ティト「アレクシスを守らなければならない」

 

トライした結果の失敗は許されると監督。

試合終了間際にセットプレー(ミス絡み)を決められて、2-2のドロー。言うまでもなくそれは、かなりダメな部類の終わり方となります。このエンパテが”コパのイダでよかった”のか、”カサでのイダだけに痛恨すぎる”のかはもう少し先にならなければ明らかになりませんが、容易に想像がつくのは、来週のブエルタはマラガが相当に頑張り、難しい試合になるであろうこと。このバルサとて油断すればこうなると前を向き、問題を解決していくしかありません。何故後半にあんなことになったのかを分析し、同じ轍を踏まないこと。失敗を挽回するチャンスは、まだ残されています。

 

前半のプレーは非常にハイレベルだった

残念な結末となった地元でのマラガ戦後、カンプノウの記者会見室へと現れたティト・ビラノバは、後半になってからチームのパフォーマンスが低下したことを認めつつこうゲームを総括しました。

「前半と後半では、プレー内容に大きな差があった。前半のプレーはとてもハイレベルだったし、私たちはそこで試合を決めることも出来たほどだった。違うスタメンを組んでも、これ以上のプレーは難しかっただろう。前半のチャンスの数は、リーガでのマラガ戦全体よりも多かったんだ。私たちはもっと好い結果をもってハーフタイムに入っていてもおかしくはなかった。ただ時として、レベルをキープするのは簡単ではないんだ」

後半はマラガがバルサを上回っていた、と語ったペジェグリーニ監督とは異なり、「マラガが上回っていたとは思わない。後半はむしろ拮抗していた。終了間際のゴールがそういう印象を与えるんだ」との見解を示したティト。言い訳のつもりはないでしょうが、彼は「今日はプレーするのが簡単な日ではなかった。風が強く、コパのボールも私たちに有利ではなかった」とも語っています。ただ彼がより残念がっているのは、勝負を決めにいった選手交代が功を奏さず、一人多い状況を活かせなかったことでした。「相手が10人になってから、私たちはピッチを広く使わなければならなかったんだ」

 

チアゴとアレクシスを擁護

一方、幾つかのエラーが請求書となって回ってきたこの試合。先制ゴールを奪われるきっかけとなったチアゴとピントのマズイプレーに関しては、ミスターはこう弁護をしました。「個人のエラーが大きな影響を与えるのはフットボルの常だ。けれどもエラーは起こりえるものだと私は繰り返し言うよ。チアゴはまた、後方からのパス供給でチームを助けてくれてもいる。リスクを冒している以上、そういったことは起こりえるんだ。チアゴには大きな才能と強いパーソナリティがある。これで彼が凹むことはないと私は確信してるよ」

失敗をしたといえば、決定機を2つ外したアレクシスもこの試合におけるネガティブな主役の一人です。「私たちはアレクシスを手助けしていかなければならない。彼は若い選手で、胸に大きな希望を秘めているんだ。ハーフタイムに私は彼に、失敗をすることは許すけれども、トライしないことは許さないと言ったよ。失敗をしたのは、彼がスプリントによってその場所に走りこんでいたからだ。彼は私たちが獲得した私たちの選手。彼が自分のフットボルをやれるよう、私たちは彼を守らなければならない。もし彼を手助けしなければ、彼はどんどん小さくなってしまうだろう。このスタジアムは過去に数多くの選手たちを飲み込んできた。彼には気をかける必要がある」

この試合は2-2の引き分けに終わりましたが、マラガで行われるブエルタへのプランニングには特に変更する点はない、とティトは語っています。「試合に勝ちに行くことしか、私たちは知らない。だからもし今回の結果が3-1や2-1だったとしても、私たちはラ・ロサレダで同じようにプレーをするだろう。いつものようにプレーし、勝ちにいく。違ったことは何もしないさ」

 

寝ていてはやられる

ティト・ビラノバの言うとおり、バルサは常に勝利を目指してプレーをしているチームです。2-1であろうと2-2だろうと、ブエルタへの臨み方にこれといった違いはないでしょう。勝つことに慣れちゃってるので忘れがちですが、この程度の状況はトーナメント戦では別に普通。タイトルの連覇を狙う過程での、乗り越えていくべきテストの一つです。このところの幸福感を戒めるにはちょうどいい結果といえますし、来るべきチャンピオンズに向け、泥臭くとも先へ勝ち進めることを示すための機会と捉えましょう。美しいだけでなく力強さもまた、タイトルを狙うチームには不可欠です。

今回バルサは後半になってプレーの質をガクッと落としました。3日前のラ・ロサレダでは、ハーフタイムが明けるやセスクが追加点を決めて引導を渡したのとは対照的に、この夜はプレーから激しさがなくなり、正確さも消えてしまった。たった3日でこの違い。何故ゆえに明らかにレベルが低下してしまったのかを、チームは分析し、今後の教訓としなければなりません。終了間際に価値あるゴールなんて、それはこれまでバルサがやってきたことではないか。今回、プレーにより気持ちのこもっていたのはマラガでした。日曜日の結果が、両チームの意識に差を生んだと推察します。

最高のチームと称えられるバルサといえど、気を緩めれば痛い目に遭うというのがこの試合でよく分かりました。幸い、挽回のチャンスはあと90分残されています。次はタイトルをひとつ失うかどうかの懸かった試合ですので、このチームならバッチリやってくれると信じているんですけれどね。アレクシスも自信をもって、楽にいこうぜ!

 

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