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ルーチョ 「イブラ欠場でも、私の臨み方は変わらない」

PSGが恐るべきチームなのに変わりはない。

さてやってきました、パリ・サンジェルマンとのパリ対決です。チャンピオンズF組の行方に大きな影響を及ぼす一戦とあって、現地のメディアもなかなかの盛り上がり。ここまでの公式戦を6勝1分(18-0)と好調なルーチョバルサが、欧州トップクラスの強敵を相手にどのような戦いを見せるのかに注目が集まっています。残念だったマラガ戦以外は機能しているネイマールとメッシのデュオがパルク・デ・プランスでも暴れられるのか、開幕から無失点中の守備はフランス王者の攻撃を跳ね返しさらに記録を伸ばすのか。ルイス・エンリケの選ぶ先発メンバーや選手配置も楽しみなところです。

テル・ステーゲン?ドブレピボーテ?

イレブンでまず気になるのは、ポルテーロです。ここまではリーガがクラウディオ・ブラボ、チャンピオンズ(対APOEL)がテル・ステーゲンの起用でしたが、その方式が今回も採用されるのかどうか。前日会見でもポルテーロに関する質問は飛んでいますが、ミスターはいつものように全選手が良い状態であることを望む、とだけ述べて答えを明かしてはいません。

デフェンサはダニ・アルベス、ジェレミー・マテュー、ジョルディ・アルバはまず間違いないとして、もう一人のセントラルが週末の試合で温存されたジェラール・ピケになるのか、“レギュラー”のハビエル・マスチェラーノが起用されるのか。SPORTやMUNDO DEPORTIVO、MARCAなどメディアはワカ旦那と予想です。

中盤はおそらくブスケツ-ラキティッチ-イニエスタの3人になるでしょう。注目されているのはラキティッチの位置に少々手を加え、ドブレピボーテ気味にしていくかどうか。思い切ってマスチェラーノとのドブレピボーテにして、ラキティッチもピッチに残しての4-4-2は、、、さすがに冒険しすぎでナイか。なんにせよ、ルーチョ自らが「優勝候補の一角」とするチームの本拠地での先発メンバーですから、彼がどういう面子を選ぶのかが楽しみであります。

相手チームを迷わせ、そして上回ること

一方でパリ・サンジェルマンはズラタン・イブラヒモビッチラベッシ、そしてチアゴ・シルバが欠場。攻守の両看板の不在は大きなポイントとなりますが、前日会見でのルイス・エンリケはイブラ云々で試合への臨み方は変わらない、と強調しています。「イブラがプレーするかしないかで、私のアプローチは一切変わらない。彼らにとっては重要な欠場選手だけれど、私の臨み方は何も変わりはしないんだ。彼らが危険で恐るべきチームであることに違いはないからね

先に行われた会見でPSGのローラン・ブラン監督が「引きこもらない」と予告した件については、「PSGは私たちと正面からプレーできるチームだと思う。彼らが攻撃に賭けるのか、それとも別の策を探すのかは、明日になれば判るさ。なんであれ監督は、同業者の言うことを信じないものだよ。PSGが前から来るにせよ、後ろで待ってくるにせよ、私たちは処理しないといけない。彼らはチャンピオンズの優勝候補の一つだ」

そんな強豪との対決ですから、「舞台やコンペティションの重要性だけで十分なモチベーションとなるので、この手の試合(への準備)は選手たちにとってはとても簡単」と言うルーチョは、「私たちの目標は相手チームに迷いを生じさせ、こちらが何をするつもりなのかを分からせず、そして相手を上回ることだ。そのためには攻守で全員が存在感を出さないといけない」とコメント。現在の目標はグループの首位になることではない、との見解を示しています。

「現時点でリーガ優勝することや、グループリーグの第2試合で1/8ファイナル進出を決めることは目標じゃない。目標はシーズンの最後にタイトルを狙える位置にいるために、チームとして成長していくことなんだ」

「グループを1位通過したいけれど、そのためには明日の試合だけでなく、その後の結果も待たなければならない。バリエーションは数多くあるんだ。この試合で重要なのは試合に勝つこと。けれどもそのためには、ベストのパフォーマンスが求められる。正確さや集中力、モチベーションなど、おそらく他の試合では抜くことが許されるものがね」

ローテーションとレオ&ネイコンビ

デフェンサのローテーションについて訊ねられたバルサ監督は、こんなふうに語りました。「デフェンサたちはとても良い状態にあるし、全員プレーすることが可能だよ。私はとても幸運だし、だからローテーションをしている。けれども私たちが初めての失点を喫すればすぐに、ローテーションをし過ぎたのが失敗だと言われるだろう。それがこの世界の決まりだ。けれども私は自分がどこに居るか知っているし、これからもチームにとって最良と考える解決策を探し続けていくよ」

守備に関しては、デフェンサたちのみで決まるものではないとルーチョは言います。「どんなチームでも、成功するか失敗に終わるかは一つのライン云々ではなく、チーム全体の仕事がかみ合うかどうかだ。上手く守るためにはメディオやデランテロが必要だし、上手く攻めるためにはポルテーロやデフェンサが要る。あるポジションの成功は、グループ全体にかかっている」

一方、前線からのプレッシングに関しては、「前からのプレッシングはグアディアナ川のようなもので、現れたり消えたりする。私たちとしては消えないように頑張っていくよ。監督にはそれぞれの準備の仕方があるけれど、カサや選手たちを知る者として、問題は考え方の統一だと考えた」と独特の表現で述べた監督。彼は好調のメッシ-ネイマールコンビについてはこんなふうに語っています。

「今はまだシーズンが始まったばかり。結論はシーズンの最後に出していくよ。選手たちが連係していくように試みるけれど、チームがシーズンを通して成功するためには、2選手の連係だけでなく、より多くの手段を持たなければならないんだ

そしてエースのレオ・メッシに関しては、「彼はどんなプレーにおいても驚異的な選手。これからの進展を見ていく必要はあるにせよ、私たちの中で疑問は一切ないよ。彼はこれからも私たちにとって決定的な選手であり続ける。得点でもアシストでも、前線でのプレッシャーや守備のような点でもね。彼はプレーの大部分においてナンバーワン選手だよ」と称えたミスターでした。

 

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