LaLiga | jornada 10
しょっぱいフットボールでマドリー守備網を破れず。
決定機は少なく、頼みとするクラックたちの個人技も不発に終わった。
約2ヶ月遅れで開催されたFCバルセロナ対レアル・マドリーは、期待外れの内容と結果に終わった。両チーム共にパンチ力を欠き、特にバルサは持ち味を出せず。どちらもゴールを割れぬまま、0-0で終了している。バルベルデチームのフットボールに改めて落胆。
試合のポイント
●期待には届かず:“Mas que un Clásico”と期待された試合ではあったが、特にバルセロニスタにとっては満足度の低い並試合となった。白熱したエル・クラシコとしてではなく、Tsunami Democràtic や56分にピッチへと投げ込まれた黄色いボールによって記憶されるであろう試合だ。よりプレーを支配したのはマドリーだった。バルサは悲しいほどに敵陣へとボールを運べず(特に前半)。
●15分以降はマドリーが支配:立ち上がりは少し押し込まれたものの、序盤のバルサはそう悪くもなかった。4分にはテル・ステーゲンからスアレスへの縦パスをきっかけに、メッシが左へと大きく展開、アルバのセンタリングにスアレスがあと一歩・・・の場面を作っている。相手陣内へ進めなくなるのは15分過ぎからだ。4-4-2でブロックを敷くバルサの周囲でパスを回され、17分にはCKからのカゼミロのヘッドをピケがゴールライン上でクリア。以降はマドリーがバルサを自陣に押し込む展開が続く。
●30分にようやく初シュート:バルサはラキティッチ、セルジ・ロベルト、デ・ヨングの中盤がマンマークで消された。フェデ・バルベルデはダイナミックに攻守によく動く。バルセロナに得点の匂いがしたのは、速攻でメッシがボールが渡った時だ。30分になってようやく訪れた初シュートでは、メッシ弾をセルヒオ・ラモスが身体を張ってブロック。そして40分、再びメッシからのパスで裏を取ったアルバのシュートは、惜しくもポスト横へと逸れていった。バルサの前半のシュートはこの2本のみ。対するマドリーは11本。
●後半も大差なく:後半も試合の大筋は変わらない。バルサはベンゼマ、フェデ・バルベルデ、クロース、イスコ、カゼミロらの圧力でボールを奪われ、自陣から出られなかった。55分、バルベルデは状況打開のためにセメドに替えてアルトゥロ・ビダルを送り込む(その際、スタンドから黄色いボールが多数投げ込まれた)。60分頃、メッシとスアレスに得点機が訪れたのだが、どちらもわずかにシュートを打てなかったのが痛かった。あのメッシが空振りとは。
●オフサイド判定に救われる:バルサは2トップが守備参加をしないため、マドリーはバルサの守備ブロック前で圧力を受けずにパスを回した。そういうことだと、いずれ決定機を作られる。72分、カゼミロの浮き球パスからメンディが背後を取り、センタリングにベイルが合わせて得点・・・ 今回はVARさんの判定でオフサイドになったものの、きわめて際どいタイミングだった。その後はどちらも決め手なく試合は終了している。
トピックス
●泣ける
●
  
  
  
| FC Barcelona | Real Madrid | 
| 0 | 0 | 
| 18 de Diciembre 2019 – Miercoles 20:00 h  Camp Nou:93,426  | 
|
| Goles | |
| Titular | |
| Ter Stegen【6】 | Courtois | 
| Semedo【5】 | Carvajal | 
| Piqué【7】 | Varane | 
| Lenglet【5】 | Sergio Ramos | 
| Jordi Alba【6】 | Mendy | 
| Rakitic【5】 | Casemiro | 
| Sergi Roberto【5】 | Kroos | 
| De Jong【6】 | Fede Valverde | 
| Messi (c)【6】 | Isco | 
| Griezmann【6】 | Bale | 
| Suárez【5】 | Benzema | 
| Cambios | |
| Semedo→ Arturo Vidal【6】(55)  | 
Isco→ Rodrygo (80)  | 
| Griezmann→ Ansu Fati【5】(83)  | 
F. Valverde→ Modric (80)  | 
| Entrenadores | |
| Ernesto Valverde【5】 | Zinedine Zidane | 
| Arbitro | |
| Hernández Hernández (las palmas) | |
| Tarjetas | |
| Rakitic (21) | Casemiro (66) | 
| Suárez (40) | Bale (70) | 
| Lenglet (45) | Isco (76) | 
| Sergio Ramos (78) | |
| Carvajal (92) | |
| 名前の次の数字は評価点:平均点【5】 | |
| Estadisticas | ||||||
| 1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
| 0 | 0 | 0 | 
 Goles  | 
0 | 0 | 0 | 
| 2 | 7 | 9 (2) | 
 Tiros a puerta  | 
17 (4) | 6 | 11 | 
| 2 | 0 | 2 | 
 Ocasiones de Gol  | 
3 | 1 | 2 | 
| 1 | 1 | 2 | 
 Corners  | 
6 | 2 | 4 | 
| 1 | 0 | 1 | 
 Fueras de juegos  | 
2 | 2 | 0 | 
| 587 | 
 pases  | 
516 | ||||
| 51% | 53% | 52% | Posesion del Balon | 48% | 47% | 49% | 
| 3 | 2 | 5 | 
 Faltas  | 
17 | 10 | 7 | 
| 3 | 0 | 3 | 
 Tarjetas Amarillas  | 
5 | 5 | 0 | 
| 0 | 0 | 0 | 
 Tarjetas Rojas  | 
0 | 0 | 0 | 
| Formación | |
| 
 アルトゥール、デンベレが負傷欠場。トディボ、ワゲ、ジュニオルが監督判断で招集外。 驚きだったのはセルヒオ・ブスケツがベンチスタートになったこと。ラキティッチがピボーテを務め、セルジ・ロベルトが右インテリオールに入った。右ラテラルはセメド(怪我明け)で、この右サイドは機能せず。 右サイドを改善するべく、55分、セメドに替えてアルトゥロ・ビダルを投入。セルジ・ロベルトが右ラテラルへ移動した。効果はあまり表れず。  | 
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| Titular | Final | 
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2019年12月19日(木)、マドリー戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「引き分け」

- ■引き分け
 - → バルサはカンプノウで非常に真剣なマドリーの押しに耐え、首位を続ける
 - → 双方にゴールチャンスはあったものの、エル・クラシコは17年ぶりの無得点に終わった
 - ■スタジアム内は平穏、外では重大事件
イエローボールの雨によって試合は一時中断、そして数十人の負傷者 
SPORT「騒音は多く、クラシコは少なく」
 
- ■騒音は多く、クラシコは少なく
 - → バルセロナもマドリーも期待された水準になかった対決で引き分け
 - → 白チームが前半を支配したが、バルサは終盤に勝つこともできた
 - ■試合は普通にプレーされ、事件もなかった
試合開始後、カンプノウ周辺でのいさかいは発生 

  
  
  
  




コメント
バルサの2019年を象徴するような何とも不甲斐ない試合でしたね。
かろうじて首位は維持していますが、今のバルサがタイトルに相応しいとは到底思えません。
低空飛行を続けた挙げ句、あっさりタイトルを明け渡しそうで不安です。