前半戦の成績には満足だけれど、後半も進み続けなければならないとミスター。
ティトバルサがまた一つ、歴史的な偉業を達成しました。リーガ最初の19試合を18勝1分で終え、57ポイントを獲得。2010/11シーズンに自らが打ち立てていた記録(52ポイント)を更新し、リーガ史上最高の前半戦成績としたのです。試合終了後、ラ・ロサレダの記者会見室に姿を見せたティト・ビラノバは、チームのこの歴史的記録をとても誇らしそうにこう語っています。
「この前半戦にはとても満足している。アウェーでの10試合に全勝し、57ポイントのうちの55ポイントを獲得するのはものすごいことだよ。どの選手がプレーしようと大丈夫というのは私を安心させてくれるね。彼らは勝ち続けることへの欲求を失わないんだ」
試合のたびにミスターが称えているであろうこの選手たちのハングリーさ、それがある限り、このチームは突っ走り続けるでしょう。しかしまだゴールへの道のりは長い。タフな行程が残されていることを、彼は知っています。「後半戦もこのような成績を残すのは難しいだろう。それは普通のことではない。私たちにはチャンピオンズが控えているし、事が上手く運べばコパの試合もある。カルデロンやベルナベウへも行く必要があり、厳しい後半戦が残されているんだ。私たちはシーズン序盤では考えられないアドバンテージを手にしているとはいえ、ここで立ち止まってはいけない」
そして。「私たちはリーガを勝ち取ったわけではない。私はとても数字的な人間なんだ」
カギは努力と勝利への野心
ビラノバは選手たちへの賛辞を惜しみませんでした。「多くを勝ち取ったこの選手たちが、もし勝ち続けることへの野心を持っていなければ、この成績は不可能だっただろう。この成績を得るために、私たちはかなり苦しんできたよ。勝利のカギは良いプレーをしようというこのチームの意欲と野心だ」
そして監督は、自分たちが決して無敵ではないと認めています。「自分たちが攻略不可能ではないことを、私たちは知っている。試合では苦労することを私たちは知っているんだ。マラガは対戦相手を走らせることが出来るチームで、もし注意を怠れば、かなり厄介なことになりかねない。努力、そして勝ちたいという気持ちによって、私たちはこの成果を手にした。もしそれを失ったなら、私たちは多くの試合で敗れることだろう」
その意味で、ティトはこうも警戒をしています。「フットボルにおいては、少しレベルを下げるだけでもポイントを落とすことになる。いつも言ってきたように、どのような親善試合でも、どんな試合であっても、勝利を目指してプレーしなければならないんだ」
バルサはこれからの1週間余でマラガとあと2回対戦しますが、監督は「この試合がコパでの試合に影響を及ぼすとは思わないよ。コパでは今日出場しなかった選手たちもプレーするだろう。また違った試合になるさ」との見解を示しています。
ダビド・ビジャは出て行かない
選手個々については、セルヒオ・ブスケツのパフォーマンスを称賛するミスターです。「ブスケツはすばらしい出来だったと思う。彼はとても頭のいい選手で、ホアキンが厄介だとすぐさま気付いていたよ。ピッチ上の監督となって、すぐに問題を修正していた」
そしてティトは、ビジャが残留すると改めて強調しています。「ダビド・ビジャがチームを出ることはない。私たちは彼のプレーにとても満足しているんだ。昨シーズン彼が恋しかったように、彼の重要性を私たちはよく知っている。ダビドは出て行かないよ」
ミスターはまた、自らが受けたサポートに関してこう感謝を表しています。「みんなが病気の私をサポートしてくれることを嬉しく思う。ただ私としては、仕事によって自分を評価してほしいんだ。病気によって主役にはなりたくはない。私はまた別のことで主役になりたい」
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