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テル・ステーゲン「不動のレギュラーになりたい」

そのために全力で挑んでいくとも。

パリ・サンジェルマンとのチャンピオンズ1/4ファイナル決戦が近づいてきました。ルーチョチームはこの火曜日に仏蘭西首都へと飛び、試合会場となるパルケ・デ・ロス・プリンシペス(西語流)でのトレーニングを行います。その直前に行われるUEFA公式会見に選手代表として出席する予定なのが、カップ戦でのポルテーロとなっているマルクアンドレ・テル・ステーゲン。出場機会が限られているなかでのこの大一番での責任担当には難しいところもありましょうが、相当に気合が入っているのは間違いないでしょう。

野心ギラギラ

ドイツとクレが大きな期待を寄せる若き守護神は母国のKSTA紙(SPORTはHamburger Morgen Post紙と記載)のインタビューのなかで、FCバルセロナでのあれこれについてコメント。変わらぬ野心の強さを示し、レギュラー獲りへの思いを語っています。「正ポルテーロじゃない、ってのは僕にとっては易しい状況ではないよ。今は僕のライバルであるクラウディオ・ブラボがリーガでプレーをしていて、僕はコパとチャンピオンズに出ているから。そうはいっても(大一番)?そうだね。チャンピオンズは1/8以降はどの試合も決勝戦のようなものだし、ビッグマッチだ。失敗は許されない

もっと多くを望むか?との問いに、テル・ステーゲンの答えは明快でした。「もちろん。僕はここでとてもよく受け入れられているけれど、誰もレッドカーペットを敷いてはくれない。FCバルセロナで不動のレギュラーになれるのが簡単だと考えるのはお人好しだよ。でもそれが僕の目標であり、野心全開でそれに挑んでいく

「僕にとっては、リーガでベンチに座っているってのは受け入れがたいことなんだ。将来的には、もっと試合に出たい。僕はかなりの野心家で、自分の進むハッキリとした道を持ってる。これからどうなっていくか、見てみようよ」

若き守護神は続けます。「バルサへと来れたこと、そのステップには満足しているけど、自分の状況がもっと良くなることを期待してる。僕はタイトルを獲得するためにバルサの選手となったんだ。シーズンは良い具合に進んでいるし、僕らはコパのファイナリストとなり、リーガとチャンピオンズでも優勝の可能性がある。どんな形であれ、チャンピオンズで次のラウンドに進みたい

自分はスーパースターじゃない

一方、バルセロナでメッシやネイマール、チャビ、イニエスタらとともにピッチに立つ生活は“スーパースター”のようなものですか?と訊ねられたステーゲンは、「僕はスーパースターじゃないよ。僕は普通の人間であって、僕のスターであるジャスティン・ティンバーレイクやカニエ・ウェスト(どちらもアメリカ合衆国のミュージシャン)じゃないんだ」と回答。超スターでありながら一般人的な雰囲気もあるレオ・メッシについては、「彼は感じが良くって親切な人」と述べています。

そしてグラウンド外の目標としては、「ロッカールームの大半が喋っているカスティジャーノを磨きたい。テクニコたちの指示もカスティジャーノであるしね」と、語学力のアップを挙げたポルテーロは、バルセロナ郊外にある自宅の庭が「人工芝なんだ。僕はあんまりガーデニングに熱心じゃないから」と、私的な一面も披露。バルセロナでの将来については、「このクラブをとても快適に感じているよ。良い時間を過ごせることを期待している」と語っています。カンテラ出身の大スターですら、やいのやいの言われるクラブですから、地位を確立してからがさらに大変だとは思いますが、メンタルは相当強そうなので心配無用ですかね。期待してます。

 

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