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受け流すビラノバ

 

初クラシコを前にしても、気負いのない監督。

さてスーペルコパです。お相手となるのは昨年に続いて、ジョゼ・モウリーニョ率いるレアル・マドリー。つまりはクラシコとなるわけですが、盛り上がりの印象は昨年以下というところです。正直食傷気味ではありますが、これは腐ってもクラシコ。タイトルの懸かった白組との対決なので、気合にムチ打って応援してゆきたいと存じます。そして幸先の好いシーズン開始となることに期待。

 

8月22日、マドリー方面でちょっとした”事件”がおきました。クラシコ前日会見になんと!マドリーの第一監督であるジョゼ・モウリーニョが登場したのです。週末の会見にも出席していたので、これで驚きの2回連続。プレシーズンはず~~っと子分のカランカに会見をやらせていたので、にわかには信じられないところです・・・・・・・ という前置きはさておき、モウはこの会見で主にこういう主張をしています。

●監督が代わろうと、自分にとってはバルサはバルサ。強力なチーム。
●自分の考えでは、チャンピオンズを連覇したチームのみが、ヨーロッパで覇権を手にしたといえる。
●大事をとってペペは出場しない。代わりにプレーするのはアルビオル。

そして今回のスーペルコパに関するところはこちらです。「このコンペティションでの結果は、残りのシーズンには影響はしない。もし可能なのであれば、私は昨シーズンに起こったことを選ぶよ。スーペルコパに負けることがリーガで勝つことを意味するのであれば、私はそれで良しとする。もちろん、私たちはこの勝負に勝ちたいと思っている。ライバルクラブとの対決には、なんであれ勝ちたいからね」

 

「心穏やかにこの仕事をしたい」

かわってこちら、我らのティト・ビラノバの前日会見です。バルサ監督はまず、アレックス・ソングの起用に関して問われると、「明日決めるよ」と受け流し。バルデスが出るのかも含め、あらゆるスタメンについて「明日の朝決める。全員にプレーする可能性がある」と、全くヒントを与えようとはしませんでした。

そして両チームのコンディション(リーガ開幕節ではバルサの方が好く思えた)については、「どちらもまだベストのフォームには達していない。チームがベストの状態になるのは、4月5月になってからだ。両チームの状態は、かなり似通っていると思う。私は違っているとは思わない」とコメント。五分五分の状況だとしています。

バルサ監督の定めとでも言いますか、先に会見を行ったモウリーニョの発言に対する意見に関しては、こちらもさらりと受け流しの体勢です。まずはバルサの覇権について。「人はそれぞれに好きな意見を言うことができるからね。私はこのチームがスペクタクルで他に並ぶことない偉業を成してきたことを知っている。それが覇権なのかどうかは分からないけれど、確かなのはたくさんのタイトルを勝ち取ったということだ。そしてタイトル数だけでなく、そのプレーによって人々の記憶に残るチームは4つ5つあって、このバルサはそのうちの1つなんだ」

ペップに負けず劣らず、ティトさんも上手に言います。もうひとつ、マドリー監督の言うところのスーペルコパの重要性の低さについてはこうです。「タイトルはタイトル、それだけのことだよ」。この結果がシーズンに影響を与えないという点では、ティトもモウと同じ考えです。「シーズンの今後を決めるのにはまだ早いよ。もし勝てれば幾らか勢いも付くだろうけれど、シーズンを通してベターなチームであるということにはならない」

そして。「私はこの試合になにも賭けてはいないよ。比較に対しても不愉快になってはいない。私は心地よく生活し、穏やかにこの仕事をしたいんだ。これが重要な試合であることは知っているけれど、もしも明日負ければ世界が終わるなんてふうに考えていたなら、良い仕事をすることはできないだろう。私の人生には、もっと大事なことが幾つもあるんだ」

肩の力の抜け具合が、とっても好印象のティト・ビラノバ。ここまでの滑り出しはとっても順調です。バモス!

 

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