復調の兆し:ヘタフェ戦

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特に守備面で良い印象を残したバルサ。

コリセウム・アルフォンソ・ペレスでヘタフェを攻略するのは、容易な任務ではありません。順位表では真ん中あたりが定位置のマドリー第三のチームですが、彼らの守備はいつも堅く、昨年はここで0-0のエンパテ。今回もまた青い壁に手を焼きましたが、こつこつと忍耐強く攻め続けたことが報われ、クラックたちの決定力が炸裂しての勝利となりました。これぞバルサという圧勝ではなかったものの、特に守備面での改善が見られたことで、ルーチョチームは安定して試合をコントロール。リーガでは実に8試合ぶりの完封勝ちを収めただけでなく、チームは復調へと一歩ずつ前進している、そんな印象を残したゲームとなりました。

プレッシングが戻り、チームへの信頼も回復

今回と同じスコア(0-2)で白星を手にした10日前のBATEボリソフ戦終了後、会見場のルイス・エンリケは「インフレクション・ポイント(屈曲点。物事の流れが大きく変わる出来事)になりえる試合」との感想を示していました。しかし監督が期待したような状況の改善が直ちに現れることはなく、エイバル戦(3-1)、ビジャノベンセ戦(0-0)はいまひとつの出来・・・ そしてこのヘタフェ戦で再び、その復調への兆しが確認された次第です。華々しくはなかったものの、90分を通して試合をコントロールし危なげなく勝利を収めたことは、いよいよ本当に物事が好い方向へと回り始めたのではないかとの印象を見る者に与えました。

チームを取り巻く状況としましては、まずはこのヘタフェ戦でのアンドレス・イニエスタセルジ・ロベルトの怪我からの復帰が明るい報せです。彼ら“フゴネス”たちが戻ってくることで、前線のクラックたち頼みだったバルサのプレーにも良い変化が訪れるでしょうし、中盤の疲労度を和らげることにもつながるでしょう。マスチェラーノの二試合出場停止も、前向きに捉えれば疲労回復面でプラス。2-3週間後にはレオ・メッシもまたピッチに戻ってきます。トンネルの出口はそろそろ見えてきました。

水曜日のビジャノベンセ戦で休みを与えられた主力選手たちの動きは上々でした。エリア周辺で守りを固めたヘタフェのバランスを崩すのは容易ではなかったですが、前線からのプレッシングが効き、ポジショニングもまずまずだったことで、青マドリーチームにパスをつなげさせることなくボールを奪取。最重要ポイントである先制点の獲得は、その前線でのチェック(スアレスが奪い、ネイマールが崩し、ロベルトがワンタッチでつないでスアレスが仕上げ)から生まれたものでした。そして0-1とした後も、バルサは問題を生じさせることなく試合をコントロール。カウンターからネイが2点目を突き刺し勝負を決めています。

この前線からのプレッシングが戻ってきたこと、ただネイマールやスアレスの決定力に頼るのではなくグループとして手堅い試合を行えたことが、今後に向けての希望となります。今回のような集中したゲームを安定して続けていければ、再び良い春が訪れていそうだと思わせる試合でした。チームへの信頼もだいぶ甦った感じです。

セルジ・ロベルト、ネイマール、スアレス、ブスケツ

チーム全体が終始集中してプレーし、ほころびを見せなかったこのヘタフェ戦で、特に優れたパフォーマンスを見せたのがセルジ・ロベルト、ネイマール、そしてスアレスの“SNS三人衆”です。

・セルジ・ロベルトはこれが怪我からの復帰戦でしたが(太ももを痛めて11日ぶりの出場)、怪我前の好調さを持続。ルイス・スアレスの先制点、ネイマールの追加点をタイプの異なる2つのパスでアシストしただけでなく、中盤でのパス供給でも存在感を示しました。スアレスをアシストしたラウドルップを思わせるヒールパスも、ネイのゴラッソを生んだタイミングを見計らってのセンタリングも、お見事の一言です。

・ネイマールは相変わらずの良さでした。レオ・メッシの離脱以降、リーダーとして一歩前に進み出ることでチームを牽引しているバルサの11番は、このヘタフェ戦でもあらゆる攻撃に関与し、アシストにゴールにと大活躍。メディアプンタとしてのプレーも板に付いてきており、メッシが復帰したらまた左サイドに戻るかと考えると、勿体なくも思えてきます。メッシ復帰後、ネイマールをどう使うのか。ルーチョの嬉しい悩みです。それにしても0-2のゴールシーン、セルジ・ロベルトからのロングボールを直接叩いて決めたあの左足シュートはすごかったですなぁ。

・ルイス・スアレスの決定力にも変わりなしです。このヘタフェ戦のゴールが、ヨーロッパに来てからの通算300ゴール目だというウルグアイのデランテロ。そのキャリアの全てを点取屋として過ごし、数少ない選手にしか到達できないその数字へと到達した彼のすばらしさはしかしそれだけではなく、チームのために惜しみなく動き、戦い続けることが彼の真骨頂でしょう。

その他、4試合ぶりに本来のポジション(メディオセントロ)で出場したセルヒオ・ブスケツも、落ち着き払ったパフォーマンスで中盤の底に君臨。やはりこの位置でのセルヒオは並外れた選手です。

大エースのメッシが戦列を離れてから一ヶ月。一時はどうなることやらと思ったものですが、ルーチョチームは苦労しながらも誇りと燃えるハートによってリアクションを示してきました。その間のグループとしての成長(特にネイマールセルジ・ロベルト)は、春に“真実の瞬間”を迎える際の大きな武器となるでしょう。メッシに頼りまくっていた状態から、メッシ不在でもそれぞれが責任を果たして勝てるようになったことは、禍転じて福と為す、とでも言いましょうか。あとはここにエースの帰還が上手くはまれば。

では最後に、バルセロニスタを安心させるチームの出来に満足感を隠せなかったルイス・エンリケの言葉を記しておきましょう。「私たちはとても完璧な(欠点のない)試合をしたね。試合開始から終了まで、私たちは緊張感を保ち、プレーを常にコントロールし、苦しむことはほとんどなかった。上手く攻撃し、統率が取れ、プレッシャーも非常に上手くかけられていたよ」 その調子でバモス!

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