
クラブ公式発表によると契約期間は1シーズン(2023年6月30日まで)。契約解除金は5,000万ユーロです。

ご存知の通り、ベジェリンはラ・マシア育ちの右ラテラルです。
2011年夏、クラブに失望してロンドンへと去った家出息子の、11年ぶりとなるバルセロナ復帰。かつて一度 出戻りに接近した2017年はネルソン・セメドが選ばれたことでベジェリンのバルサ復帰は消滅したのですが、人生、何があるかわからないもんだ。
5年前には4,000万ユーロが必要と言われた選手が、無料、0ユーロで「ただいま〜」となるのです。
11年も経っているので、感慨も特にない、、という発見

終わりなき右ラテラル探し

2016年夏のダニ・アルベス退団から、終わることない右ラテラル探しの旅は続きます。

セルジ・ロベルトのコンバート、セメド獲得、デスト獲得、再びアルベスを呼び戻し、でも放出し、一周回って今度はベジェリンが帰ってくる。でも1年契約。途中にはドゥグラスとかエメルソン・ロイヤルもいましたね。。アレイシもそうか。一体どこへ辿り着くのかこの旅は。
Bチームに有望な若手っていたっけな。

セルジーニョ・デストを無理やり移籍させた理由からして不明です。チャビとの折り合いが悪かった、くらいにしか納得のいきそうな答えが思いつかない。

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コメント

  1. ロンド より:

    私もユウさんと全く同じでレバンドフスキーぐらいまでで良かったなぁと思います
    ディフェンス陣の強化の際にはピケとアルバにちゃんと最後通告してからやって欲しかった
    アルバは最終日の前日にいきなりインテル行きの打診ですからね

    でも現地もそうですし、日本の若いファンもアレマニー万歳!補強はほぼ満点という評価じゃないでしょうか
    私は老害かもしれません 笑

    右のラテラル定着しませんね
    ラマシア育ちの純正ラテラルっていない
    みんな一回他チームに出るかコンバートしてラテラルになってる
    9番と並んで育成からトップ定着が困難なポジションだと感じます
    そうした意味でバルデは期待なのですが、個人的にはまだ懐疑的。ラマシアが好きなのにバルデを疑ってしまうのはラマシア育ちなのに良いパスを見たことがないし、ある場所が良いと思ったこともないんですよね。もちろんこっから見せてくれれば良いので、杞憂に終われば良いのですが

    リスクを取りまくった補強です。シャビは失敗できません。リーガは少なくとも2位、CLは少なくともベスト8、目標はもちろんいずれかのタイトル奪取でしょう
    リーガ3位、CLベスト16だったら失敗と言われてもしょうがないです

  2. kevadtuul より:

    >放出によって得た移籍金がフェラン・ジュグラ(ブルッヘ)の500万ユーロとオーバメヤンの1,200万ユーロのみ、ってのは泣ける。

    コウチーニョ(20M)が抜けてますね。合計37Mが売却益ではないかと。

    レンタル移籍が多くなりましたが、とにかく今夏は案件が多すぎたので、ある程度は獲得・放出のディール成立を優先するのは仕方ないと私は思いますねー。
    資金調達や減給交渉も含めて、フロントは本当によく働いてくれたと思います。
    少なくとも、現況の獲得選手は申し分ないプレーを見せてくれてますしね。

    あとはスポーツ面でどうなるか次第、この背水の陣が大敗をもたらすか勝利をもたらすかですね。
    そこはもう、信じて応援するしかないでしょう。

    とはいえ、そこでネガティブな意見が多くなるのはサッカーらしい因習というか、カタルーニャらしいというか。
    バルサらしい話ではありますね。(笑)

  3. ss より:

    ラマシア育ちが放出されるのはしょうがない気もします。
    本当に実力があればペドリのように若くてもレギュラーに定着出来るはず。

    イニエスタのような天才はそうそう居ないので、切られるのも無理はないかなと。

  4. culer より:

    私もユウさんと同じく、銀河系バルサは手放しで喜べないです。
    とはいえ、カンテラーノで勝てるのかというとそれも難しく、少なくとも欧州はペップバルサのイズムで勝てる舞台ではなくなったと思います。

    クライフがトータルフットボールを導入し、ペップが3pのサッカーで欧州を席巻したように、サッカー界に新たな改革を導入する戦略をとるべきなのかもしれませんね。

  5. lamasia より:

    バルベルデもセティエンもクーマンのいつのときもチャビがいつかくるからと期待してきたな結果が、そのチャビが一番のブランド品好きな派手好きだとしたら寝込むくらいショックですね
    いまはそうではない、チャビにも色々事実、ジレンマを抱えてのことだ、と信じて応援してますね

  6. ゼロ より:

    私はクンデ獲得あたりまでは補強の意図は理解できたのですが、そこからがついていけなかったですね。クンデはリーグで五本の指に入るくらい素晴らしいCBですし、獲得は納得できました。

    ただ、アロンソはサイドバックとしては特殊ですし、クロスがうまいがスピードが無く対人が厳しいウイングバック寄りの選手をどう使うのと疑問に思います。アルバとは結局関係がギスギスしてロッカールームの雰囲気を悪くしただけですし。

    チャビのインタビューでも選手の質の話ばかりで、戦術が機能したとかどういうチームを目指すとか全然語ってくれないですし、アンスの偽9番など迷走してるなと思う部分があります。

  7. アメドリ より:

    ベジェリンは、ベイェリンって感じの発音だったかなと思いました。少なくともバじゃなかったかな。ベジェリンでいいんじゃないかと。

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