過密スケジュールが続けば、華々しくない試合もあると指揮官
マラガを2-0で下し、ここまでのリーガ9試合を8勝1分の好成績で終えたバルセロナ。華々しい内容ではなかったですが、難敵を相手にきっちりと白星を手にし、2位の好調バレンシアとの4ポイント差を維持したことは大きい。試合後のエルネスト・バルベルデ監督も満足そうに「苦しんだけれども、3ポイントを加えた」とこの勝利を評価しています。
ハーフタイム後に改善
ここ最近の傾向に、“前半はリズムが悪く、後半に改善する”ことがあるバルベルデバルサですが、このマラガ戦もそんな展開。バルベルデもそれは認めています。「マラガは後ろに引いていたし、前線へのプレッシャーが厳しかったことで攻撃には苦労したよ。おそらく前半はリズムが悪く、奥行きもなかったけれど、時間の経過に伴い私たちの選択肢は増えていった」
前半は少しリズムが悪かったけれど、後半に入ると良くなったね
その前半のリズムの低さは、過密日程による疲れが影響しているとエストレマドゥーラ人指揮官はいいます。「フレッシュさに欠けていた。1週間少しで3つめの試合だからね。これだけ勝利が続いていると、身体よりも精神的な疲れが蓄積していくんだ。幸い、後半はリズムが改善し、2点目で落ち着いた。スコアを広げるチャンスも多くあったよ」
そしてチングリはこのマラガ戦の勝利は「去年は私たちの息を詰まらせたチーム」だけに重要だったと強調しています。
スアレスには心配していない
マラガ戦のルイス・スアレスには明らかな決定機を外す、らしいような、らしくないような場面が二度ありました。
「私は全く心配していないよ。デランテロ(FW)たちにとって重要なのはゴールチャンスがあることだからね。アトレティコ戦の彼はすばらしい出来で、オリンピアコス戦では積極的に参加していたんだ。デランテロがシュートを外すのは普通のこと。彼のアグレッシブさと野心は、最後には私たちに利益をもたらすだろう。たくさん外せばいいんだ。それだけチャンスがあるということだからね。ルイス・スアレスは私たちにとってお金では計れない存在だよ」
スアレスが交代の際に不満げにしていたことに対しては、「彼は野心的で、交代は誰だって好きではないさ。みんな不動の先発メンバーになりいんだ。問題があるとは思わないよ」と述べるチングリです。
スアレスがたくさんゴールを外せば、それだけチャンスを手にしていると言うこと
その他、特定選手への評価は次のようになっています。
シーズンは長く、全員にチャンスはある
■ルカス・ディニェ:「彼は戦力だよ。彼とアルバがいることは(チームにとっての)保証だ。シーズン序盤、私はジョルディ・アルバに賭けてはきたけど、ルカスはピッチに立つといつも良いプレーをしている」
■パウリーニョ:「カンプノウはどの選手も良いふうに迎えてくれるよ。パウリーニョはチームに多くの貢献をしているし、それを続けてほしい」
■ジェラール・デウロフェウ:「1対1に強い選手。今日の突破はオリンピアコス戦ほどではなかったけれど、いろいろなことでチームに貢献することを期待するし、今日のゴールが出発点になればいいね」
■デニス・スアレス:「全員が参加するだけの試合数はあると思う。シーズンは長いからね。デニスは良い選手だし、彼が割入ってくることを期待してるよ。誰もが向上し、出番を得るようにトライしている。競争に終わりはない」
■パコ・アルカセル:「多く参加していないのは明らかで、それは否定しないよ。私たちは試合が積み重なっているし、今日貢献できるだろうと考えたんだ。全員がプレーできないのは残念なことだ。出場時間が増えたり減ったりすることに選手たちは慣れなければならない。フラストレーションに耐える必要があるんだ。彼は良いトレーニングをしているよ」
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