ツアー3試合のうち、クラシコを含む2試合に出場。
USAツアーを終えたバルサ遠征団が昨日、バルセロナへと帰着しました。ユベントス、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーと対戦したインターナショナルチャンピオンズカップは3戦全勝となり、ハイプレスの復活やカンテラーノ中盤などが見れたので、今後への期待度としてはまずまずといったところでしょう。
エルネスト・バルベルデ新監督がこの3試合で試したのは、バルサスタイルの4-3-3。顔ぶれとしてはマドリー戦で先発起用された“鉄板イレブン”(ただしポルテーロはシレセン、右ラテラルはアレイシ)が一番多く出場時間をもらっていて、今のところルーチョバルサとの面子の明確な違いは出ていません。デニスやアラニャー、アルカセルといったサブたちもほぼ均等に出番をもらっていますけど。
ウエスト・ブロムウィッチが関心
そんななかで、ユナイテッド戦とマドリー戦に途中出場し(45分+27分)、プレー時間では“第4のセントラル”となっているのがトーマス・ベルマーレン(31)です。一方でバルサBからのトップチーム入りか、と見られているマルロン・サントスは、ユベントス戦の後半に45分出ただけでその後はベンチウォーマー。これをどう見ましょうか。
チームに居場所はないと言われているムニールやドグラスの出場時間がそれぞれ45分と0分だったことを考えると、2試合(しかもクラシコ含む)で起用されたベルマーレンは良い扱いを受けています。クレに「使える」と評価されたセルジ・サンペールが合計66分(45+5+16)ですから、それより多いわけです。そしてその内容も良く、最初のテストには合格した、といえるでしょう。
戦力となるならそれも良し、良いパフォーマンスをしてオファーを出すクラブが出てくればそれも良し、という起用であれば、全試合で途中出場したアルダ・トゥラン(45+45+17=117分)もそうかもしれません。実際、MD紙によればベルマーレンに対してはウエスト・ブロムウィッチが関心を示しているらしく。人柄的にバルサで一花咲かせるトーマスも見たいですが、誘いがあるのなら英国へ戻るのがベターでしょうか。
なにせベルマーレンは怪我が多く、ウンティティと離脱時期が重なることで、セントラル危機になる瞬間が確実に訪れそうで怖い。ならば若くて将来性のあるマルロンを育てていってほしいですし、EU圏外枠が面倒になるパウリーニョの獲得も無理する必要はないと思うところです。
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