イダでの結果を考えずヘタフェ戦に臨む必要がある、と監督。
木曜日という、バルサにしてはちょいと珍しい曜日に行われる今回の国王杯1/8のヘタフェ戦。先週(もっと前のような気がする)のカンプノウでのイダに4-0で先勝しているバルサですので、決着はほぼ付いているものとされ、注目度はさほど高くありません。しかし外野の云々とは関係なく、リラックスは許さないのがタタ・マルティーノの流儀。水曜日の前日会見で監督はこう語っています。「サプライズの余地を与えてはいけない。決着が付いたとみなすことで、試合がややこしくなるのは多々あるんだ。幸い、このチームはかつて結果を口実にしたことはなかった。イダが0-0だったと思ってプレーするのが目標だよ」
メッシの先発起用について
このヘタフェ戦では、メッシをどう起用するのかがひとつの議論となっています。リズムを上げるためにフルにプレーするのか、より重要なレバンテ戦にいくらか温存すべきか。マルティーノはレオに関する予定を明かしはしないものの、出場はするだろうと述べています。「前の2試合は途中出場し、感じは良かった。この試合が良い機会なのは間違いない。先発が好いのか、後半からの出場が好いのかはこれから見ていくよ。ただメッシは良いコンディションにある」
そしてビセンテ・カルデロンでは出場時間についてメッシとは45分プレーする約束があったとする報道に関しては、「イニエスタの怪我までは取り決めできなかった。違うかい?」と皮肉で返したミスター。彼は「状態を知り、考えを聞くために選手とは話はするよ。今のレオの状態は先週とは異なっており、先発の可能性はより増えている」とし、「リスクのある選手をフルで使うのは良くなかっただろう。先発に復帰した際に問題がないよう、注意深くいくことを優先したんだ」と説明しています。
またメッシといえばバロンデオロですが、マルティーノは「クリスティアノ・ロナウドと賞を受けた全ての人たちを祝福したい。バロンデオロは1年の仕事に対する非常に重要な表彰だからね」と受賞者たちを称えつつも、我らのチームのギガクラックが一番だとの見解を示しています。「その年の最優秀選手が、世界最高と同じ意味ではない。世界最高は1人だけだし、その選手は私たちのチームにいるんだ」
輝かずとも、激しく戦えたことを評価
バルサでの最初の数ヶ月は、上々の結果を残したタタ・マルティーノ。彼はシーズン当初の目標について、こう語りました。「バルセロナは毎年、なんらかのコンペティションを制することが求められる。ここまでのシーズンの進み具合は想像の範囲内だよ。序盤はなんとか結果を残し、その後はプレー内容も伴うようになってきた」
ここまで順調に来れたのはすべて、選手たちの力だと監督は言います。「バルサがまず最初に持っているもの、それは試合を1つずつ解決していく力を備えた選手たちだ。彼らは決して勝ち飽きることはないく、勝ち続けること、世界的な注目を浴び続けることを目標としている。すばらしいプレーをし、大きな自尊心を持った選手たちがいれば、勝つ可能性はぐんと大きくなるものだよ」
そして0-0で終わったカルデロンでの試合については、「ベストな夜ではなくとも、私たちはとても激しくプレーした。これは好い結果だよ。何故なら私たちが最高のレベルになくとも、それで自動的に負けはしないということだからね。これから訪れる激しい試合でも、対戦相手は私たちのフットボルを全て表現させてくれないだろう。これは私たちをタイトルへと近付けるプレー法ではないけれども、私たちはそういった試合に自然に臨むことが出来ると思う。望むのはバルサスタイルでの勝利だ」と分析したタタさんでありました。
バルトラの契約延長は良いニュース
15日の一番のニュースである丸く・バルトラとの契約延長合意の知らせには、ミスターも喜びを表しました。「バルトラの契約延長は私にとって非常に良いニュースだよ。アンドレスやブシと同じくらいにね。彼らはバルセロナに多くをもたらしてくれる選手たち。マルクはとても若く、今はチームでの地位を固めていっているところだ」
バルトラの資質に関しては、「熱意と才能、自尊心、バルサで成功したいとの気持ちを持っている。彼は日々プジョル、ピケ、マスチェラーノたちから学んでいるよ。彼はクラブの下部組織が生み出したホンモノ。バルサに彼がより長くいるのは重要だ。全バルセロニスタにとって良い知らせだ」だと称えたタタさん。ジェラール・ピケとバルトラのペアについては、「彼らはなんの問題もなく一緒にプレー出来ている」とのことです。
また冬のマーケットに関しては、「シーズン開始時のメンバーで1年を終えたい。出番が限られているメンバーは少ないと思うけれど、あまり試合に出られていないテージョには、出場時間を与えられるようにしていきたいね」とコメント。セルジ・ロベルトについては、「ここまで彼は間違いのない行動を取っている。私は彼がよりチームへと貢献するためには、そこから出るべき時がきていると思う」との見解を示しています。
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