非EU選手枠がオーバーブッキング状態
アルトゥール、マルコム、それにアルトゥロ・ビダルと、南米選手をこれでどうだといわんばかりにコレクションしているバルセロナ。8月8日現在では実に、6人もの非EU選手がスカッドに在籍しています。
退団濃厚のジェリー・ミナとマルロンが去るとしても、まだ4人。
夏の新戦力を枠を気にすることなく起用できるようになるためには、コウチーニョのポルトガル国籍取得が必須となります。
この夏、3人加入
非EU選手枠をどうするのかは、バルサの去年からの課題でした。
パウリーニョがいる状況でコウチーニョとジェリー・ミナを獲得し、このままではアルトゥールを登録できないと問題になったのが今年の2月。
それはコウチーニョのポルトガル国籍取得によって解決すると分かり、くわえてパウリーニョも移籍したことでひとまずどうにかなる状態ができたのですが・・・(マルロンかミナのどちらかに残留の道、とも思えた)
2018年1月 | 2018年8月 |
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コウチーニョ(新加入) | コウチーニョ |
パウリーニョ | アルトゥール(新加入) |
ジェリー・ミナ(新加入) | マルコム(新加入) |
ビダル(新加入) | |
ジェリー・ミナ | |
マルロン(レンタル戻り) |
マルコムを獲って、アルトゥロ・ビダルとも契約したことで再び非EU選手枠は満タン、いやオーバーブッキング状態となりました。
キング・アルトゥロ。ヨーロッパ生活長いのに、まだコムニタリオ(EU人)じゃなかったのね。
パスポート問題は見切り発車だったとは。
コウチーニョのコムニタリオ化
ジェリー・ミナとマルロン・サントスは8月7日のチームトレーニングに参加しておらず、移籍目前であることが察せられます。どちらかは残してほしかったですが、残念。
よって実質的な非EU選手は4人となります。
ラ・リーガの規約で試合に出場登録できるのは3人までなので、コウチーニョのコムニタリオ化、これをとにかく急ぎで進めなければならない。急ぐといっても手続きは終わっているので、待つだけですが。
6日からトレーニングに復帰したコウチーニョをスーペルコパ(12日)に起用するかどうかは微妙です。よって
18日のリーガ開幕戦を期限だとするとあと10日・・・ これに間に合わなければ、バルベルデは新加入選手のうちの1人を招集リストから外さなければなりません。
誰を外すか
選手の“格”、そしてウスマン・デンベレがいることによる戦術上の必要度から判断すれば、外れるのはマルコムになりそうです。しかしマルコムはUSAツアーで非常に良いパフォーマンスを見せていて、早く公式戦で見たい選手でもある。
チームへのフィットの点からいけば加入間もなく、怪我明けのアルトゥロ・ビダルになりますが、どうでしょうか。ただしビダルは1ヶ月前からバイエルンでトレーニングを重ね、良い感触をもっています。
ドリームチーム時代のバルサも同様の問題を抱えていて、ジョハン・クライフは毎試合ロマ―リオ、ストイチコフ、ラウドルップ、クーマンの中から1人を外さなければならなかった。
この時の御大に比べれば、チングリの頭痛はまだ軽いですかね。
このニュースのまとめ
- ・この夏に獲得した4人のうち、3人が非EU選手
- ・コウチーニョのポルトガル国籍取得まで、1人が招集外となる状況
- ・バルベルデが外すのは、マルコムか、ビダルか・・・?
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