不動のレギュラーに控え選手なく、良い解決策も見えない
バルベルデチームが抱える懸案事項、それが左ラテラルです。ジョルディ・アルバが素晴しすぎるので、左サイドは彼不在の時の落差が激しい。攻撃のオプションがひとつなくなることで、チーム全体の出来にも見逃せない差が現れます。
そのジョルディ・アルバが、週末のサン・マメス遠征では起用できない。 カード累積5枚で出場停止となるからです。
バルサはジョルディ・アルバが先発から外れた試合では、コパの格下チームとの対戦は別として、勝ててないとのデータもあります。
ラ・リーガのレガネス戦(2-1)、コパのレバンテ戦(2-1)とセビージャ戦(2-0)がそうで、ローテーションというよりは実験に失敗し、チーム全体の出来がひどかったのですが、アルバが先発しないと勝ててないのは事実。先週末のバレンシア戦(2-2)もそうでした。
不均衡なスカッド編成
替えのきかないジョルディ・アルバを疲労させないために、最近のエルネスト・バルベルデは左ラテラルでよくローテーションをしています。
それは良いのですが(むしろ不可欠)、スカッド計画のマズさが目立つのが辛い。
開幕当初に控えラテラルと期待されていたバルサBのファン・ミランダ(19)が選択肢から消え、最近のチングリが起用するのは、利き足が逆のセルジ・ロベルトやネルソン・セメドばかりです。セルジは器用にプレーしますし、バレンシア戦ではポストを叩くシュートを打ってますが、やはり右の方がいいですからね。
右ラテラルではムッサ・ワゲをトップチームのトレーニングに呼んだり、来夏にはエメルソンも獲得することを発表したり(そしてしばらくベティスで修行?)と動きがあるのに、左ラテラルで動きがないのは、強化技術部はファン・ミランダに期待をかけているということか。
ミランダは19歳。3年後くらいに戦力になっていれば上々です。でもそれまでの控え問題をどうにかせねばならない。FIFA制裁やらで、22歳あたりの世代を育てられなかったのが効いてますよ。グリマルド(23)は出て行っちゃいましたしね。。。
コパクラシコはもちろん気になるけれど、その次のサンマメス遠征でジョルディ・アルバがいないことが不安、という件でした。
このニュースのまとめ
- ・ジョルディ・アルバがリーガ次節(サンマメスでのアスレティック戦)は出場停止
- ・アルバはパフォーマンスが抜きん出ており、不在だと影響が顕著
- ・最近は右ラテラルの選手たちを左に回しているが・・・
コメント
いっそマウコム左ラテラルでいいんじゃなかろうか。アルバもほとんどウイングなんだし。